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2022年 11月24日 木曜日
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フィリピンセブ島留学【予防接種】元現地の看護師が教える推奨ワクチンは?

これからセブを始め海外に行かれる方に、医療者として、また海外在住の経験者として、お役に立てる情報をお伝えします。

<この記事の執筆者>
福岡愛巳
東京新橋のインターナショナルヘルスケアクリニックで働く看護師。
セブ島のジャパニーズヘルプデスクに約3年半従事し、多くの日本人留学生を病院でケアしてきた。

私は、約3年半、セブの病院で日本人患者さんの受診予約や受診時通訳、加入されている海外旅行保険の代行手続きをしていました。ジャパニーズヘルプデスク(JHD)といえば、セブにいらっしゃる方はお分かりいただけるかと思います。今回は、フィリピンセブ島留学にあたって必要な予防接種について解説します!

外務省は、渡航する国ごとに推奨するワクチンを定めていることを知っていますか?

ジャパニーズヘルプデスクでは、留学生や新しく海外駐在の辞令を受けた会社員の方からの渡航ワクチン接種に関するお問合せが増えております。

予防接種に関する情報は、セブ留学後の他国留学やワーキングホリデー等をお考えの方にも参考にしていただけるかと思います。

フィリピンセブ島留学の予防接種について

予防接種

セブはリゾート化してきているとはいえ、日本とは環境が異なる東南アジアの国。渡航前には予防接種が推奨されている地域です。

過去に基本的な予防接種を受けたかと聞かれて、正確に答えられる方はあまりいないのではないでしょうか。

まずは、幼少期の接種記録を母子手帳で確認してみましょう。何らかの理由で接種していない場合や、母子手帳がなく接種したか分からない場合は、追加接種が必要かもしれません。

フィリピン渡航にあたり、大人に必要とされている予防接種は、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、日本脳炎です。麻疹や風疹、ポリオの追加接種を検討することも外務省は勧めています。
(出典:外務省|世界の医療事情フィリピン

特に、麻疹については過去の接種歴を確認しておくことをおすすめします。1990年4月1日以前に生まれた方は、小児期に麻疹ワクチンが不足していたため、通常2回の定期接種を行うところ、1回のみ接種されている方がほとんどです。

十分な免疫がついておらず、麻疹にかかってしまう可能性があるので気をつけましょう。

過去に、麻疹にかかったか、予防接種を2回打ったか定かでない場合は、渡航前に抗体検査を受けるか、麻疹の追加ワクチンを打つかを医師に相談してみましょう。

抗体検査をクリニックで受ける場合は、ワクチン接種と同じくらいの金額がかかることもあるため、医師によっては抗体検査ではなく、追加接種を勧めることもあるかもしれません。

最近は、親子でのセブ留学も増えているので、子どもの予防接種についてもお伝えします。

日本の子どもがフィリピンに渡航する場合は、まずは、定期の予防接種をきちんと受けているか確認しましょう。

日本の定期接種にA型肝炎の予防接種を追加するように外務省は勧めています。

A型肝炎は、感染者から排泄される糞便で汚染された野菜や水、魚貝類等を摂取することによって感染する病気です。語学学校の寮やショッピングモールは衛生的なので、過度な心配は不要かと思いますが、不安な方は接種を検討するとよいでしょう。

短期渡航であれば、日常生活に気を付けることで追加の予防接種は不要かと思います。もし判断に迷う場合は、日本国内のトラベルクリニックに問い合わせてみるのもよいでしょう。日本渡航医学会のサイトからお近くのクリニックを検索できますよ。

日本で追加接種をする場合は、間隔を空けて何回か同じメーカーのワクチンを打たないといけないので、早めの問い合わせがおすすめです。ワクチンの免疫がつくのにも数週間かかります。

追加の予防接種を打つ場合は、なるべく日本で接種するほうが安心でしょう。予防接種を打った後に、熱や腫れが出ることもあります。また、もし何らかの重い副反応が出たときには、日本政府の副反応救済制度を使って、補償が受けられる安心感もあります。

もし受けたい予防接種の接種回数が多くて渡航に間に合わないという方は、セブの病院でも接種が可能です。しかしながら、フィリピン国内でのワクチン供給に偏りがあるため、供給不足で手に入らないこともあります。また、ワクチンの副反応が出た場合の補償は、政府ではなく、製薬会社などによるものとなります。

小児期に定期接種するワクチンは、多くのクリニックに揃っていますので、予約電話時に在庫の確認ができます。A型肝炎やB型肝炎は、日本でも輸入ワクチンとして流通しているブランドがありますのでご安心下さい!

なぜ同じブランドの輸入ワクチンが日本とフィリピンのどちらにも流通しているかというと、WHOがそのブランドのワクチンを国際認可しているからなんです。

インドや中国などで流通している他ブランドのワクチンは安価であるものの、WHOからは認可されていないことがあります。たとえ接種していても、他国でその接種歴として認められないケースもありますのでご注意を!

追加接種の場合はワクチンの種類に注意を

以前に、セブに新たに駐在となった某日系企業の社員さんたちが、日本でのワクチン接種が間に合わず、続きをセブで打ちたいとお越しになりました。接種されていたものは、日本国産ワクチンでした。

セブの担当医師にお願いはしましたが、最終的にはWHOで認定されている輸入ワクチンを始めから打ち直すという事態になりました。

一般的に、ブランドの異なるワクチンはたとえ同じ病気を予防するものでも、ミックスして接種することはできません。

例えば、初回は日本国産のA型肝炎ワクチン、2回目は輸入のA型肝炎ワクチンといったことはできませんので、みなさん注意してくださいね!

日本国内で接種する場合も、海外渡航される方へは輸入ワクチンを推奨するクリニックが多いでしょう。接種するワクチンの種類については、渡航国の状況を踏まえ、医師に相談してみてください。

予防接種の記録はフィリピンにも持っていきましょう

予防接種後は下記のような証明書が発行されますので、海外に行く際にはパスポートに挟んでおくことや、写真に取っておくことをおすすめしています!

予防接種

例えば、狂犬病は事前に予防接種をしていても、動物に噛まれたりなめられたりした後にも追加の予防接種が必要です。

過去の予防接種でどのブランドのワクチンをいつ、何度接種したかが重要な情報となります。どの国の医師でも予防接種証明書を見ればすぐに接種歴を確認できるので、早期治療の開始につながります。

狂犬病は、発症すれば致死率はほぼ100%という恐ろしい病気です。正しい知識を持ち、予防と対策をしましょう。意外と知られていないことですが、狂犬病は犬からのみうつる病気ではありません。

コウモリやネコでも狂犬病ウィルスを持っている場合は感染する恐れがあります。噛まれたときだけではなく、キズのある部分を舐められたり引っかかれたりしたときも感染する恐れがあります。

セブ留学前にワクチン接種の確認を

渡航先によって推奨されているワクチンは異なります。セブ留学の前には、まず過去の予防接種歴をチェックしてみましょう。

追加の予防接種が必要か否か、必要に応じて医師に相談しながら判断してください。

ワクチンは決して安価なものではありません。はっきりいって、つい節約したくなるものだと思いますが、知らないことで招くかもしれない事象は、取り返しのつかないような大きな傷跡を残す可能性もあります。

どのようなワクチンを接種すべきかお悩みの方は、ぜひお近くのクリニックにご相談ください。

ゲストライター
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当サイトに不定期で寄稿しているゲストライターさんの記事です。

様々な職業や経験を持ち合わせた方から寄稿頂いているので、ぜひチェックしてみてください。

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