2021年 1月28日 木曜日
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まるわかり!知っておきたい欧米英語留学とフィリピン英語留学の違い

皆様、初めまして!私は国際教育事業コンサルタントの星野達彦と申します。

自らもアメリカ留学を経験し、30年にわたって留学業界にいる私は、欧米を中心に今まで世界の600以上の学校を視察してきました。また25年間は留学エージェントのカウンセラーとして、それらの多くの学校に日本人留学生を送って、彼ら彼女らのフィードバックを受けてきました。

皆さんにこれからご紹介していく記事は「欧米留学の視点を踏まえた上でのフィリピン留学の立ち位置」、「世界的な留学の流れや文化」、「欧米留学時のおすすめ語学学校」、「フィリピン留学以外のアジア留学の現状」など、他の寄稿者様とは少し異なり、英語留学という大きな枠組からの情報をご提供させて頂きます。

さて、初回となる今回は欧米とフィリンピン両方の学校を知り尽くした私の視点で「欧米留学とフィリピン留学、両者の違い」について、わかりやすく解説したいと思います。

欧米と全く違う、独自進化のフィリピン英語留学

QQEnglish シーフロント校
QQEnglish シーフロント校

欧米諸国の間でも、国によっていろんな違いがあります。例えばアメリカとイギリスの英語留学や英語学校には、はっきりとした違いがあります。

しかし、基本的な部分の多くは同じ基準や様式を持っています。

グループレッスン中心のカリキュラム、教授法、学生サービスなど、いわゆる「業界内のグローバルスタンダード」というものが存在し、どの学校も基本的にはそのスタンダードに準拠した学校形態を持ち運営を行っています。

 
ところがフィリピンの英語学校は、この「業界内グローバルスタンダード」に全く準拠しない形で派生し進化しています。
ではなぜそうなったか?
 
これはもともと、フィリピンで英語学校ビジネスを始めた韓国人の開拓者たちが、欧米のスタンダードを無視して、自分たちのニーズ(韓国英語学習者マーケットの)に合う学校を作ったことが淵源になっているからです。
 
ここで注目したいのは、この韓国人開拓者たちは教育者ではなく、アントロプルネアー(起業家)精神旺盛なビジネスパーソンたちであったということでしょう。いわば英語教育に全くの素人の彼らが、韓国英語学習者マーケットに売れる学校を試行錯誤しながらフィリピンに作ったものといえるでしょう。
  
欧米の学校の多くは大学等の教育機関や元教育者たちが創設したり、運営したりしていますが、フィリピンの学校の殆どは現在でも教育ビジネスを行う、ビジネスパーソンが経営し独自の進化をしています。
 
私はそれが悪いことだとは全く思っていません。
 

特に、大学のようなアカデミックなものではない英語学校の経営には、顧客ニーズに合う商品開発、マーケティング、学生向けサービス、組織の効率的運営などのビジネスセンスが必要です。

 
ある意味、現在起こっているフィリピン留学ブームは、この全く欧米とは別物のフィリピンの英語留学がマーケットに受け入れられているということです。
 
実際、私から見ても、ある一定層の英語留学先には、欧米の学校よりもフィリピンの学校の方が適していると言えます。
  

資格を持たない教師たち、それでも英語がうまくなるのはなぜ?

TESOL、TEFL、CELTA、DELTAなど欧米発祥の英語教授法の資格は何種類かあります。

欧米の英語学校の教師は必ずこれらの資格を保持しています。そもそも資格がないと教師として採用されません。

ではフィリピンの英語学校の場合はどうでしょうか?

いまだからこそ、少しずつこれらの資格を持つ教師が増えてきていますが、絶対数から言うとまだまだ資格を持たない教師が多いのが現状です。

それでも学生の英語力は伸びます。そして学生達の教師に対しての評価も高く、フィリピン留学自体の満足度も一般的には高いと言ってよいでしょう。

なぜこのようなことになるのでしょうか?その答えのキーになるのは、フィリピンならではのマンツーマン中心の授業形態にあると言えます。欧米のように平均10人前後のグループを教えるには、高度のスキルが必要ですが、マンツーマンの場合それほど必要ではありません。

先述したCELTAなどの資格はグループで英語を教えることを念頭に作られているものです。またフィリピン留学する英語学習者は比較的に英語力が低いということ、そして多くの学生が文法の基礎力はあるが、スピーキングなどの運用力がない韓国や日本の学生であるということも、フィリピンの資格がない教師でも学生の英語力を上げられる理由になっています。

 
ある意味、韓国や日本の学生には欧米型英語学習ではなく英会話トレーニングが必要なのです。フィリピンの英語学校はこの英会話トレーニングに重点を置くジムといってもよいでしょう。
 
実際、フィリピンには就寝時間以外強制的に英語トレーニング(フィリピンではスパルタコースという)を強いるライザップ型英語学校も多く存在します。
 
私はフィリピンの英語学校の先生たちは教師ではなくトレーナーというべきだとすら思っています。私は英語学習アドバイザーの資格を持っていますが、英語を習得したい人には欧米型の学習が合う人とフィリピン型の英会話トレーニングが必要な人がいると思っています。
 
日本の英会話学校に通うような普通の人が「英語を話せるようになりたい」ということであれば、間違いなく欧米型ではなくフィリピン型のトレーニングをフレンドリーで話しやすい、フィリピン人インストラクターからマンツーマンで受けたほうがいいと言えるでしょう。

学校、滞在、食事がパッケージでワンストップ提供はフィリピンならでは

QQEnglish(QQイングリッシュ)SEA FRONT校(シーフロント校)の昼食
昼食

欧米の英語学校は基本的に滞在施設を学校敷地内に持ったり、学校が1日3回の食事を提供したりすることはありません。(大学等の機関に付属する英語研修機関などは例外)

フィリピンの多くの学校は学校での教育だけでなく食住に関してもパッケージでサービス提供をしています。

学校敷地内に滞在施設や食堂を併設しているのです。洗濯などのランドリーサービスや小さな売店まであります。プール、ジム、ゴルフのドライビングレンジを持つ学校もありますし、看護師を配置したり、マッサージサービスを提供したりする学校もあります。

 
欧米でこの様な施設やサービスをワンストップで提供する英語学校はほとんど存在しません。
 
先日、訪問したセブにある英語学校の方が「私たちは入学してくれた学生さんが、英語学習に専念できる環境を提供しています。」といっていましたが、通学、食事、洗濯、健康管理などの「英語学習以外の心配や手間」を徹底的に排除したのが、フィリピン英語学校の欧米にはない特徴の一つといえるでしょう。
 
この様に欧米にない特徴を持つフィリピン英語留学。留学を検討する時点で、是非、両者の違いを把握して、自分に合う留学を選択するようにしてください。
 
国際教育事業コンサルタント
星野達彦

星野 達彦
星野 達彦
国際教育事業コンサルタント

1960年東京生まれ。1986年から留学事業のキャリアを積み、25年以上の経験の中で数多くの留学カウンセリングや大学・政府関連機関主催の留学イベントなどので講演をこなす。

海外での多くの国際会議に参加するとともに世界の600校以上の学校を視察している。

著書に「こうすれなれる留学カウンセラー」、「英語はアジアで学べばうまくいく」がある。

2013年 厚生労働省委託事業「勤労青少年の国際交流を活用したキャリア形成支援事業」委員長 一般社団法人JAOS留学協議会事務局長 日本認定留学カウンセラー協会(JACSAC)代表幹事 国際教育事業コンサルタント ライジング・スター代表

ブログ:留学カウンセラー・国際教育事業者向け情報ブログ http://ryugakuth.blog.fc2.com/

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