ワーホリで海外出稼ぎの時代が来た!
日本で急激な円安が進んでいるのは海外でも非常に話題になっており、日本への入国規制がなくなり海外からの観光客が非常に増えています。
海外の方は円安の影響によりお得に旅行やショッピングが出来るので良いですが、私たち日本に住む日本人はどうでしょうか?
円安の影響で「海外旅行や留学が行きにくくなった」話もよくSNSで見かけます。
円安の影響は私たちが海外に行くと、ほかの国の通貨に対する円の価値が低下したことで、円に換算するとさらに高くなる、というわけです。
「行きたいけど今行ったら損する」と思い、円安の進行が緩むのを待っている方もいらっしゃると思います。
ですが、そんな今だからこそ海外で稼げるチャンスなのです!!
今回この記事では、
- 本当に今ワーホリへ行ってもいいのか?
- 行っても本当に稼げるのか?なぜ稼げるの?
- 出稼ぎに必要なビザはあるの?
- どのくらい稼げるのか?(私が実際どのくらい稼いだのか)
- 働くためには英語力はどうなの?
をリアルにお伝えしようと思います。
目次
円安の今、ワーホリへ行くタイミングはいつ?
今ワーホリへ行くのは円安のタイミング的にどうなのか?
答えは迷わず、今すぐにでも行きましょう!です。笑
最近テレビでも円安のなか海外で稼いでいる日本人がいっぱい取り上げられているほど、海外出稼ぎが注目を集めています。
今私は残念ながら日本へ帰国していますが、現地にいた時、正直かなり稼ぐ事ができました。円安時代だからこそ、日本で働くよりも海外で働く方が高収入を得られるのです。
海外出稼ぎは事実なのです。
本当に稼げるの?なぜ?
ではなぜ稼げるのか?
私の渡航先はオーストラリアでしたのでオーストラリアとの比較になりますが、まず過去5年間のそれぞれの最低賃金の比較をご覧下さい。
日本 *全国加重平均 |
オーストラリア(当時のレート) | |
2018年 | 874円 | $18.93(1562円) |
2019年 | 901円 | $19.49(1477円) |
2020年 | 902円 | $19.84(1461円) |
2021年 | 930円 | $20.33(1676円) |
2022年 | 961円 | $21.38(1966円) |
日本は5年前と比べ87円UP。
オーストラリアは404円UP。
すごい差ですね。
一見すると日本も5年前と比べて賃金が上がっているのは事実ですが、オーストラリアと比較するとどうでしょうか。5年間でたったの+87円です。
なぜ私が今すぐ行きましょう!と言えるのか?その理由をより分かりやすく見ていきましょう。
日本の2022年の最低賃金は961円(加重平均)
オーストラリアの2022年の最低賃金は$21.38(現在のレートで 1966円)*2022年12月8日時点
皆様もうこの時点で分かりますよね?オーストラリアと日本では1時間で賃金が2倍も変わってくるのです。もちろん円安の影響もありますが、そもそも最低賃金がこんなにも違うのです。
だから日本で働くよりも稼げるのです!!
それでは1ヶ月の給与を単純計算してみましょう。
961円×8時間×22日=169,136円
オーストラリアで1日8時間、22日働いた場合
$21.38×8時間×22日=$3762.88(346,185円)
346,185円–169,136円=177,049円
1ヶ月でこの差額です。
いかかでしょうか?
日本での2ヶ月分の給料が、オーストラリアではなんと1ヶ月分なのです。留学先で人気なカナダでも日本より1.8倍稼げるそうです。

もうみなさん、海外で稼げることは納得できましたでしょうか?
日本で一生懸命働いている方には申し訳ないですが、オーストラリアやカナダでは簡単に稼げちゃうんです。今まで日本で一生懸命働いていた時間は何だったんだろうと思えてしまいます。
もちろん決して無駄ではないですが、こんなに簡単に稼げるなら、旅行気分で海外で稼ぐのも一つの手段です。
出稼ぎのために必要なビザはどれ?
さて、では次に気になるのが『出稼ぎで海外へ行くならどのビザが必要なの?』って疑問に思いますよね。ビザに関しては基本的に皆さま、学生ビザ、もしくはワーキングホリデーをご検討の方が占めると思います。
初めにお伝えしますが、どの国でも必ずしも就労できるわけではありません。
国やビザの種類によって就労不可な所もあったりするので、行ってみたい・気になる国がある方は、その国が就労可能なのかをまず調べてみてください。
例えば私が行ったオーストラリアでは、就労は学生ビザ、ワーキングホリデーともに法律で認められています。
ただしそれぞれ注意点があります。
学生ビザ | ワーキングホリデー | |
労働時間 | 2週間で40時間まで ※学校通学中に学校が認める 休暇期間があった場合は 制限なしで就労可能 |
制限なし |
労働期間 | 制限なし | 同一雇用者の元で6ヶ月間就労可能 ※コロナの影響で、 今現在この縛りは停止中 |
あとは学生とワーキングホリデーでは税率が変わったりと違いはありますが、今回は省略します。
今回は海外で稼ぐことを目的とした記事になるので、就労時間に制限がある学生ビザよりも、制限のないワーキングホリデーの方が稼げる、という事になります。
学生ビザでもそもそもの賃金が高いので同じ時間を日本で働いたとしても、日本より稼げるのは確かです。
ですがせっかくなら時間制限がなく、現地で多国籍の人たちと働きながら語学力も習得し、ガッツリ稼げる方がいいですよね?
なので、ワーキングホリデーの利用をオススメします。もちろん私もワーキングホリデーで滞在していました。
どのくらい稼げるの?
ではここからは、そんな私がオーストラリアでどんな仕事をして、どれくらいの期間働いて、どれくらい稼いだのかをお話します。
こちらの表が、私がワーキングホリデーで滞在中に働いてきた職種とおおよその給料です。細かい正確な時給や給料ではありませんが大体こんな感じです。
1ヶ月の給料は1ヶ月4週間で計算したので、5週間ある月は実際もっと稼いでいます。
職種 | 就労期間 | 当時の時給 | 1週間の給料 | 1ヶ月の給料 ※4週間で計算 |
①ウェイトレス | 3ヶ月 | 約$21 | 約$400 | $1600 |
②ファーム | 1シーズン (約4ヶ月) |
歩合制 | 約$500〜 $700 ※天候で変動 |
$2400 |
③ウェイトレス | 6ヶ月 | 約$22 | $600〜$800 | $2800 |
④ファーム | 1シーズン (約4ヶ月) |
歩合制 | $1300〜 $1800 |
$6200 |
⑤ファーム | 2ヶ月 | 歩合制 | $300 | $1200 |
⑥アパレル | 1ヶ月
(クリスマス限定) |
$25 | $450 | $1800 |
⑦ファーム | 3.5ヶ月 | $25 | $800〜 $1000 |
$3600 |
⑧トラック配送 | 1年 | $27 | $1200〜 $1300 |
$5000 |
表をご覧の通り、決して全ての仕事が確実に稼げる訳ではありません。
私が実際稼げたなぁと実感できたのは④、⑦、⑧です。
それ以外で稼げなかった原因は以下の通りです。
レストランは希望通り入れない
他のスタッフのシフトとの兼ね合いなので、稼ぎたくてもなかなか希望通り入れない
ファームは安定しにくい仕事
- 時給制と歩合制があり、歩合制だと稼げるかどうかは自分の頑張り次第
- 慣れるまで時間が掛かる
- 基本的にファームは農業がメインとなるので天候にかなり左右されます。
悪天候だと休みになったりします。
②と④のファームは同じファームで働いていたのですが、摘み終わったストロベリーをパックに詰めていく”パッキング”という作業をしていました。
先ほども言いましたが、ファームは天気で左右されます。
前日やその日の天候で収穫が少なかったり、仕事が休みになってしまったり、逆に収穫が多すぎて2週間休み無し、なんてこともありました。笑
ですが、よっぽど悪天候が毎日続かない限り、そして本人のやる気が全くないとかじゃなければ、基本的には稼げます!
1年目は初めてのファームという事もあり、私は慣れるまで時間が掛かりました。
一番早い人をTop Packer(トップパッカー)と呼んでいるのですが、その人には腕が4本あるの?と思うほどの速さで、1週間で最低でも$1500は毎週稼いでいました。本当に化け物でした。笑
1年目の給料は週ごとで波はありましたが、2年目はもうコツも掴んで慣れていましたし、コロナ禍で人員不足ということもあり、かなり稼げました。
今のレートで計算すると1ヶ月$6200=57万円です!
ファーム以外で稼げた仕事は、私が日本へ帰る前に最後に働いていた所です。
当時メルボルンで住んでいたのですが、メルボルンにある飲食店へ食材などをトラックで配達する仕事でした。
私が働いてきた中で一番時給が高く、さらに残業手当もしっかり付きましたし、万が一その日の勤務時間が10時間を超えた場合は、その日のランチ手当てとして$16ほど貰えたり、かなり高待遇でした。
ここで働いた期間は1年となっていますが、本来ワーキングホリデーは同じ会社で働けるのは6ヶ月と説明しました。ですが世界中がコロナ禍になり、多国籍であるオーストラリアでは母国へ帰ってしまった人たちが大勢いて、オーストラリア内では労働者不足となりました。
そこで政府が一時的にその制限を解除し、6ヶ月という縛りがなくなったので1年間同じ会社で働くことが出来たのです。
土日祝は休みでしたが、平日の5日間だけの勤務でも1週間$1300程は稼いでいました。ここの会社は本当に当たりでした。
仕事をGETするのに英語力は必要なの?
先にお答えします。英語力はあるに越したことはないです。
仕事するしないにしろ、英語力はコミュニケーションを取るのに必ず必要です。
飲食店やサービス業に関しては、お客様との会話は英語ですし、あまりにも意思疎通が出来ていないと、クビなんて事もあります。
ファームの仕事は英語が出来なくてもOKという求人を多々見かけました。
たしかにファームは面接を行なっている所はあまり無いですし、そこに日本人が働いているならばその人に聞くことは出来るので、英語が出来なくてもやってはいけます。
ただ、あとで私が思う稼ぐためのポイントでもお伝えしますが、稼ぐためには現地の企業のもとで働くことがベストです。
そうなるとそこで働くスタッフたちも現地の人だったり、ネイティブスピーカーとのコミュニケーションは必須になります。
英語が分からず、分かったふりをしてミスをしてしまった、というケースもよく聞きます。
私はオーストラリアに着いてまず語学学校へ半年間通いました。スピーキング力は正直私は低かったですが、リスニング力はそこそこ学校で培ったと思います。
そのおかげで仕事がなかなか見つからなかったりだとか、仕事ゲット出来たのに英語が出来ずクビになってしまった、というような大きな壁はぶち当たる事なく過ごせました。
なので、海外へ行ってすぐに稼いでやる!というのも悪くはないと思いますが、現地へ着いてまず語学学校へ1、2ヶ月だけでも耳を慣らすために通う方がよいです。
ただそれよりも、印象的に残っているのが、フィリピン留学をしている人が多かったことです。
その人たちに出会うまではあまりフィリピン留学を知らなかったのですが、フィリピン留学では先生とマンツーマンでみっちりレッスンを受けれる、しかも費用が安いのが人気の理由なんですよね。
私もフィリピン留学の中身を知っていれば、高いオーストラリアの語学学校に半年も通わずに、コスパの良いフィリピンに3ヵ月通っていたと思います。
皆さま事情や目的はそれぞれあると思います。
とにかく費用を抑えてみっちり英語のレッスンを受けたいから、とりあえずフィリピン留学へ行く!
いや、早く現地に馴染みたいから多少高くても現地で学びたい!
どちらも素晴らしいと思います。正解・不正解なんてありません。
ただ私が伝えたいのは、働く前にある程度学校で英語に触れて慣れた方が、より稼ぐことに繋がるということです。
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>>3分わかる!フィリピン留学・セブ島留学【イラスト18枚で解説】
私が思うオーストラリアワーホリで稼ぐためのポイント
それでは最後に私が思う稼ぐためのポイントをまとめます!
働く前にまず英語に慣れよう!
働く上で上司や仲間とのコミュニケーションは大事です。高待遇な会社は英語力も採用条件の一つになっています。英語力に自信がなければ、フィリピン留学がおすすめです。
稼ぐならファームがオススメ!
慣れると時給制よりも歩合制の方が断然に稼げます。
ファーム=悪徳という話もいっぱい出回っていますが、政府の取り調べも厳しくなり悪徳ファームは減っています。
飲食店は最終手段!
全てではないですが、個人でやっているアジア人経営のレストランは最低賃金よりも低かったりするので、あまりオススメしません。
飲食店で働きたいのであれば、大手チェーンやオージー経営のカフェなど、ちゃんと調べた上で選びましょう。
オーストラリアの企業に就労しよう!
現地の企業はお金の面ではしっかりしています。先ほどもお伝えしましたが、現地企業の方が安心です。土日は給料が上がったり、祝日はダブルペイと言って平日の時給の2倍になったりと高待遇です。
以上が私の経験を通して思ったポイントです。
あくまでも私個人の意見ですので、ご参考程度にして頂ければと思います。
オーストラリアワーホリならスマ留
最後に、フィリピン留学もオーストラリアワーホリもどっちも検討している、もしくはどっちかに迷っている方は留学エージェント「スマ留」に相談してみてください。
日本で最もコスパよく留学&ワーホリができるエージェントの一つです。