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30歳の私が目指したのはアメリカの4年制大学!社会人留学を成功させた国内英語学習法

更新日2024.01.23

30歳の私が目指したのはアメリカの4年制大学!社会人留学を成功させた国内英語学習法

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なぜ30歳でアメリカに海外留学を決意したのか

私が社会人留学を目指したのは、30歳を過ぎた頃でした。

その頃の私は、日本でキャリアを積んでいく事に情熱を感じられなくなりました。たまたま私の業界だけなのかもしれませんが、実力よりも年功序列を重視したり、社内の出るものは打たれるという空気感、若くない女性に対するある意味軽蔑的な視線、そういったものに息苦しさを感じ、今まで全く見た事の無い世界で生きてみたいと強く思い、アメリカの4年制大学で音楽を学ぶ決意をしました。

社会人留学というのは、学生の時に親の支援、応援を受けながら留学するよりもよっぽど大変だと思います。

資金の準備、英語学習、その他の留学手続き、すべてを自分ひとりで、それを働きながらやらなくてはいけないため、本当にハードルが高いと感じました。

ですので、その元となる動機をしっかり自覚することは、これからの長い英語学習を乗り越えていく上で大きなモチベーションになるでしょし、結果としてその多くの経験を通して、得られるものを計り知れないほど大きいのではないでしょうか。

2.留学の形と必要な異なる2種類の英語力

なぜ4年制大学を選んだのか

留学にも様々な形があります。語学学校、コミュニティカレッジ、4年制大学、大学院など、選択肢はたくさんあります。

語学学校は、この中で最もハードルが低く、費用も安いです。
しかし、ここで得られる英語力は、例えば今後あなたのキャリアに生かしたいというまでの英語力にはならない可能性が高いです。コミュニティカレッジは2年制の日本で言う短大にあたります。
入学のハードルも低く、学費も4年制大学の半分程度で済みます。

ただ、こちらにおいても、その道で食べていくための専門的な知識をつけるのは難しいと言えます。よくあるパターンとしては、コミュニティカレッジを卒業後に4年制大学にトランスファーする方法です。
これだと、最初に2年はコミュニティカレッジでの安い学費で学び、単位をすべて移行して、あとの2年間は大学に通い、学士号を取得できます。

大学院は、日本ですでにその分野の学位があり、さらに海外で修士号を取りたい人が行きます。しかし、日本の大学で勉強した事と違う分野を学びたい場合は、学士号がすでにあっても、アメリカでは4年制大学に入り、その分野の学士号を取るという方もいます。

あなたの学びたい事、経験したい事、予算、留学したい期間などを念頭に置いて、留学先を検討していってください。

テストのスコアを取る


上記の選択肢の内、 語学学校以外は英語のテストを受け、学校の要求するスコア以上のスコアを取り、その証明を提出する必要があります。

テストは2種類あり、TOEFLとIELTSです。

アメリカはTOEFLのスコアを要求される場合が多く、ヨーロッパはIELTSが多いと聞きます。学校によってどちらかでないとダメだったり、どちらでも良かったりします。一般的にTOEFLよりもIELTSの方がスコアは取りやすいとされているので、志望の学校がどちらでも大丈夫な場合は、IELTSを選択する人もいます。

ところで想像するに易いかもしれませんが、 アカデミックに英語を勉強しただけでは、なかなかネイティブの人と上手く話せなかったりします。そもそも日本人のスピーキング力の低さは、世界的にも有名です。

言葉の問題よりも、自己主張が苦手で恥ずかしがり屋な性格も大きく影響していると言えます。日本で社会人を経験されているのなら、日本の空気を読むという文化に順応しているので、自己主張気味に英語で話すというのは初めはかなりの勇気がいるかもしれません。

私自身も、英語を勉強し始めた頃の自分は本当に喋れませんでした。しかし、人間慣れるもので、いつのまにか英語でネイティブの人とコミュニケーション取る事が本当に楽しくなり、逆に今は英語の方が自分を上手に表現できるとさえ思います。

自分の英語力を知ろう

まずは、自分の英語力がどの程度なのか知る必要があります。TOEFLかIELTSか選んだ後は、ある程度テストについて調べ、最低限の準備をした上で、 まずは試しにテストを受けてみられることをオススメします。

自分では英語をそんなに熱心に勉強したつもりはなくとも、意外にスコアが取れたという人もいますし、英会話は自信があったけど、テストとなるとスコアが全然取れないという人もいます。

テスト自体がリーディング、スピーキング、リスニング、ライティングの4部門に分かれており、総合的な英語力が求められるのです。個人によっての得意不得意が表れやすく、あなたに合ったテスト対策というのが必要になります。

今後のテスト対策を立てる為にも、まずあなたの英語力と得意不得意を知る必要があります。

テスト対策を立てよう


ある程度の自分の実力がわかったら、テスト対策を立てましょう。まずその前に、留学計画を立てる事も重要です。

いつどこで留学を始めたいかを決めます。大学などの入学申請が始まるのが、入学年のだいたい1年前からなので、平均的に2年前からの準備、最低でも1年半は期間を見ていた方が良いと思います。

そして、いつまでにテストのスコアを提出しなくてはいけないという締め切りがあるので、その締め切りから逆算し、今のあなたのスコアとあと何点延ばさないといけないかなどを考慮して、勉強期間を定めましょう

ここは、時系列を追った計画性が大事になります。

自習派?スクール派?

例えば、TOEFLスコアの場合、あなたの足りない点数が10点以内だったとします。その場合は、自習による勉強でスコア取得となると思います。しかし、要求スコアとあなたのスコアに10点以上の開きがあった場合、自習でのカバーは難しいかもしれません。

私の場合、要求スコアとの差が20点以上もあり、何から勉強したら良いかもわからない状態でした。そして、藁をすがる気持ちで、スクールを探しました。

しかし、TOEFLスクールの大半は学生を対象としているので、時間のコミットメントも大きく、費用もとても高いのです。働きながらというスケジュールを考えるととても両立できそうにありませんでした。

そんな中、見つけたスクールが「語学学習コーチングスクール PRESENCE」です。東京の表参道にあり、まさに対象を社会人にした語学スクールです。

この学校がユニークなのは、学校の授業のように1から10まで英語を教えるのでなく、どう各自が勉強するかという自習の仕方を教えるスクールなのです。だからコーチングスクールなのですね。この学校のやり方はまさに、当時の私がまさに求めていたスタイルで、そして社会人留学を目指す多くの方にフィットするスクールだと思います。

日々の生活の中に英語学習を取り入れよう

TOEFLのスコアを上げるのには、時間がかかります。ですので、長期戦で捉え、日々の生活の中の空き時間を上手く使いながら、コツコツと積み上げていく事が大切です。

一日のスケジュールの組み方

私の場合は、スコアの提出期限の10カ月前にプレゼンスのTOEFLコース(2カ月間)を始めました。
スクールに行く期間含めて10カ月間という勉強期間の中でスコアを20点上げなくてはならず、結構なプレッシャーを感じていた事は確かです。

まずは、スクールが終了する3か月後に一度、TOEFLの予約を入れ受験を予定していました。予定がわかるようであれば、前もってTOEFLの受験を予約しておくことをオススメします。直前ですと、会場によっては埋まってしまいますし、機会を逃すと次の受験日まで待たないといけないからです。

<平日の1日のスケジュール>
9-17時:仕事
☆通勤に1時間かかるので、電車の中で英単語暗記。
☆お昼休み1時間の中、30分間はリスニングや小声でシャドウイングをする。
18時:帰宅後、1-2時間ライティングをする(スクールのテキストからトピックを選び、エッセイを書く)

<スクールに通う土曜日のスケジュール>
10-12時:スクールで授業(移動に片道1時間半かかるので、その間は英単語暗記)
帰宅後:その日の授業を復習し、来週の英語学習の計画を立て、2-3時間は苦手分野の勉強。

平均して、最低でも毎日2-3時間は勉強に時間を費やしていました。

やる気が出ない時の対処法


しっかり休んで、ストレスもしっかり発散しよう
働きながらですと、どうしても仕事で疲れていたり、土日も休みたくて勉強する気が起きなかったりというのは、起こることだと思います。私の場合は、週に一日(日曜日)は勉強しない日を作りました。

仕事の予定がたてこんで平日に勉強があまり出来なかった場合は日曜日も勉強をしましたが、平日にきっちり2、3時間勉強できた週は、日曜日は何もしません。思いっきり、休んだり好きな事をしてストレス発散、気分転換をします。

楽しい学習方法を見つけよう
アカデミックな勉強というのが飽きてしまう場合もあるかもしれません。そんな時は楽しんで英語に触れられるようなやり方を探してみるのも良いでしょう。

私の場合は、好きな海外ドラマを見て、シャドーイングをしたり、文法や英単語を覚えたりしました。ジョークなども覚える事が出来るので、留学後に実際のネイティブとのコミュニケーションにおいては、こちらの方が役に立つでしょう。

また、Ted Talkという様々な分野における英語のスピーチをYouTubeで見る事が出来ます。英語字幕も付けられますし、ものによっては日本語訳もついていたりするので、便利です。

こちらのビルゲイツの演説は日本語訳もついており、とても勉強になります。

自分の興味のある分野を見てもいいですし、興味の無かった分野でも感動的なスピーチ、興味深いスピーチもたくさんあるので、あなたの見聞を広めるという意味でも、とても役に立つでしょう。

テストを受けよう

では、ある程度の期間、自習を積み重ねてきたらテストを受けましょう。いきなり、要求スコアに達しなくとも、 5点でも10点でも上がったら大きな成果です

それは、あなたの学習方法が正しく上手くいっている事を表します。自習とテスト受験を長期的な計画で繰り返し、要求スコア達成を目指してください。

留学対策:リスニングとスピーキングを鍛えよう

では、テストスコアとは別に、留学で必要となるスキルは英語でのコミュニケーションスキルです。これにおいては、 リスニングとスピーキング力が必要になります。そして、コミュニケーション能力も必要です。とにかく、違う国の人々と上手くコミュニケーションを取り、良好な人間関係を築いていくのには、この実践的英語力が不可欠でしょう。

先ほどテスト対策でも紹介しましたが、海外ドラマを観るのはとても役に立ちます。
なぜなら、ネイティブの人たちの普段の英会話を知る事が出来るからです。日本語でもそうであるように、話し言葉と書き言葉は違うので、良く使う話し言葉を海外ドラマで覚えるのも良いでしょう。

また、近年では オンライン英会話レッスンというのがとても豊富にあるので、それを利用するのもひとつの手です。オンラインといえど、実際人と向かい合って話すという状況になるので、留学前のとても良い予行演習になると言えます。

私の場合は、DMM英会話という大手のオンライン英会話を数カ月間利用していました。講師の方はフィリピン人の方だったので、発音が英語圏の方たちと多少違いますが、このオンライン英会話で英語でのコミュニケーションの楽しさを覚えました。

9.こんな裏技も

このように、あの手この手で英語に関する留学準備をしてきた私なのですが、ギリギリで難関にぶち当たります。
なんと期限になっても要求スコアに到達できなかったのです。最後に受けたテストでは、要求スコアよりも3点少なかったのです。たった3点、されど3点。足りないは足りないのです。

とても焦りましたが、インターネットで調べるとそれでも大学に入学できる場合があるとの事でした。
その場合は学期が始まる前に大学内のESL(ノンネイティブの為の英語スクール)に1カ月半ほど通う事で、入学が許可されるとのことでした。私は学部での入学審査に無事通り、結局はこの方法でTOEFLスコアが足りなくとも、無事入学が出来ました。

10.まとめ

このように見ていきますと、留学までの道のりは短く簡単なものではないと思います。色々な大変さがあなたを襲ってくるかもしれません。

でも、そんな時はあなた自身がなぜ留学したいのかをもう一度思い出してみてください。

そして、留学が出来たら、そして学位がとれたら、そしてその数年間留学先で過ごす事で得られる様々な未知の経験を想像してみてください。その期間を通して、あなたはどれだけ変わることが出来るでしょうか?

どれだけ多くを学び、どれだけ多くの素晴らしい出会いを経験するでしょうか?

私は社会人留学によって、大変な事以上に、自分自身の人生が大きく変わったような経験をすることが出来ました。

あなたのチャレンジも是非、応援しています。今までに見た事の無い景色を是非、見て頂きたいと思っています!

アメリカ留学ついて

日本の26倍の国土を誇るアメリカは、北はアラスカ、南はフロリダやハワイの50の州で形成されており、 それぞれの地域で文化や気候が全く異なることが特徴。 「人種のるつぼ」とよばれているように、各国の人々が様々な想いや背景を持って集まります。 様々な分野で最先端を走るアメリカには、ビジネスチャンスも広がっており、語学留学だけでない様々な滞在スタイルが可能です。 アメリカ留学では、 日本とは180度異なる文化・価値観・多様性を尊重する精神に触れ、 英語を学ぶだけにとどまらない人間的成長や経験ができるのではないでしょうか。

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