旅行に留学にリタイア生活に!今やフィリピンへ訪れる日本人は増えて来ました。
特に最近ではフィリピン留学・セブ島留学が爆発的な人気を誇り、2020年の東京オリンピックに向けて英語を学びたいと思っている人も多く、大勢の方が近くて安いフィリピンへと留学に訪れています。
フィリピンでの留学は、特に難しい手続きなどはないので、エージェントを通さずに来る方も大勢いらっしゃいます。ですが、フィリピンの事情を知っていないと、出発地の空港でまさかの出国拒否に出くわす場合も!
その一つが、フィリピンへは片道航空券では入国出来ないことが挙げられます。
そしてもう一つ、フィリピン留学生必見のビザランについてもご紹介したいと思います。
※なお、ビザランは留学中の海外旅行ですので、学校によっては認められない場合もあります。チケット購入前に留学先の学校にご確認ください。
目次
フィリピンは片道航空券では入国出来ない
フィリピンへ旅行や留学などで渡航を検討している皆さん、フィリピン入国の際は片道の航空券では入国出来ないのをご存知でしょうか?特にフィリピンは物価も安く1年中暖かな気候なので、長期で訪れるかたも大勢いらっしゃいます。
また、フィリピン留学後はそのままオーストタリアへ行く、どこかぐるりと国を回ってから日本へ帰るという方も多いと思います。
そうなると、帰りの日がわからないからと片道で航空券を予約していこうと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もし万が一、片道で航空券を取り、出国当日空港へ行きチェックインしているときに、カウンターで出国拒否をくらってしまいます!そうなるとせっかくのチケットもホテルの予約も全て無駄に!
そうならないためにも、フィリピン入国の際は必ず、往復または第3国へ出国する航空券を予約するようにしてください。
フィリピンは30日以内の滞在であればビザなしで入国可能
フィリピンは2017年2月現在、日本人がフィリピンへ行く場合は30日以内であればビザなしで渡航することが出来ます。
30日を超えて滞在する場合は、フィリピンの現地でビザの延長が可能です。日本であらかじめフィリピン大使館で申請することも出来ますが、非常に面倒だということで、現地で取得をおすすめします。
セブ島での観光ビザの更新はこちらの記事を参照ください。
空港のあるマクタン島、そしてセブシティと2箇所あります。ちなみに留学で訪れている方は、学校が手続きを代行してくれるので、自分でやる必要はありません。
留学生必見、ビザランって何?
ビザランとは、ビザの支払いを逃れるために近隣の国へ行き、またフィリピンに戻って来るということ。フィリピンから近隣国へはLCCが発達しており、かなり格安で行けるため、ビザの支払いぐらいの金額で近隣へ旅行へ行けるということです。
留学生にはビザに支払うくらいなら、土日を利用して近隣国へ旅行へ行こうという人が増えて来ています。
滞在が2ヶ月以上3ヶ月未満の場合はビザランがいい?
ビザの更新料の話になりますが、1ヶ月目は3130P、2ヶ月目は7590Pになります。なぜ2ヶ月目にいきなり高くなるのかというと、2ヶ月以上の滞在の場合には、I-CARDという外国人登録証を作成するために料金が高くなります。
つまりは、3ヶ月以内に留学や旅行が終わる場合、I-CARDは有効期限が1年ですのでI-CARDは正直行って要らないんですよね。でも作らないといけない、費用は約1万円ぐらいかかるということです。
ビザランの方法
60日以上滞在の場合に2ヶ月目の料金がかかるので、60日以内にフィリピンを出国し、第3国へ行く必要があります。ビザランをする場合は、留学生であれば必ず事前にスタッフの方に伝えましょう。パスポートを受け取り、外出許可証をもらう必要があるため。
ビザランでの人気の行き先は、シンガポールやマレーシア、香港が多いです。これらはセブパシフィック航空などのLCCを使って格安で行きます。うまく行けば往復航空券代を2ヶ月目のビザ代である8000P以内で行けるはずです。
もちろんホテル宿泊もありますし、交通費や食費など色々とかかるのでビザ費用以内で収まることは出来ません。ですが、ビザ代で消えるくらいなら旅行へ行ってしまおうという方も多いです。
ビザラン旅行へ行く場合は、複数名で行くことをおすすめします。1人だとかなり割高になってしまうので。
ビザランの注意点
ビザランの為に一度第3国へ行く場合、その国からまたフィリピンへ帰る際も、片道では入れません。ビザランをする場合は、きちんと日本への帰国のチケットを持っている場合、または捨てチケットなどを持っていて有効期限内の場合のみ出来ます。
うっかり、捨てチケットを出国前に買ったけど有効期限が過ぎていた!なんてことにならないように計画的に航空券は買うようにしてください。
留学または長期滞在で帰国日が不明な場合の抜け道
フィリピン入国の際は、片道航空券では入国出来ないことは冒頭で説明しました。仕方なく帰りの航空券を買おうと思っても、セブパシフィック航空の場合はほぼキャンセルは不可能、変更もほぼ不可能です。(電話がまず通じない)
かといって、変更可の航空券を買おうにもものすごく高いですよね。しかも必ずしも日本に帰るとも限らない…ではそんなときはどうすればいいのか?
その解決策がこちらです。
捨てチケットについて
捨てチケットという言葉があります。
これは、航空券を購入しておいて実際には搭乗せずに捨てるということです。そうすることによって、フィリピンから日本または第3国に出るチケットがあるので入国することが可能です。
また、このチケットは捨てること前提なので、フィリピンからいざ出るというときにまた新しく航空券を買えばいいのです。
でもここで疑問に思う方もいると思います。「捨てるなんて勿体ない!と。航空券といっても結構高いんでしょ?」と。
ですがこの捨てチケットは、フィリピンなら出来る裏技なのです。
捨てチケットの方法
❶ 成田からセブへ行く片道航空券を購入。帰りのチケットは日本でも第3国でもOK。しかも帰りはセブから出発ではなく、同じ国内のマニラから第3国でもOKなんです。
❷ マニラからシンガポール・マレーシア・香港など、LCCで安く行ける航空券を取得する。セブからマニラの航空券は必要なし。マニラからシンガポールは片道のみでOK。
❸ 日本でチェックインの際に、帰りのチケットの提示を求められるので、マニラからシンガポールなど格安で取得したEチケットを提示すればOK。
おすすめ捨てチケットはこれだ!
マニラからシンガポールだって結構高いでしょ?と思った皆さん、意外と安いんです。私は一度捨てチケットでセブに入国したことがあります。そのときはマニラからシンガポールのチケットを取得し、片道で5000円でした。
セブから日本へのチケットはどう頑張っても1万円以上かかります。セール外の通常であればセブパシフィックでも2万円ぐらいはします。なので、帰りの日時が不明な方は、こうした捨てチケットを利用して入国することが出来るのです。
ちなみに、しっかりとキャンセル手続きをしてもいいですし、そのまま何もしなくても大丈夫です。
それでは、最安時のおすすめの捨てチケットをご紹介します。
❶ エアアジアでセブから台北 2000php
❷ エアアジアでマニラからシンガポール 3200php
❸ セブパシフィックでセブから台北 1800php
こんな感じです!もちろん時期やタイミングによって値段はかなり変わってきますが、だいたいこの値段で行けてしまうのです。特に、セブパシフィックでセールをやっているときは狙い目です。
セブから台北で1800P(4000円)ぐらいで行けます。
捨てチケットなので、あくまで一番安い日にち・時間で取ってください。捨てチケットは日付はいつでも大丈夫ですが、出来るなら日本出国から3ヶ月以内で取りましょう。あまり長いと入国審査時に怪しまれますので。
セブパシフィックでセールを見たい方は、日本語バージョンではなく、フィリピン(英語)を選択して調べた方がお得です。定期的にセールをしているのでチェックしましょう。
まとめ
近頃、タイなどではビザラン問題が深刻化しビザラン禁止になっていますが、フィリピンは大丈夫です。多くの方が捨てチケットを利用したり、ビザランして近隣国へ出てまた戻ったりしています。
もしフィリピンへ行こうとしていて、帰国日がはっきりとしていない方、留学後にそのまま周遊を考えている方、是非捨てチケットを利用してみてください。
また留学などで3ヶ月以内にフィリピンを出る方は、ビザ更新もいいですがビザランもおすすめです。せっかく英語を学んでいるのですから、留学生仲間とともにシンガポールやマレーシア、台湾などに行って英語を使ってみてください。
なかなか外国から外国へ行くことがないので、とてもいい刺激になると思います。
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