2021年 1月26日 火曜日
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まさかの時の対処法!はじめての強制送還ガイド 入国拒否されたらどうなる?

この記事ではフィリピンで強制送還を食らった私が、実際に入国拒否されたらどうなるかをご紹介します。

フィリピン渡航の目的は人それぞれ。
「俺のセブ島留学」では主に英語留学に焦点を当てていますが、旅行で訪れる人もいれば仕事で訪れる人など様々です。

ただ一つ言えることは、年々フィリピンを訪れる日本人が増えているということ。そしてセブ島の人気も高まっています。最近の旅行代理店のウェブサイトによる「人気海外渡航先ランキング」でも、セブ島はパリやニューヨークを抑えて第7位にランクインしています。

フィリピン渡航条件

さて、そんな人気渡航先であるフィリピン・セブ島ですが、渡航には以下の条件を満たしている必要があります。

フィリピン渡航前の注意事項(渡航の前提条件・日本国籍者の場合)
商用または観光目的でのフィリピン入国の場合、ビザ不要で最大30日間滞在可能。
(1)有効な往復航空券、または第三国へ出国する航空券を保持。
(2)パスポートの有効期限が滞在日数+6ヶ月以上あること。

(参照元:フィリピン共和国大使館 Tokyo, Japan

日本国籍者はビザなしで30日間フィリピンに留まることができますが(留学の場合は「SSP:特別就学許可」が別途必要)、帰りの航空券とパスポート有効期間が6ヶ月以上残っていることが必要です。

旅行の場合はそんなに長期間滞在することはないと思いますが、留学の場合は数ヶ月間滞在される方もいらっしゃると思いますので、パスポートの有効期限など事前に確認しておきましょう。

入国審査

さて、実際に日本を出発してフィリピンに到着すると待っているのが入国審査。まずは飛行機の中で配られる入国カード (Arrival Card) と税関申告書をあらかじめ記入しておきましょう。

まさか!の時の対処法:はじめての強制送還ガイド1

ちなみに入国カードの見本はこちら。

各項目が英語で表記されていますが、大して難しくありません。ガイドブックなどにもカードの記入例などが掲載されているので、参考にしながら書きましょう。

ここで重要なのが右下の「 PURPSE OF TRAVEL 」の欄。つまり渡航目的です。

選択式になっていますが、旅行もしくは留学の場合は「 PLEASURE / VACATION 」の欄にチェックを入れるのがいいでしょう。

観光目的での入国では、何かしら質問を受けたり帰りの航空券のチェックを求められることもなく、ほとんどの場合すんなり入国できるようです。

ところが、ここで他の項目を選ぶと事態は一転。根掘り葉掘りの質問攻めにあった挙句、帰りの航空券のチェックをされることが多くなります。
ここでヘマをするとどうなるか?

そう、入国拒否です。

入国できないとどうなるか

具体的にはどういった場合に入国を拒否されるのでしょうか。

最も多いケースとしては、帰りの航空券を持っていない場合。あとはビザ手続きの不手際などが挙げられます。

さて、以下は私の知人のM氏の体験談をもとに、入国拒否から帰国に至るまでの流れをまとめたものです。これさえ知っていれば、万が一なんらかの手違いで自分が入国を拒否されてしまった時も、パニックに陥ることもなくなるので安心(?)ですね。

1. 別室で取り調べ

ことの発端は、M氏が日本へ一時帰国していたことに始まります。M氏は当時、某語学学校に勤務していたためフィリピンの就労ビザがあり、本来帰国便のチケットを持たずに入国が可能でした。

当然、彼は入国カードの『 WORK / EMPLOYMENT 』の欄にチェックを入れ、意気揚々とチェックインカウンターへ向かいます。

ところが、なんと手違いでM氏のビザは有効期限が切れていたことが判明。そこで入国審査官は帰りのチケットをチェック。所持していなかったM氏は別室へ連行されたのです。

『連行』と書くとちょっと大げさかもしれませんが、入国審査のカウンターからすぐ近くの別室に連れて行かれ、入国管理局のスタッフから状況の確認をされます。

まさか!の時の対処法:はじめての強制送還ガイド

こちらがそのオフィス。狭い空間にスタッフが数名います。

M氏は状況を説明し、入国管理官はイミグレーションなどに照会をした結果、やはりビザの有効期限が切れていることが判明。『入国不可』の結論が出されました。

こんな時でも大事なのは落ち着くこと。自分のミスを認めて入国管理官の指示に従いましょう。決して取り乱して歯向かったりしないように(しないと思いますが)。

2. 帰国の航空券を手配

さて、入国不可となったM氏はフィリピンに留まることはできません。彼はその時点で、一番早く帰れる便で帰国するよう指示されます。

航空券の手配は、当然ですが自分で購入しなければいけません。スマホなどがあれば、航空券の予約アプリなどでその場ですぐ購入することができます。空港の無料WIFIが利用できるので、アプリの操作は問題ありません。

生憎、この時のM氏は丁度クレジットカードの更新時期で、オンラインでの航空券購入ができない状態。そうなると、残された手段は空港内の航空会社予約カウンターでチケットを直接購入することです。

しかし、当の本人は空港の到着ロビーから出ることが許されないため、直接購入することができません。空港職員に現金を渡して代わりに購入してもらうことになりました。

基本的に帰国の便は、自分が日本からセブへ来る際に搭乗した航空会社を利用することになります。ただし、空席がない場合は別の航空会社を利用します。

この時のM氏はバニラエアを利用していたのですが、残念ながら翌朝の便はすでに満席。そのためセブ・パシフィック航空へ問い合わせますが、同航空会社は『強制送還の受け入れはしていない』との回答。

結局、フィリピン航空のセブ〜成田便に搭乗することになりました。

ちなみに日本への直行便の正規料金はそこそこ値段が高いので、第三国(この時は香港が安かった)へ一旦出国して戻ってくるという回避策を打診してみたところ、あっけなく却下されたそうです。

まさか!の時の対処法:はじめての強制送還ガイド

こちらは当時のM氏と空港職員の様子。彼を心配した空港職員たちは、勤務時間が終わるまでずっと彼の傍でおしゃべりに付き合ってくれたという(仕事しなくていいのだろうか?)。

3. 出国まで空港内で待機

入国を拒否されたM氏は、帰国の途に着くまで空港から一歩も出ることができません。ここからは、翌朝の出発まで空港の中で過ごさなければいけません。

余談ですが、日本の出国スタンプを押された時点で旅行者は日本国外にいる扱いです。ところが、今回はフィリピンに入国していないので、この時点では『どこの国にもいない』状態と言えるかもしれません。

ちなみに航空機の中は、その航空会社が所属する国の法律が適用されます。バニラエアを利用すれば日本の法律下、フィリピン航空やセブ・パシフィック航空を利用すると、フィリピンの法律下に置かれることとなりますので覚えておきましょう。

さて、空港での待機ですが、空港職員からは『仮眠室がある』との情報がもたらされました。ところが、『今日は同じ状況の人が7人部屋で待機していてキツイけど良いか?』とのこと。

耐え難きを耐えられず、忍び難きを忍べないM氏は、その長身を折り曲げて男臭の充満する窮屈な部屋に留まることを潔しとせず、廊下の片隅に置かれたチェアに腰掛けて夜を明かす決意をしたそうです。

空港内にいる間は、警備員が常に傍にいて監視されます。廊下で待機中も常に隣にいます。トイレに行く時もひとこと声をかけなければいけません。

まさか!の時の対処法:はじめての強制送還ガイド
(M氏の付き添いのため廊下で一晩過ごすことになった哀れな警備員)

さて、ここで一晩過ごすとなると生じるのが『空腹問題』。

なにせ LCCを利用してきたため機内食もなく、日本を出国してから何も口にしていない状態。でも外に出ることはできません。すると、警備員から『ジョリビー行く?』との言葉が。

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Jollibee(ファストフード)

ジョリビー!フィリピンの国民食とも言えるファストフードチェーン。そのジョリビーが利用できる。そうです、マクタン・セブ国際空港の国際線到着ロビー内にはジョリビーがあるのです。もちろん、空港から一歩も外に出る必要がないので利用可能です。一安心ですね。

▶︎【ジョリビー(Jollibee)】フィリピンNo1ファストフード完全攻略!全メニュー紹介

当然、店舗までは警備員がずっと付き添って、国際線から国内線の到着ロビーへと移動を手伝ってくれます。

まさか!の時の対処法:はじめての強制送還ガイド

途方にくれるM氏は、食事にありつけたことで翌朝までの長い待機時間を耐え忍ぶ希望を得たと言います。後にこの時のことを振り返って『普段甘いジョリビーのソースがこの時ばかりはしょっぱく感じた』と述べています。

4. 航空会社スタッフに連れられチェックイン

いよいよ、帰国の時が来ました。明け方、昨日利用した航空会社(バニラエア)のスタッフが何やら書類をたくさん抱えて現れます。彼女はM氏を連れて帰国便のチェックインカウンターへ。

チェックインを済ませた後、今度は帰国便の航空会社(フィリピン航空)スタッフに連れられ、出国審査に向かいます。しかし、出国も何もそもそも入国していないので近くの別室の前で待機。

なにやら航空会社スタッフとイミグレーションスタッフの間で、書類チェックなどのやりとりを実施し待たされます。

一通りチェックが終わると再び航空会社スタッフに連れられ出国ゲートへ。

ここからは他の乗客と全く別の扱い。他の乗客より先に搭乗させられ、機内で出発を待ちます。無事出発すると、他の乗客と同じサービスを受けられます。航空券を購入しているので当然とも言えますが・・・。

そして着陸態勢に入ると、今度は突然荷物を持って前方の席へ移動するように指示されます。手荷物を持って後ろの席から最前列へ移動するM氏。着陸態勢でシートベルト着用が義務付けられているのに一人前方へ移動。周囲の視線が気になります。

最後に着陸をすませると、他の乗客より先に降機。 乗務員から『次は気をつけてくださいね』との言葉をかけられその場を後にしたのです。

その後は、何事もなかったかのように帰国を済ませ、再び日本国内へ。数日後、チケット(往復)を買い直し再びセブへ渡り無事に入国できたそうです。

まとめ

さて、フィリピンで入国拒否された場合の、帰国までの流れをおさらいしてみましょう。

1 別室で入国管理局の取り調べ
2 帰国の航空券を手配
3 出国まで空港内で待機
4 航空会社スタッフのアシストのもとチェックインおよび出国

この手順を知っているだけでも、いざという時の対処への心構えが変わってきます。ぜひ覚えておくと良いかもしれません。
まあ、大前提として『そもそも入国拒否されないように準備する』ということが大事ですけどね。

関連記事はこちらからどうぞ。
▶︎【機内・入国審査】で役立つ英会話表現一覧

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