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フィリピンセブ島の歯科事情。虫歯の治療や歯列矯正の費用と安全性をご紹介

更新日2024.01.16

フィリピンセブ島の歯科事情。虫歯の治療や歯列矯正の費用と安全性をご紹介

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DAREDEMO HEROは、セブ島で貧困層への 教育支援を行っているボランティア団体です。毎回こちらで、私たちの活動を少しずつ紹介させていただいています。

今回は、DAREDEMO HEROの活動から脱線し、スタッフJUNKOのつぶやきをお届けしたいと思います。

フィリピンの病院

突然ですが、皆さん!『フィリピンの病院』って、どんなイメージがありますか?
写真は、当団体スタッフRHONAが盲腸で入院した病室の風景です。ちなみに、これでも立派な私立病院なのです。

フィリピンでは救急の場合は、公立の病院に行くと、順番待ちの間に命の危機にさらされる場合もあります。そのため、ある程度、お金に余裕がある場合は、私立の病院に行きます。

最近では最新の医療器具を備えた大型病院の建築ラッシュで、「Chong Hua Hospital」「Cebu Doctors」など、日本と引けを取らない最先端医療を受けることができます。

医療一つをとっても、まさに「貧富の差」が激しいのです。

お金がなければ、病院に行くことができない。お金があれば、最先端医療が受けられる。それがフィリピンです。

フィリピンの歯科情報

様々ある医療機関の中で、今回皆様にお伝えしたいのが、フィリピンの『歯科情報』です。

海外に出かける際に、みなさんが加入する「海外旅行保険」。そこで必ず確認しなければいけないのが、 「歯科治療」が保険の対象になっているかです。

最近では、 「緊急歯科治療費用補償特約」のついた保険も多く、緊急時のみ保険が適用できる場合もあります。しかし、歯のクリーニングや継続的な治療は通常、保険の対象になりません。

私自身、以前カナダやイギリスに留学した際、歯科治療だけは日本で完璧に終わらせてから出発しました。

しかし、長期の留学、まして食べ物のほとんどが甘いここフィリピンで、絶対虫歯にならない保証などありません。実際に、長期留学中に虫歯になって、やむなく治療のために一時帰国した学生がいます。

では、ここセブではどうすればいいのか。

セブの歯科医院

セブの歯科医院は、まさに「ピンからキリ」まであります。貧困地区で家を少し改造しただけのローカル歯科医院では、麻酔も十分に効かないまま「無理やり永久歯を抜歯された」など、恐ろしい話も聞きます。

一方、巨大ショッピングモールの中などにある歯科医院は、日本に引けを取らない最先端医療を備えています。また、最近では、日本人歯科医師が常駐する歯科医院もできています。

治療費:歯のクリーニング

やはりなんと言っても気になるのが「治療費」ですね。日本で通常3割負担の保険を使って、「クリーニング」をした場合、支払いは約3,000円程度です。セブの最先端歯科医院の場合、 保険なしの全額負担であっても500ペソ~1,000ペソ(約2,000円)程度です。

治療費:虫歯の医療

「虫歯の治療」の場合は、どうでしょうか。値段はそれほど変わりませんが、違いがあります。

日本の場合(歯医者にもよりますが)ひとつの虫歯の治療を完了するまでに最低でも数回通院する必要があります。1回の受診で1,000円~2,000円程度の支払いが生じます。一方、 フィリピンの歯科治療は、なるべく一回で終わるように治療してくれます。

そのかわり、一回の治療に1時間以上かかることもあります。

治療費:美容歯科治療

さらに注目すべきは、保険対象外の美容歯科治療の費用です。

日本とフィリピンの価格一覧表をご覧ください。

このように、 日本と比較した場合、美容歯科治療がとても安いことが分かります。


さらに近年の経済発展で増加した「中流階級のフィリピン人」が、こぞって歯にお金をかけるようになりました。そのため症例も多く、技術も安定してきています。

注目の歯列矯正

中でも注目すべきなのが、歯列矯正です。

実は、今まさに、私はセブで歯列矯正を行っています。子供のころ、4年以上矯正をしていたにもかかわらず、きれいに並ぶことのなかった上下の歯。笑うと目立つ出っ歯が長年のコンプレックスでした。

しかし、さすがに日本で100万円以上出して歯列矯正に踏み切る勇気はありませんでした。しかも、忘れることのできない幼少期のあの不快感と痛みを、また何年も我慢する自信がありませんでした。しかし、ここセブに住んでいる私に耳寄りな情報が入ってきたのです。

なんと、ここフィリピンでは、歯列矯正が『たった15万円程度でできる』というのです!

しかも、日本より『短期間で完了』するとのこと!(実際やってみてそのからくりを知ることになるのですが・・・)

日本で矯正をしていると、少し恥ずかしい面もあったりするのですが、ここフィリピンでは「ファッションの一部」のような存在です。フィリピン人にとってはまだまだ高価なため、「お金持ちの象徴」として認識されており、治療が終わっているにも関わらず、矯正器具をつけたままにしているフィリピン人がいるくらいです。

実際、私が矯正を始めると、子供たちはみんな「かっこいい!!」と予想外の反応を示しました。

しかし、当の本人は、それどころではありません。日本の場合は、装置を付けた後、2,3週間に1回程度受診し、微調整を行っていくのが普通です。
しかしここフィリピンでは、勝手が違います。値段以上に私を驚かせたのが、装置を付けた後の先生の言葉です。

「それでは、次は10週間後に来てください。」

「10週間後ですか!?」

そうです!!フィリピンの場合は、装置をつけてしばらくほったらかしなのです。

日本の場合、あまり痛みを感じないように、じわりじわりと絞めていきますが、こちらでは、初めからかなりきつめに絞めるのです。そのため、初めの数週間のかなりの激痛を伴い、断食を余儀なくされます。

何を食べても、すぐに歯を磨かなければいけないため、間食をする気力がなくなります。外食も面倒になります。痛みも強いため、硬いものも食べられません。本当にこのまま矯正を続けることができるのか不安になりますが、周囲の矯正先輩はみんな「すぐ慣れるよ」と心強い励ましの言葉をかけてくれます。

収入のない私にとっては、15万円は大金です。覚悟のうえで臨んだ歯列矯正は、どんなに辛くてもやり抜きたいと思っています。

ちなみに、セブの歯医者さんの多くは、院内にレントゲン設備がありません。そのため、 歯列矯正やインプラントなど、特別な治療を行う際には、レントゲン専門クリニックに行き、必要な検査を受ける必要があります。

今回、私は「Dentex Dental Express Diagnostics Inc」というクリニックの「歯列矯正パック」で、レントゲン2種類、歯形、写真撮影を行いました。日本の場合は30,000円程度かかりますが、ここセブでは2,500ペソ(約6,000円)です。


何かとお手軽なフィリピンの歯科事情、ご理解いただけましたでしょうか?

美容歯科治療や歯列矯正は、ちょっとハードルが高いですが、クリーニングや簡単なホワイトニングでしたら、留学生の皆さんも気軽にお試しいただけるのではないかと思います。

ご支援方法の詳細は、こちらをご覧ください。
http://daredemohero.com/support/

今後も私たちの活動を少しずつご紹介させていただきます。引き続きよろしくお願いいたします。
DAREDEMO HEROスタッフ JUNKO

フィリピン留学ついて

大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。

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