こんにちは、エメラルドグリーンの竹谷です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ここ2、3年、セブ島南部がとても話題になっています。
セブ島のほぼ最南端の東海岸側にあるオスロブ町のタナワン村に、多いときは20匹ものジンベエザメ(以後ジンベエと表記)が出現するんです。
ジンベエの半水面画像です。水面すれすれを泳ぎながらオキアミをパクパク食べています。陸地のすぐ近くまでジンベエは来ます。
ここはセブ市から車で約3時間、ダイビングで有名なサンタンダー町(リロアン村)のすぐ北隣。同じくダイビングや白砂のビーチで有名なスミロン島のすぐ近くです。
ジンベエは、世界一大きな魚で、そして地球上でクジラの次に大きい生物です。
ほとんど表層にいて、背ビレ、尾ビレは水面から出ている事も多く、このオスロブのジンベエは間近で見ることが出来ます。
ダイビングで確実に見ることが出来るのは世界でもここ、オスロブだけです。
ここにいるジンベエの大きさは、大きい個体で、全長が10メートル近くもあります。
ゾウやキリン、サイよりも大きいんですよ!すごいですよね!
更に、水槽や檻の中ではなく、野生のジンベエがすぐそこで悠々と泳いでいるんです。
これは話題になるはずです。
日本の沖縄や千葉などで、稀に網にかかってしまったジンベエを、しばらくの間だけ、海の中に網を張り、生け簀を作り飼っている事がありました。
しかし、ここオスロブでは、外洋から泳いでやってくる自然のジンベエに会う事が出来るんです!
当店エメラルドグリーンでは
2014年は、365日中で338日ツアーを催行し、台風の影響で1日だけ見ることが出来ませんでした。
2014年は、1日だけ見ることが出来ませんでしたが、それ以外では、参加されたお客様全員が近くでジンベエを見る事が出来ました。
当店での催行実績確率で計算すると、
2013年は、330日÷330日=100%の確率。
2014年は、337日÷338日=99.7%の確率。
2年間では99.9%です。すごいですよね!
よく野生生物を見るツアーでは、ツアー参加者の1人しか見れなくても、その日は見れたとして計算する場合もあるようですが、ここオスロブは違います。
ご参加頂いた方のほぼ全員が見れちゃうんです。こんな凄いところは、世界広しと言えども、ここセブ・オスロブだけです。
大きなジンベエの周り上下左右に、スノーケラー、ダイバーがたくさんいますね。間近でジンベエを見ることができます。ダイビングでほぼ100%見ることが出来るのはここオスロブだけです。
ジンベエザメは危険ではないの!?
ところで、サメの話しは前回説明させてもらいましたが、それでも多くの方が「サメ」と聞くとジョーズ(ホホジロザメ)を連想して怖がるかもしれませんが、全く心配いりません。
ジンベエはサイズが大きいだけで、危険性の極めて低いサメなんです。プランクトン食性のため、大きく鋭い歯がありません。
ダイバーの横をパクパクしながら泳いでいくジンベエ。真横を通り過ぎていくと感動しますね。
書物によっては、『歯がないサメ』と紹介しているものもあるくらいです。
歯は退化してしまい、米粒のように小さく丸い歯が口の周りに並んでいるだけで、今では噛む為に使われていないんです。
さらに動きが緩慢で、性格もとてもおとなしいため、噛まれたり、傷つけられたりすることは基本的にありません。
逆に知名度が高く、大変人気があります。
安心してくださいね。
なので、ぜひ、ジンベエに会いにオスロブに来てください!
ジンベエの真正面からのショットです。時々泳いでこちらに向かってくることがあります。
ど迫力ですね。危険性はありませんし、もちろん、よけてくれますよ。
ジンベエザメを見るための方法
①ホテル、旅行会社、ダイビングショップ主催のツアーに参加する全てがパッケージになっており、大変便利です。
旅行会社、ダイビングショップ主催の日帰りツアーもあり、セブからの送迎、ボート、ランチなど全てセットになった便利なツアーもあります。当店でも毎日催行出来ます。
すぐ隣のサンタンダー町には日系のリゾートもいくつかあり、ジンベエツアーを開催しているところがあります。当店グループのリゾートもあります。
②現地バスにて行く
フィリピンを旅慣れた方で、若干の不自由を厭わない方は、バスにて現地へ行くことも出来ます。セブ市サウスバスターミナルから乗車し、オスロブ町タナワン村にて下車して下さい。
2匹のジンベエが並んで泳いでいます。最大20匹程度が訪れますので、いっぺんに何匹ものジンベエを見ることができます。
次回は、ジンベエがどうしてここにいるのか?などを書いてみたいと思います。
ご期待ください。
エメラルドグリーン・ダイビングコーポレーション
代表 竹谷 六未