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要チェック!フィリピンセブ島旅行・留学【入出国対策】5つの注意点

更新日2023.12.07

要チェック!フィリピンセブ島旅行・留学【入出国対策】5つの注意点

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今回は フィリピン(セブ島)への留学、旅行における入国・出国で気をつけてもらいたい注意点を5つご紹介します。

個人手配旅行が増えた今「ルールを知らなくて出国できなかった」「免税で購入したが、フィリピン入国時にお金を支払わなければならかった」というケースを聞く機会が増えました。
代理店を通さずにフィリピン旅行の手配をしている人は、特に注意してお読みください。

セブ島(フィリピン)旅行時の5つの注意点

海外旅行時に留意する点はいくつかあります。国によって異なりますが、誰もが初めて行く国に訪れる際は、ビザは必要なのか、最大で何日間滞在できるのかなど、調べる人も多いのではないでしょうか?

フィリピンに旅行する際も、いくつか留意しておくべき点があります。

また、それを知らないでフィリピンへ行ってしまうと、最悪出国審査の時点でアウトになり、旅行に行けなかった・・・という事態もおきます。そうならないためにも、フィリピンへいく際になにを注意すればいいのか説明していきます。

1.フィリピン入国に関する4つの基礎知識

1-1.観光ビザでの片道航空券のみの入国は不可

労働ビザやリタイアメントビザなど、特定のビザを持たないで観光目的でフィリピンへ行く際は、 片道航空券のみでは出国できません。

必ず 日本へ戻る航空券、または第三国(フィリピン→台湾、香港など)へとわたる航空券を日本出国の時点で持っている必要があります。

日本の空港でチェックインをする際に航空券の提示を求められます。その際、必ず帰国便も調べられますので、帰りのチケットまたはフィリピンから出るチケットを持っていないとチェックインはできません。

Eチケットで大丈夫です。必ず出国の時点でフィリピンからどこかへ行く航空券を予約しておきましょう。

留学などで帰りの日程を決めていない場合は?
留学や長期滞在で帰りの日程を決めていない場合でも、なにかしら日本へのチケットまたは他の国へ行くチケットを所持している必要があります。
変更する予定がある場合は、日程変更可能のチケットをあらかじめ取得しておきましょう。セブパシフィックでも日程変更可能のチケットを追加料金で取得可能です。

日本へと帰る日がわからない、当分帰る予定もない場合は、捨てチケットという手もあります。捨てチケットについてはこちらをご覧ください。

また、第三国へと行くチケットを取得して実際にその国へ行った後にまたフィリピンに戻る場合も、帰りの航空券は必要です。

その他、日本→セブ→マニラなど、フィリピン国内の移動はダメなので注意してください。
帰りのチケットは必ずチェックインの際に調べられます。観光ビザでフィリピンへ行く際は、必ず帰りのチケットを購入しておきましょう。帰国日が不明な場合は、日程変更可能のチケット、捨てても構わない金額の航空券を購入しましょう。

1-2.観光ビザは事前取得不要

フィリピン入国に関して、観光目的で入国する際は事前にビザの取得は不要です。パスポートと往復の航空券のみ所持していれば、フィリピンへ行くことができます。

日本人はフィリピン到着時に30日間有効の観光ビザがもらえます。30日以内の滞在であれば、ビザなしで滞在できます。

30日を超えて滞在する場合は、フィリピン現地(セブも)で簡単に手続き可能です。入国時に付与される30日間に加えて29日間の延長が認められており,59日間の滞在が可能です。

それ以上の滞在を希望する場合には,別途延長手続きを行うことにより,最大36か月までの延長が可能です。ビザを取得する際は、日数に応じて手数料がかかります。

また、60日以上滞在する場合は、外国人登録証(ACR-I Card)を取得する必要があります。

語学留学生の場合は、これらに加えて、フィリピン入国管理局が発行する「特別留学許可(SSP:Special Study Permit)」が必要です。学校側がSSPに加えてビザの延長も全て手続きしてくれるので、留学生の場合は特に気にすることはありません。

観光で個人的にフィリピンへ行く場合は、個人でビザ延長手続きが必要です。ビザに関しては変更することが多いです。特に金額や日数など常に変更していくので、必ずフィリピン大使館などで最新情報を取得してください。

1-3.パスポートの有効期限は滞在日数分あればOK


パスポートの有効期限に関しては、2019年12月時点では、日本パスポートの場合は、フィリピン滞在日数分あればOKということになっています。

サイトによっては6ヶ月以上の有効期限と書いてあるところもありますが、変更されました。

ただしこの情報も変更されることが多いので、フィリピンへ行く際は旅行代理店またはフィリピン大使館のHPなどで確認してください。

1-4.15歳未満のお子さん1人での入国は不可


フィリピン入国に関して、1番気をつけてほしいのがこちら。 15歳未満のお子さん1人での入国は不可という点です。15歳未満のお子さんの1人入国は不可

特にフィリピンは語学留学する人が多いので、子供1人で渡航する場合もあるかもしれません。例えば、お父さんがフィリピン留学中や単身赴任中に、子供1人で会いに行くなどの場合です。
フィリピン入国の際は、15歳未満は親の同伴が必要です。また、事情があり親以外の大人が付き添いでも可能ですが、その場合は、特定の書類が必要です。
祖父母もダメです。また、離婚や別姓等で子供と親の苗字が異なる場合も注意が必要です。実の親子であることが証明できる書類を用意する必要があります。その際は必ず英文のものを用意します。

15歳未満の子供は,原則として,両親の付き添いなく単独でフィリピンに入国することはできません。一方,親子関係にない同伴者による入国については,駐日フィリピン共和国大使館又は総領事館に対し,親権者が事前に「扶養・保証の同意宣誓供述書(AFFIDAVIT OF SUPPORT AND GUARANTEE WITH CONSENT)」を申請して,その認証を受けた上で,フィリピン入国時に,フィリピン入国管理局から,その確認書(WEG:WAIVER OF EXCLUSION GROUND)を受給するようにしてください。詳しくは,渡航の前に,駐日フィリピン共和国大使館又は総領事館に照会の上,直接確認してください。

引用元:外務省海外安全HP

行きは親と一緒に行くが、帰りは親はフィリピンに残るために子供1人で帰国、または大人付き添いで帰国の場合も同様です。これに関しては書類が絶対に必要なので、フィリピン大使館の人にしっかりと聞いてください。

留学の際は語学学校側から説明がありますが、観光の場合は忘れがちな点です。特に自分の子供を祖父母・友人家族に預けてフィリピン旅行する際は気をつけてください。子供だけ「フィリピンに渡航できない」ということがないように・・・

2.航空券に関して

A fleet of commercial aircrafts being serviced at the terminal of an international airport.

2-1.各都市からセブへの航空券

日本からセブ島への直行便はフィリピン航空とセブパシフィック航空のみです。

成田・関空・セントレアの3つの空港からセブへの直行便が出ています。

  • 成田⇄セブ(フィリピン航空1日2便、セブパシフィック航空1日1便)
  • 関空⇄セブ(フィリピン航空1日1便)
  • セントレア⇄セブ(フィリピン航空 月水木土日のみ)

その他の空港からは韓国経由やマニラ経由を利用します。

2-2.LCC利用時についての注意点

セブパシフィック航空はフィリピンのLCC会社です。日本の主要空港からセブやマニラまでの便を運行しています。

【セブ・パシフィック航空路線(日本とフィリピン間)】

  • 成田ーセブ(1日1便)
  • 成田ーマニラ(1日2便)
  • 関空ーマニラ(1日1便)
  • 中部ーマニラ(1日1便)
  • 福岡ーマニラ(1日1便)
  • 成田ークラーク(週4便・2019年8月から)

フィリピン航空は通常のサービスを提供する航空会社ですが、セブパシフィック航空などのLCCを利用する際は荷物の重量について注意するべきです。

受託手荷物は基本的にチケット購入時、またはネットで追加します。20キロ、32キロ、40キロと設定されており、それぞれ値段が異なります。自分の荷物量を考慮してネットから追加しておきましょう。

当日重量オーバーの場合は、日本発の場合は2,000〜¥2,800/kg かかります。つまり3キロや5キロオーバーしたらとんでもない金額になってしまいます。LCCを利用しても結局は一般航空券より高い!ということにならないためにも、しっかりと重量に関しては注意しましょう。

また、手荷物は7キロまでで、スーツケース1つとハンドバック1つのみです。3つも4つもカバンや手提げ袋をぶらさげて飛行機に乗ることはできないので注意してください。

3.フィリピン入国時

3-1.お金の持ち込みに関して

【お金の持ち込みに関して】

  • 外貨:1万米ドル相当以上の外貨を持ち込む場合は申告
  • フィリピンペソ:5万ペソ以上の持ち込み禁止(ちなみに昔は1万ペソ以上が禁止でした。)

日本から1万米ドル相当額以上の外貨等を持ち込む場合には,あらかじめ日本の税関当局に対して「支払手段等の携帯輸出・輸入申告書」を申告するとともに,フィリピン税関当局に対しては,「税関申告書(CUSTOMS DECLARATION)」の記入(該当箇所のYESにチェック)に加え,フィリピン到着後に税関当局から「外貨等持込申告書(FOREIGN CURRENCY AND OTHER FOREIGN EXCHANGE-DENOMINATED BEARER MONETARY INSTRUMENTS DECLARATION FORM)」を入手して必要事項を記入の上,適正な申告を行ってください。また,フィリピンから国外へ総額1万米ドル相当額以上の外貨等を持ち出す場合にも同様の手続きが必要となります。外貨の持ち出しや持ち込みに関し不明な点がある場合には,フィリピン及び渡航先国もしくは日本の各税関に直接お問い合わせください。

引用元:外務省海外安全HP

これらは、特にフィリピンでビジネスをしている場合、リタイアメントビザの支払いやコンドミニアム購入などで多額の現金を持ち込む際に注意が必要です。多額の現金は意外とバレやすいです。しっかりと申告しましょう。

また、フィリピンペソを事前に日本で両替して5万ペソ以上持ち込む際、前回の旅行時に余ってた5万ペソ以上のフィリピンペソを持ち込む際も同様です。

3-2.入国審査に関して

入国審査は現在は入国カードのみです。税関申告・健康カードは昔はありましたが、現在はありません。(2019年12月時点)

入国カードに関しては、日本語表記もあるので迷うことはないかと思います。

こちらが実際に配られる入国カードです。入国審査官に提出します。

<語学留学生の方>
左下のPRIMARY OF TRAVEL(渡航目的)の欄で、「PLEASURE/VACTION(休暇)」にチェックをつけてください。

語学学校に留学する方は「EDUCATION/TRAINING(留学)」ではなく、「PLEASURE/VACTION(休暇)」です。ここでいう「留学」は、フィリピンの大学等への正規留学を意味します。

語学留学の方は、観光ビザで入国し、現地でSSP(特別就学許可証)というものを学校が代理申請します。そのため、ここでは「PLEASURE/VACTION(休暇)」となります。

また「フィリピンの住所」には学校もしくは宿泊施設の住所を書きます。入国目的を聞かれた場合には、「Studying English in 学校名」と語学学校で勉強することを伝えてください。

念のため、学校から発行された入学証明書(ある場合)、その他書類があると良いと思います。

<観光客の方>
左下のPRIMARY OF TRAVEL(渡航目的)の欄で、「PLEASURE/VACATION(休暇)」にチェックをつけてください。

観光客の方も、ホテルの予約控えなどがあると良いです。入国審査官から、宿泊場所やホテル予約の控えを見せるように言われることがあるかもしれません。

また観光ビザで入国予定の方が、「休暇」以外にチェックをすると詳しく内容を聞かれる可能性大です。

3-3.免税品に関して

フィリピンの免税について紹介します。

【フィリピンの免税範囲】

  • 通貨:5万ペソ以内、1万米ドル相当の外貨以内
  • タバコ:紙巻タバコ400本、または葉巻50本、または刻みタバコ250g(18歳以上)
  • 酒類:酒類2本(各1リットル以内)
  • 海外市価の合計がUS$350までの持込品

タバコは2カートンまで、お酒は2本までです。これを超えて持ち込むと課税されます。また、日本の免税店でブランド品を購入したり、化粧品を購入するのも要注意です。免税品の紙袋をぶら下げたまま出口へ向かうと職員に呼び止められる場合があります。

まれに、かなり高額の税金を請求されるケースもあるようです。あまりに納得いかない場合には日本大使館に相談はできると思いますが、基本的にはフィリピンの関税法上、税関検査官の裁量とのことなのでどうしようもできません。

日本の免税店で購入する場合、範囲内に収めるよう徹底しましょう。

4.フィリピン出国時

4-1.ターミナルフィー(空港使用料)国際線

フィリピン出国の際、ターミナルフィー(空港使用料)を支払う必要があります。

【出国時のターミナルフィー】

  • 2019年8月31日以前に購入した場合:935ペソ(約2,057円)
  • 2019年9月1日以降に購入した場合:航空券代に含まれているので必要ないが、航空券にスタンプを押してもらう必要あり

前までは毎回支払いカウンターへ行って支払いをしていましたが、2019年9月1日以降に購入した航空券にはあらかじめ空港使用料が含まれるようになりました。現在は935ペソ(約2,431円)です。この金額は割と頻繁に値上がりするので、また変更されるかもしれません。

航空券に含まれている場合でも、支払いましたという証明のレシートを航空券の裏に貼ってもらう必要があるため、空港使用利用を払う所に行って航空券を渡してレシートをもらいます。これがないと長い列に並んで出国審査を受ける時点で拒否されてしまいます。注意しましょう。

*このカウンターではフィリピン人は台の上にある用紙に詳細事項を記載をする必要がありますが、観光・語学留学の外国人は必要ありません。直接受付カウンターに並んで下さい。

4-2.お金の持ち出しに関して

【お金の持ち出し関して】

  • 外貨:1万米ドル相当以上の持ち出しは申告
  • フィリピンペソ:5万ペソ以上の持ち出し禁止

入国時と同様です。出国の際も注意しましょう。特に何回もフィリピンへ行き来している場合、余ったペソを持って帰ると思いますが、5万ペソ以上の場合は要注意です。

4-3.6ヶ月以上滞在した場合

フィリピンに連続して6ヶ月以上滞在した場合、ECC-Aの取得が必要です(SRRV(リタイアメントビザ)などを持っている人は免除)。出国予定1週間ほど前に、忘れずに取得するようにしてください。

*空港で取得はできません。ECCがない場合は出国できません。

4-4.1年以上滞在した場合

フィリピンに連続して1年以上滞在した場合、1,620ペソの旅行税が必要です(SRRV(リタイアメントビザ)などを持っている人は免除)。出国税は別途かかります。

4-5.9G保持者の場合

9Gビザ保持者(フィリピンで働く外国人と、その家族に付与されるビザ)は、ECC-Bの取得が必要です。これは事前に取得することもできますし、空港で取得もできます。

4-6.日本の税関

日本帰国時の税関、免税範囲について説明します。

フィリピンから日本へ帰国時、特に注意して欲しいのが、 生のマンゴーの持ち帰りです。これは日本で禁止となっているので持ち込むことは不可です。ドライマンゴーなど、加工されているものは大丈夫です。

パッションフルーツ、バナナ、パパイヤ、グアバ、マンゴスチンなども輸入禁止のものなのでダメです。

ちなみにドリアンは持って帰ることができますが、フィリピン側で発行された証明書類が必要とのことで、実質難しいと考えてください。

【日本帰国時の免税範囲】

  • 酒類:3本まで(1本760mlまで)
  • たばこ:400本(紙巻タバコの場合)
  • 香水:2オンス
  • その他:海外市価の合計額20万まで(1個で20万以内のもの)

5.その他

5-1.公共の場でのタバコに関して


近年、タバコに関して法律が厳しくなってきています。レストランやホテルなど、公共施設では禁煙のところも増えてきました。

喫煙可能スペース以外でタバコを吸うと罰則・罰金の対象となります。タバコを吸う場合は、電子タバコは、2019年使用禁止が大統領令で出されましたが、実際にはあまり徹底されていません。

5-2.いくつかの規制のアップデート

ひと昔前まで、フィリピンは緩い国でした。

  • ヘルメットなしでバイク運転OK
  • シートベルトなし運転OK
  • 勝手に左折
  • 歩きタバコ
  • 観光ガイド許可がない人のガイド

ただし近年上記で挙げたものも厳しくなっています。

何十年前にフィリピンを訪れたことがある方はその感覚で行くと驚かれるかと思います。罰金だけでなく、逮捕の対象になるものもありますので、ルールは守るようにしましょう。

5-3.麻薬等違法薬物

最近はあまり聞かなくなりましたが、マニラで少し前にスーツケースの中に勝手に麻薬などの違法物を入れられて逮捕者が相次ぐ…という自体が急増しました。スーツケースをガムテープやビニールシートでぐるぐる巻きにする人も増えた時期です。

LCCの普及で飛行機での預け荷物の重量が厳しくなっていることで、チェックインカウンター付近で知らない人から、荷物の重量がオーバーしているのでこれを預かって欲しい…と声をかけられるケースも考えられます。

フィリピンに限らず 知らない人の荷物は絶対に受け取らないように徹底しましょう。また、怪しい市場などで購入したバックやぬいぐるみに違法物が入っているケースも。

海外では最悪の場合、死刑になる可能性も。日本以上に厳しいです。麻薬などの違法物に関しては注意しましょう。

まとめ

以上が、セブ島(フィリピン)旅行時に注意したい点5つです。
個人手配旅行が増えた現在、知らずに旅行の手配をし、チェックインカウンターで引っかかり出国できない!という事態が増えています。
ビザはいらないのでついつい忘れがちですが、片道航空券のみでの出国、15歳未満のお子さんのみでの出国は要注意です。
また、フィリピンというお国柄、よく法律や法令、ビザや色々な手数料の値段が変更になります。常に最新情報をチェックしておくようにしましょう。

フィリピン留学ついて

大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。

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