韓国料理と言えばキムチをはじめ辛いイメージがありますが、辛くない、老若男女を問わず誰もが好きな韓国料理もあります。
それは「サムギョプサル」という豚肉のお料理です。名前の「サム」というのは数字の3、そして「ギョプ」とは「層」を意味します。「サル」はお肉のことで、文字通りに豚バラの3枚肉なのです。
食べ方は、スライスした「サムギョプサル」を鉄板の上でこんがりと焼いて、「サムジャン」という韓国の味噌ベースのソースに付けて、サニーレタスなどの葉もの野菜に巻いて食べるのが定番です。
セブ島では、ほとんどの韓国レストランでこの「サムギョプサル」を味わうことができます。しかも、この1~2年の間、セブ島在住の韓国人だけではなく、フィリピン人の中でもこの「サムギョプサル」の人気が徐々に高まっているのを感じています。
今回は、セブ島にある韓国レストランの中でも特に「サムギョプサル」が美味しい「Somac」を皆さんに紹介したいと思います。
Somacの場所
もともと「Somac」は、2015年にアヤラモールからすぐ近くの「FLBビル」にオープしました。2017年12月に新しい支店がマボロ地区に、以前より3倍くらいの広さでオープンしました。
2019年現在、アヤラモール近くの1号店は閉店し、今回ご紹介するマボロの店舗とITパークのSugbo Mercadoにお店を構えています。
「TOM N TOMS」コーヒーショップの向側で、真横にはハンバーガーショップの「Flame it」があります。
ITパークからも10~15分距離の徒歩圏内ですが、もしタクシーまたはGrabなどのアプリを利用する場合は、目的地を「TOM N TOMS」が入店している「Greenery」と設定すると分かりやすいです。
Somacの外観と店内
こちらがお店の外観です。エントランスの右側に料理の写真が描かれています。そして4台ぐらいの車を停められる小さい駐車スペースがあります。
そしてお店の左側には、フィリピンのドゥテルテ大統領をはじめ、アメリカ、日本、韓国、中国の総理大臣や大統領が並んでいる壁画が描かれており、人々の目線を集めています。
特に安部総理と韓国の文大統領の間のスペースが写真スポットのようです。
店内に入ると、1階は厨房やレジカウンターがあり、メインホールは2階となります。
こちらの階段から2階に上がってくださいね。
上段の2枚はわりと空いているランチタイムの様子です。
下段の2枚は夜8時頃の様子ですが、ほとんど満席でした。しかも私以外のお客さんは皆フィリピン人でした。
こちらは17名まで利用できる個室で、歓迎会や送別会、誕生日パーティーなどにピッタリです。
そしてループトップの雰囲気が感じられるテラス席もありました。
昼間はやや暑いかもしれませんが、夕方以降ならホールよりもゆっくりと飲めそうです。
Somacのメニュー
「サムギョプサル」を含めてテーブルで焼いて食べる5種類の焼肉以外は、全て厨房で調理して出てくる単品料理です。
「MacChang」は「豚のマルチヨウ」、「Moksal」は「豚の肩ロース」、「Jeyuk」は「コチュジャンプルコギ」、「Mandu」は「蒸し餃子」のことです。その他にも馴染みのある「キムチチゲ」、「ピビンパ」、「キンパ(海苔巻き)」、「冷麺」などがあります。
また「玉子焼き(Egg roll)」、「豚足(Pig Hocks)」、「キムチチヂミ(Kimchi Jeon)」、「イカの丸焼き(Squid BBQ)」、「豆腐キムチ(Tofu Kimchi)」、「トッポギ」、「スンドゥブチゲ」、「チヂミ」などの料理もあります。
ちなみに、黄色い枠内に番号が付けられている料理は、これから皆さんに紹介するメニューですので、楽しみにしてくださいね!
最近メニューが新しくなったので載せておきます。クリックで拡大します。(2019年3月)
Somacの料理
こちらは韓国レストランの特徴でもある、お代わり自由のおかずセットです。
①お肉を巻いて食べる葉野菜です。韓国と同様に主に赤みがある柔らかいサニーレタスが出てきます。
②焼肉類以外の単品メニューを頼んでも出てくるおかずです。白菜キムチ、煮干しの佃煮、胡瓜キムチ、インゲン豆などで、日によっては変わることもあります。もちろんタダです。
③テールスープを頂きました。辛くなく濃厚なスープが美味しかったです。
④お肉を付けるソースです。左はお醬油に玉ねぎやネギ、唐辛子などをミックスしたもので、右は「サムジャン」という味噌ベースのソースです。
⑤ネギの和え物でピリ辛の味付けがお肉と良く合います。
2019年3月に訪れたときのおかずセット。内容は変わるので参考程度にお願いします。
それでは、メニューの枠内にある料理を紹介していきます!
まず、お店の看板メニュー、本日の主役である①「サムギョプサル」です。
お値段は1人前250ペソ(約530円)で、写真は2人前です。
特にSomacのサムギョプサルはこの分厚いお肉が特徴です。歯ごたえがありながらも、ベーコンよりは柔らかくてジューシーな肉汁が。
みてください!こんがりと焼きあがった香ばしいお肉を。まさに揚げたかのようなカリッとした表面の食感も魅力の一つです。
このまま塩だけ付けて食べても、お肉本来の旨味を味わうことができますし、好みによっては玉ねぎやニンニク、キムチを一緒に焼いて食べるのも良いアクセントになります。
画像引用元:http://songdoibd.tistory.com/category/
こちらが韓国式のサムギョプサルの食べ方です。
広げた葉っぱの上にネギの和え物などの野菜、お肉、そして「サムジャン」ソースを乗せて一口サイズに巻きます。それを潔くほおばると!すべての具材が織りなす絶妙な味のハーモニーが口の中に広がります。皆さん、ぜひ試してみてくださいね!
ちなみに、焼肉の場合2人前から注文を受けるお店も多い中、Somacはサムギョプサルを1人前だけ頼むことができます。皆で行っても各自食べたい物を頼んで、シェアするのも楽しいかもしれません。
②テンジャンチゲ(250ペソ、約530円)
「テンジャン」とはお味噌、「チゲ」とはご飯のおかずとして食べる小鍋料理のことで、「テンジャンチゲ」は豆腐や韓国味噌を使った熱々の小さい鍋料理です。
唐辛子および刻んだ唐辛子も入っているので、見た目よりは辛いですが、サムギョプサルにも、ご飯にも良く合って美味しいです。
③ポッサム(800ペソ、約1,700円)
茹でた豚バラ肉をスライスして、葉野菜またはキムチに巻いて食べる韓国料理です。薬味と一緒に茹でるため臭みはなく、お肉の脂も溶けており、お味はとてもたんぱくです。
お値段は800ペソですが、二人では食べきれないほど多い量でした。
そして茹でたり冷ましたり、出来上がるまで30分くらいかかるので、注文したい場合は、電話などで予約する際に前もって頼んでおいたら、待ち時間を省くことができます。
こちらは塩ゴマ油、サムジャン、お醬油、あみの塩辛の4種類の漬けダレです。お好みに合わせて召し上がってください。
「ポッサム」は「サムギョプサル」と同様に葉野菜に巻いて食べる食べ方もありますが、定番の食べ方は豚肉と相性が良い「キムチ」に巻いて食べるのです。
それでポッサムを注文すると、このように大量のキムチも一緒に出てくるので、驚かないでくださいね!
④(韓国風)フライドチキン(600ペソ、約1,300円)
唐揚げと違って、骨付きのフライドチキンです。生地はお醬油とニンニク味と韓国風に味付けされています。お味は普通に美味しくて悪くないですが、特におススメしたい程ではありませんでした。
⑤スンドゥブチゲ(250ペソ、約530円)
こちらは日本にも多くのファンを持ってる「スンドゥブチゲ」です。「スンドゥブ」とは絹ごし豆腐のことで、唐辛子とニンニク、豚肉などを炒めて作ったヤンニョムで味付けした辛い「チゲ(小鍋)」です。特に寒い時期に食べたくなる体が温まる料理です。
特にSomacのスンドゥブチゲは、アサリなどが入った一般的な海鮮スンドゥブチゲとは違って、薄切りの豚肉がたっぷり入っており、スープにもこくがあってとっても美味しいです!
⑥イカのスパイシー炒め(800ペソ、約1,700円)
イカとネギなどの野菜を辛く味付けして炒めた料理です。激辛ソースがしっかり絡んだイカは柔らかくておかずとしても、お酒のつまみとしてもピッタリです。
まとめ
■ マボロ地区にある分厚いサムギョプサルが美味しい韓国レストラン
■ 個室やテラス席あり
■ 予算:一人当たり350~500ペソ
■ 電話番号:+63 32 401 3209
■ 営業時間:午前10時~翌朝5時
■ 公式Facebook : https://www.facebook.com/Somackoreanrestaurant/
■ 公式Instagram : https://www.instagram.com/somac_koreanrestaurant/
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