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【ボラカイ島の行き方】セブ島経由で行く方法、2つの空港も徹底紹介!

更新日2023.12.26

【ボラカイ島の行き方】セブ島経由で行く方法、2つの空港も徹底紹介!

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世界的に長いホワイトサンズの砂浜や紅色空に染まるサンセット、青い帆を付けたヨットセーリングなどで知られている、フィリピンが誇る世界的なビーチリゾートのボラカイ島。

世界から年間100万人以上の観光客が集まっていたボラカイ島は、島の環境整備を行うため、2018年4月政府により突如6ヶ月間閉鎖。島への立ち入りが出来なくなり、大々的な島の清掃やインフラ整備が行われました。

そして2018年10月、ようやく入島が再開!

以前にも増して魅力的になったボラカイ島ですが、 実はボラカイ島には空港がありません

年間100万人以上が訪れているこの島にどうやって行き来するかと言うと、隣のパナイ島にある2つの空港(カティックラン空港/カリボ空港)を利用しているのです。

今回は2つの空港の特徴と、それぞれの空港からボラカイ島への行き方をご紹介します。

ボラカイ島へはパナイ島にある二つの空港が玄関口


そもそも「ボラカイ島はフィリピンのどこに位置しているの?」と思う方もいらっしゃいますよね?

ボラカイ島は、マニラとセブ島のほぼ真ん中に位置しており、飛行機ではそれぞれ約45分ほどかかります。

ただボラカイ島内には空港がないため、島の南にあるフィリピンで6番目で大きいパナイ(Panay)島にある2つの空港のどちらかを利用することになります。カティックラン空港とカリボ空港です。
http://www.thephilippines.com/2014/05/

「カティックラン(Caticlan)空港」は、まさにボラカイ島のために建てられたと言っても過言ではありません。

開港してまだ7年くらいのわりと新しい空港で、 ボラカイ島に近く、国内線のみで規模は小さいです。海外から来る方もマニラやセブ島経由で利用することができます。

一方、国際空港である「カリボ(Kalibo)空港」には、中国、韓国、台湾、シンガポールからの路線があります。残念ながら日本からの直行便はありません。

カリボ空港へのチケット代は比較的安いというのがメリットですがボラカイ島からは遠く、フェリータミナルまで片道1時間半かかるというデメリットがあります。

特に年末年始などボラカイ島の繁忙期には、カティックラン空港行きの飛行機代がカリボ空港行きより2倍近くに上がる場合もあるので、そういった時にはカリボ空港経由も検討されると良いです。

飛行機チケットの予約


セブ島からボラカイ島への飛行機は、「セブ・パシフィック航空(Cebu Pacific)」、「エアーアジア(Air Asia)」そして「フィリピン航空(Philippine Airline)」の3社を利用することができます。

■カティックラン空港
こちらはセブ・パシフィック航空の例です。

セブ島とカティックラン空港間は1日2便あります。セブのマクタン空港から06:45発と13:40発の2便です。

私の場合は、早起きしないといけないですが、1日たっぷり楽しめる06:45発のチケットを取りました。

ちなみにエアーアジアですと、1日1便で行きは10:05出発。フィリピン航空も1日1便で、行きは13:15出発です。(2019年6月時点)
帰りの便ですが、セブ・パシフィック航空の場合は、1日2便で12:15発と15:20発があります。帰りの日も、朝にもう一度海に行ってからゆっくりチェックアウトしたかったので、15:20出発のチケットを取りました。

ちなみに、エアーアジアの帰りの便は11:30出発、フィリピン航空は、14:45出発です。(2019年6月時点)

私は、3社のうちチケット代も安い上、1日2便あるセブ・パシフィック航空をオススメします。ただ料金は、時期やプロモによって変動することもあるので比べてみてください。

■カリボ空港
セブからの直行便はセブ・パシフィック航空が1日1本です。フィリピン航空もあります。

基本的にはカリボ空港のほうがチケット代が安いですが、あまり値段が変わらない時もあります。

■注意点
ここで注意点です。

インターネットでボラカイ島行きのチケットを購入する場合、上のようなメッセージが出てきます。

2018年10月ボラカイ島が再開してから新しく出来たルールで、「フィリピン観光省(DOT)が認定した宿泊施設を予約していない場合、入島できません。」という案内ですので、「Yes」をクリックして進んでください。

事前にホテルを予約しないと飛行機チケットを買えないうようなことではないので、安心してください。ホテルは、飛行機のチケットが確定してから探しても大丈夫です。

ちなみに、 国内線でも身分証は必要ですので、パスポートもしくはパスポートのコピーを持参することをお忘れずに!

カティックラン空港経由でのボラカイ島への行き方

2019年6月、実際にセブ島から行ってきました。

6時45分:セブのマクタン空港から出発


1時間半前にセブのマクタン空港に着いてチェクインを済ませたら、ボーディングタイムがなんと6時!通常の搭乗なら出発の20分前ですが、「早すぎるのでは?」と思ってたんです。

搭乗ゲートが飛行機と直接繋がておらず、ゲートから遠い場所に待機していたため、連絡バスに乗って移動しないといけませんでした。

しかも、乗客の全員が搭乗したことが確認できたら、予定より10分も早い6時35分にドアーを閉じて滑走路へ。遅延することの多いフィリピンの国内線ですが、こんなこともあるんですね。

念の為に、皆さんも時間の余裕を持って空港に向かうことをオススメします!


所要時間は45分。朝早起きしたので、仮眠でも取ろうかなと思ったら、既に着陸準備に入るというアナウンスが(笑)。窓の外からは「パナイ島」が見えて来ました。

7時20分:カティックラン空港に到着

予想より早く着きました。フィリピン国内の5つの路線しか持っていない小さい国内空港ですので、ターミナルもとても小さいです。
中に入るとすぐに荷物を受け取る場所があります。1箇所だけですので、荷物を預けた場合はここで待ってください。
空港はボラカイの南にあるパナイ島なので、ここから船着場に移動し、そこでボートに乗り換えてボラカイ島に入ることになります。

そしてボラカイ島の船着場からまたホテルへの移動。タクシーなどもないので、以前はハードルが高い道のりでした。

でも心配しないでください!

今のカティックラン空港には、
「空港 → 船着場 → ボートチケットの購入 → ターミナル税&環境税の支払い → ボート → 船着場 → ホテル」
の道のりを全てマネジメントしてくれる配車サービス
があります。
空港の中に「Transport」というブースがあります。ここにある3つの会社が上記の移動サービスを同じ料金で提供しています。
左にある「100ペソ」のサービスは、空港から船着場までの片道料金です。「安いからこれにしよう」と思ったら大間違い。船着場に着いてから自力でボートチケットを購入し、ターミナル税や環境税を支払い、ボラカイ島に着いてからも自力でホテルまで行かないといけないのです。

右側の「700ペソ」のサービスなら、心配無用!
こちらには空港からボラカイ島のホテルに着くまでの全ての料金が含まれています。空港のカウンターで700ペソを支払って、引率スタッフさんの指示に従って動くだけ。とても便利なサービスです。

支払いが済んだら、絵のようなシールをもらい、ローマ字で宿泊先の名称を記載して胸に貼るよう言われます。それを見て各会社のスタッフがホテルまで無事に引率できるからです。

ここで注意点です!空港のカウンターにある3社のうち、「Southwest(サウスウェスト)」という会社名を覚えてください。断然オススメです。その理由は後ほど明かしたいと思います。

それでは、出発します!

空港の駐車場にあるバンにのってボート乗り場に向かいます。

8時:ボート乗り場へ到着

あれ?10分も経たないうちに、ボート乗り場の「Caticlan Jetty Port Terminal」に到着しました。思ったより近かったです。

でもターミナルに入る前に、書類1枚を提出する必要があります。

先ほど飛行機チケットの予約の部分でもご紹介しましたが、 ボラカイ島が再開した2018年10月からは、フィリピン観光省(DOT)が認定した宿泊施設を予約していることを証明しないと入島できなくなりました

島の環境を保存するために、基準に達した下水道施設を設けていない宿泊施設や、ビジネス許可を取得していない民間でのゲストハウスや民泊は運営禁止となったためです。
ターミナルに入る前に外にあるこちらのカウンターで、身分証と予約したホテルから届いたバウチャー(スマホの画面でOK)、下記の書類のチェックが入った部分を記載して提出する必要があります。
苗字(Family Name)、下の名前(First Name)をローマ字で記載します。日本人はミドルネーム(Middle Initial)はありませんので書かなくて大丈夫です。生年月日は、月・日・年の順で記載し、現在の居住国と生まれた国を記入します。

何泊する予定(Intended Length of Stay)なのかと予約したホテルの名前を記載して、サイン(Signature)すればオーケーです。
ターミナルの左側には2箇所のチケット売り場があります。

もし先ほど空港で100ペソの片道のチケットを買った場合は、ここに並んでボートチケットの75ペソ、ターミナル税100ペソ、環境税75ペソを支払います。

ここまででもトータル350ペソで、ボラカイ島からホテルまでの交通費が加算されることを考えても、700ペソのプランは高くない気がします。
700ペソのプランを選択した方は、 Southwestのスタッフの引率に従いターミナル内の待ち合わせ場で待機し、このボートチケットを受け取ります。
そして乗り場へ。
引率スタッフの案内にしたがって、同じバンに乗ってきたグループの人とボートへ向かいます。
これが「Southwest」のボートです。この会社専用の便なので、決まった時間に運行するのではなく、先ほどのグループが皆んな着いたら出発します。余計に待機する必要もありません。

8時20分:ボート出発

船内も綺麗に快適。窓が着いているので、雨の日でも安心です。
こちらの古びたバンカボートは、空港のカウンターにあった3つの配車会社のうち、「Southwest」ではない方の船です。窓ガラスも着いてないので、雨が降ったり、強い風で波が高かったりすると大変です。

8時25分:ボラカイ島に到着!

あれ?ボートに乗って5分ぐらいすると既にボラカイ島に着きました!カティックラン空港からにしても1時間もかかりません。
そしてターミナルでは、待機していた「Southwest」のスタッフが、ホテルの場所ごとにクループ分けして、移動するバンまで案内してくれます。
こちらが先着場からホテルまで移動するバンです。
こちらは?そうです。「Southwest」ではない方の移動車なのです。窓もエアコンもありません。

でもせっかくフィリピンに来たから、よりローカルな気分を味わいたい場合は、トライしてみるのも思い出になるかもしれません(笑)。

もうお分かりかと思いますが、先ほどご紹介した 「Southwest」をオススメする理由は、3社とも料金やシステムは同じですが、「Southwest」が大手なので、バンやボートなどのハードウェア面で確実な差が付くのです。

8時35分:ホテルに向かって出発

ボラカイ島地方の方言で「あなたを歓迎します!」という意味の「SAYLO KAMO」と書かれたゲートを通って、ホテルに向かいます。
窓の外からは閑散なフィリピンの田舎町の風景が広がります。
2018年の閉鎖によりビーチ沿いの整備は完了したものの、まだ島のメイン道路では下水道施設の工事が行われています。
色んなところでパイプや工事現場が見えるのですが、より良い環境を作るための努力です。今後ボラカイ島がもっと綺麗に発展していくことが楽しみです。

9時:ホテルに到着

先に何人かのお客様をそれぞれのホテルに下ろしたら、ようやく私の番になりました。少し路地に入った小さいホテルでしたが、問題なく届けてくれました。
それにしても早い!6時半にセブのマクタン空港から飛び、9時にはボラカイのホテルに着くとは!

チェックインは14時です。私はフロントに荷物を預けて、ビーチに出てゆっくり朝ご飯を食べてコーヒーも飲んで、有名なホワイトビーチを散歩して来ることにしました。
ちなみに、帰りも同じ道のりです。前日までにホテルのフロントに予約を頼むと、飛行機の時間の3時間前に送迎のバンがホテルの前まで迎えにきてくれます。とても便利!
いかがでしょうか!全てが一体化されて 時間だけではなく体力もセーブすることができ、とても楽勝ではないでしょうか。

カリボ空港経由でのボラカイ島への行き方

こちらは私が2017年にカリボ空港から行った時の様子です。(現在、金額は多少値上げされている可能性があります。)

この時もやはり、サウスウェストツアーズで行きました。

毎回毎回トライシクル代や船代、ターミナルフィー、環境税などを払う必要もなく、料金などの値段交渉をする必要がありません。しかも最初から最後までスタッフが付いて案内してくれるので安心です。事前にネット予約もできます。

飛行機から降りて空港のゲートを出ると、テントを張って机を置いただけですが、すぐ目の前に「サウスウェストツアーズ」のチケットブースが見えます。事前にチケットを予約した方はここで本人確認を行い、チケットのセットや領収書を受け取ることができます。

予約をしてない方もご安心ください!現場で購入することもできます。しかも現地購入の方が事前予約より少し安いとのこと。不思議です…はは。

オレンジ色のポロシャツを着用した「サウスウェストツアーズ」のスタッフさんが、外国人のお客さんを対応しています。

私はドアーツードアーのオプションで現地でチケットを購入しました。
チケットの構成やこちらの写真について説明しますと、「LAND TRANSFER」とは文字通り陸路の移動のことで、カリボ空港からカティックランの港までの道のり、そしてボラカイの港からホテルまでの移動のことです。

「EXPRESS LANE SERVICE」とは、港で船に乗る際に「サウスウェストツアーズ」専用のレーンを利用するため、一般の乗船客より待機する時間が短いという意味です。

「BOAT TRANSFER」とは、カティックランの港からボラカイ島に入る際の移動手段です。便利なのは、こちらのチケットにはターミナルフィーや環境税も全部含まれていて、別々で買いそろえる手間を省けるのです。
チケット購入の手続きを済ませたら、目的地のホテルの名前が書かれたシールをもらえます。サウスウェストのスタッフたちがお客さんを見つけやすいようにこのチケットを胸に貼り、カティックラン行きのバスに乗ります。
このバスが陸路移動に使われる「サウスウェストツアーズ」の自社バスです。社内もエアコンが効いてるし、とてもキレイでした。

移動時間は道路の事情にもよりもあすが、およそ1時間半~2時間です。バスに乗る前にトイレを済ませた方が良いかもしれません。
カティックラン港に到着すると、オレンジ色のシャツを着ているスタッフさんの案内に沿ってターミナルの中に入ります。

そして少し待った後、先ほどご紹介したサウスウェスト社専用のエキスプレス通路に出ることができます。


それぞれ船のチケット、ターミナルの利用料、環境税のチケットとなります。当日に購入すると、3枚のチケットが既にセットになっていて、とても便利です。
サウスウェストツアーズの自社ボートです。後ろに見える長い船着き場は、サウスウェストではない一般のフェリーやボートの乗り降り場です。
既に日が沈み、滑らないよう気を付けてボートに乗りました。

そして約10分くらい夜の海を走り、ついにボラカイ島の港に到着しました。

ボートから降りて、スタッフの案内に従い、乗客の待ち合わせ場所でホテルまで送ってくれる車を待ちます。
同じホテルまたは同じ方向のお客さんが揃ったらスタッフさんがホテル名を呼び、指定の車まで案内してくれます。こちらが私が乗った自社バンです。

こうして私はカリボ空港からホテルまで苦労せずに到着することができました。

空港までの帰りは、もし事前に往復サービスを予約したのであれば、行きの道のりの逆順となります。サウスウェストのバンがホテルのロビーまで迎えに来てくれて、ボラカイ島の港に移動し、ボートに乗ってカティックラン港に、そこでまたバスでカリボ空港に、という流れです。

「帰りは予約してないとか「帰りの日程を変更したい」という方は、宿泊先のホテルのフロントで聞いてみてください。

ホテルで対応してなければボラカイ島内にある「サウスウェストツアーズ」のオフィスで可能です。現地のトライシクル運転手さんならオフィスの場所を誰もが知っているようです。
この看板が見えるところから奥に入ってくださいね。
年中無休で営業しているので、1月1日のお正月にも対応してくれているスタッフさんたちです。

まとめ


カティックラン空港からとカリボ空港から、それぞれの行き方をご紹介しました。

オススメはやはり、圧倒的に近くて楽なカティックラン空港です。でも繁忙期には飛行機代が高いこともありますので、そういった時期にはカリボ空港経由もチェックしてみると良いと思います

再開してさらに美しいビーチに生まれ変わったボラカイ島、大切な人と是非訪れてみてください。

フィリピン留学ついて

大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。

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