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オーストラリアワーホリ 仕事探しのリアル失敗談5選

更新日2024.01.26

オーストラリアワーホリ 仕事探しのリアル失敗談5選

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「日本より時給が良い」「稼げる」ことで有名なオーストラリアのワーキングホリデー。毎年多くの人が良い仕事を求めてオーストラリアへ渡航しています。

しかし、実際に就ける仕事の内容や良し悪しについては、あまり知られていません。

そこで今回は、 オーストラリアワーホリを体験した私が、仕事にまつわる成功談&失敗談をご紹介したいと思います!

これからオーストラリアのワーキングホリデーに向かうみなさん、またはワーホリを始めたけれど仕事探しで悩んでいるみなさんに、少しでも参考にしていただければうれしいです。

また、今回ご紹介する成功談&失敗談は、私が重視した仕事内容・給料・英語環境などの総合評価で決めていますので、全ての人に当てはまる、もしくは全ての人が同じように感じるわけではありません。あくまでも参考程度にとどめてくださいね。

*オーストラリアの通貨はオーストラリアドル(AUD)、2024年1月現在1AUD=97.42円です。

オーストラリアワーホリでの成功・失敗談

1.失敗:エージェント使用は効果的?

仕事探しというのは日本でも多少の不安がつきまといますが、海外になるとなおさら緊張と不安をともないます。私も例外なく緊張と不安をかかえていたワーホリメーカーのひとりで、オーストラリアに滞在している間2つのエージェントを利用しました。

ここではエージェントのサポート内容や利用した感想をご紹介します。

シティージョブ向けエージェント

サービス内容
・銀行口座開設
・レジュメ作りサポート
・仕事紹介
・エージェントの人がRefereeになってくれる
* Refereeとはレジュメに載せる推薦人のことで、「この人が私を推薦しています」というアピールになります。Refereeの人の名前と連絡先(会社名・電話番号など)を書くことで、採用する側が安心できるほか、ときには直接電話をしてレジュメの人物がどんな人であるかを聞くこともあります。

料金
半年間200ドル(約19,400円)

良かった点
・レジュメやカバーレターの作り方を教えてもらえた

イマイチ・悪かった点
・紹介される仕事の量が少ない

エージェントを利用する前も自分でレジュメを作っていましたが、ネットで調べて自分で作成したものは完成度の低いものでした。

このエージェントでは、パソコン内に自分の経歴を入力し、予めリストされてある、 “自分の強みやスキル”の文の中から好きなものを選ぶと、比較的簡単にレジュメを作れるシステムがそろっていました。カバーレターを書くときも、丁寧にメールで相談に乗ってもらえ、非常に助かったのを覚えています。

仕事を見つける目的で利用したこのエージェントでしたが、思ったより紹介される仕事の量が少なく、更新頻度も少なめでした。エージェントから良い仕事を紹介されるのを待っていると、ただ時間が過ぎるだけだと思い結局自分で仕事を探しました。

ファームジョブ探し専門のエージェント

セカンドビザを得るためにファームジョブを探していましたが、なかなか思うように見つけられず、藁にもすがる思いで利用したファームジョブ専門のエージェントです。

サービス内容
・ウェブページに仕事情報を更新

料金
1ヶ月30ドル(約2,910円)

良かった点
なし。

イマイチ・悪かった点
・仕事量が少ない
仕事が少なく、更新頻度も少なかったため、 思うような仕事が見つかりませんでした。良い条件の仕事情報が更新されたと思ったら、シーズンが始まるのが2ヶ月先など、タイミングもなかなか合わず、結局利用せずに自分の足で仕事を見つけました。

結論

「保険として登録するのは良いが、エージェントだけに頼らず自分で動くこと!」

私の場合、 エージェントに登録するもほとんど活用できませんでした。レジュメ作りは助けられましたがレジュメ作りのサポートだけなら、もっと他のレジュメ添削サービスを格安で受けることもできたと思います。

とはいえ、友人の中にはメルボルンでエージェントを利用し希望の職に就いた人もいるため、活用できている例もあります。エージェント利用は便利で、サポートしてもらえることもありますが、基本は自分の足で仕事を探すのがおすすめです。

2.失敗:日本人が集まる仕事

オーストラリア出発前、ネットで見つけた情報の中に、ファームジョブが欲しい日本人が集まる場所がありました。あまり気が進まないながらも、ファームの仕事欲しさに行ってみることに。

仕事内容
・チェリーのソーティング(仕分け)
・アップルピッキング

良かった点
・チェリーの仕事は、短いシーズンながらも安定していた

イマイチ・悪かった点
・たくさんの日本人で溢れており、英語環境とは程遠い

アップルの仕事は経験していないので詳しいことは分かりませんが、 友人によるとあまり稼ぎはよくない様子。チェリーは工場契約だったため、時給制の安定した仕事でした。

日本人がたくさんいることは承知で行きましたが、やはり海外にいるのに日本人で固まるのはあまり好きになれず、ほかの台湾人や香港人の友人たちと過ごしました。とはいえ、良い日本人のお友達ができたことも事実です。

チェリーの仕事はシーズンが短いため、2ヶ月もしないうちに仕事が終了。あまり好きになれなかった仕事環境から開放され、ほっとしたのを覚えています。

日本人の口コミには日本人が集まる可能性が高いです。 英語環境を求める人は、どんな人が働いているのかを先に調べてから行くことをおすすめします。

3.失敗:都会のマッサージジョブ

昔から指圧が得意だったため、都会で手っ取り早く仕事を得るにはいいかなと、気軽に応募しました。イリーガルの仕事が大半なので、マッサージの免許がなくても雇ってもらえるところがほとんどです。

渡航前のリサーチで、アダルトなことをするマッサージ店の存在はある程度知っていましたが、面接を受けたお店ではアダルトな行為を禁止しており、清潔な雰囲気があったため、仕事を始めることに。

ここでは良い点や悪い点を省き、衝撃だったマッサージショップの真実をご紹介します。

マッサージショップの真実

・お客さんに、アダルトなことをするかと聞かれる
全体の3割くらいのお客さんに聞かれたように思います。そろそろマッサージが終わりそうなときに質問され、私が「No, I don’t do that.」と答えると、紳士に対応する人もいればしょんぼりする人もいました。

中には「儲かるのに、簡単なのに、どうしてしないの?」と勧めてくるお客さんや、聞く前から体を触ろうとする人も。普通にマッサージを受けて喜んで帰っていくお客さんが、とても有り難い存在でした。

・マッサージショップの大半はアダルトなお店
常連のお客さんに教わった情報です。同じ時期にほかのマッサージ店の仕事を得た友人が、 店主に水着を着てマッサージするように言われた、という事件もありました。

多くのお客さんに、アダルトなことをするか?という質問をされたことを考えても、“大半”というのは大げさな表現ではないような気がします。

マッサージの仕事をしたい人は

マッサージの資格を持っていてマッサージの仕事に就きたい人は、 できるだけショッピングモール内のマッサージ店や、リゾートホテルのスパなどをあたってみるのが良いと思います。もちろん100%安全な職場とは限らないため、仕事に就く前にリサーチが必要です。

遠路沿いにあるマッサージ店で働くことは、正直あまりおすすめしません。都会では特にマッサージの求人が多く、都会で仕事が欲しくてもなかなか見つけられないアジア人が、真実を知らずにマッサージの仕事に就きます。

私自身、特に危険な目にも合わず、結果としてはいろいろな意味で良い経験ができたと思います。しかし、中には危険な目に合った人がいるのも事実です。

自分がアダルトなことをする気がなくても、しつこく要求されることもありますし、アダルト目的で来店したお客さんに気に入られ、ストーカー被害を受ける同僚もいました。

日本人としては衝撃的でしたが、 オーストラリア人にとってのマッサージショップは、気軽に行けるアダルトショップのような感覚なのかもしれませんね。

4.成功&失敗:ベリーファーム

ベリーファームと言っても種類は様々ですが、 全体的に簡単な畑仕事が多いのが魅力です。シトラスなどのように鋭いトゲがある種類も少なく、1つ1つの実が軽いので、力仕事になることもほとんどありません。

色々な種類のベリーファームジョブを経験した私が、それぞれの特徴と感想をお伝えします!

ストロベリー

私が体験したアデレード・ヒルズでのストロベリージョブについてご紹介します。同じストロベリーファームでも、他の地域では全く違う内容や感想になることが予想されるので注意してください。

内容
・ピッキング
・パッキング
・プランティング(苗植え)

良かった点
・日本人がおらず、ほぼ完全な英語環境だった。
・プランティングは力仕事だがお金を稼げた

イマイチ・悪かった点
・ピッキングに慣れるまでに時間がかかり、あまり稼げなかった。

もともとパッキングをメインでしていたので、ピッキングの機会があまりなかったこと、さらにシーズン外れに仕事をしていたことが原因です。他の地域でシーズン時にストロベリーピッキングをした友人は、慣れるのも早く、お金も稼げていたようなので、成功例もあります。

ちなみにアデレード・ヒルズのストロベリーシーズンは10〜2月。

「慣れるまでに時間がかかる」のは、多くのファームジョブに言えることです。歩合制の場合、慣れるまでに時間がかかる=お金を稼げるようになるまでに時間がかかる、ということ。

たくさんのファームジョブを経験するのも楽しいですが、 慣れた仕事で他の地域を回る、シーズンが来たときに戻る、などの働き方も、お金を稼ぐ上では効率の良い方法だと思います。

ブルーベリー

ブリスベンとシドニーの間にある、コフスハーバーという街の周辺にあるブルーベリーファーム。

毎年10〜12月がシーズンですが、7月ごろからポツポツと仕事が始まると聞き、Colindiにある大手のファームに入るべく前乗りしました。しかし、大手ファームを希望する数百〜数千人という人がすでに待機していて、すぐには入れる気配がありません。

仕方がないので、少しでもお金を稼ぐため個人経営ファームで仕事をすることに。その後旅行などもしつつ3ヶ月が経過し、やっとのこと大手のファームに入ることが出来ました。

ここでは個人経営ファームと大手のファームを合わせてご紹介します。

仕事内容
・ピッキング
・個人経営は時給または歩合制、大手ファームは歩合制
・歩合制の場合は1キロあたりの値段で給料が決まる
・大手ファームはチーム制

良かった点
・たくさんの個人経営ファームがあり、シーズン時はわりと簡単に仕事が見つかる
・大手ファームに入れば安定した稼ぎを得られる

イマイチ・悪かった点
・個人経営ファームは稼ぎにムラがあり、イリーガルな場合が多い
・大手ファームはとにかく人気のため、待ちが非常に長い

非常に人気の高い大手ファームは、入ってしまえば楽しく安定した暮らしを得られますが、それに至るまでがとにかく長い!途中待ちくたびれてギブアップし、他の地域に移動する人もいました。

大手ファームの場合、ピッキングはチーム制。チームにより1キロあたりの値段が違います。

私の場合は、次に紹介するラズベリーの仕事で大手ファームに入ったため、ブルーベリーはヘルプ程度のお仕事でした。ブルーベリーピッカーとして雇われた友人は、調子の良い日で200ドル(約194,00円)くらい稼いでいたようです。

たくさんある個人経営ファームはインド人経営のところが多く、歩合制もあれば時給制もあります。 私が働いていたところでは時給12ドル(約1,164円)でしたが、他のところでは16〜20ドル(約1,552〜1,940円)とさまざま。

高時給のところは人気のため、なかなか入ることができません。普段からたくさん友達をつくるなどのコネ作りも大切です。

個人経営ファームと大手ファームの両方を経験した友人は、大手にはベテランがたくさんいるためベリーの単価が低くなり、個人のファームで働いていたときのほうが稼げていた、と言っていました。一概に大手が良いというわけではなさそうですね。

ラズベリー

ブルーベリーの仕事を待つのに待ちくたびれた私。同じ大手ファームが募集するラズベリーの仕事でも良いかなと思い、 応募するとすぐに採用にいたりました。

仕事内容
・ピッキング+パッキング
・歩合制、1パックあたり◯ドルという計算
・朝6時に仕事開始
・自分から休みを希望しない限り、毎日仕事
・チーム制

良かった点
・安定した稼ぎ

イマイチ・悪かった点
・稼げるかは配属されるチームによる
・ルールを守らない人たちと一緒に仕事をしなければならない

ブルーベリーファームと違いラズベリーファームには屋根があるので、天気に関係なく、基本的に毎日働けるのが良いところ。安定した稼ぎを得られます。しかしこのチーム制というのが厄介で、配属されるチームによりお給料に雲泥の差が生まれるんです。

大手ファームは規模がとても大きいため、ラズベリーファーム内にもたくさんのチームがあります。ベテランの人も多く、彼らは風の速さでピッキング・パッキングをこなします。そのため、 ベテランが多いチームに配属されれば1パックあたりの単価は低くなり、新人チームでは高くなるんです。

配属先は自分では決められないため、運次第。私はラッキーなことに新人チームに配属され、新人ながらも安定した良いお給料を得られました。ベテランになりつつある同僚は、私と同じ新人チームに配属され、時給に換算すると1時間平均30ドル(約2,910円)以上稼げていたようです。

ラズベリーのシーズンが9〜4月なので、シーズン中に入れば新人チームに配属される可能性があります。しかし、私とほぼ同じ時期に入った友人はベテランチームに配属されたので、本当に運次第ですね。

また、 ルールを守らない人たちと一緒に仕事をするのは、精神的にとても大変でした。

ラズベリーピッキングでは、次の収穫のことも考え、商品になる実のほかに熟れすぎた実も取る必要があります。しかしピッカーにとって熟れすぎた実は、お金にならない、時間を費やすだけのもの。

多くのピッカーが自分の稼ぎのことだけを考え、商品になる良い実だけをとります。そうすると、またすぐやってくる次の収穫期には、商品になる実=お金になる実が非常に少なくなります。

いくらスーパーバイザーたちが口酸っぱく言っても、聞く耳を持たず。かといって辞めさせられるわけではないので、彼らはそのままのスタイルでお金を稼ぎます。

お金は稼ぎたい、でも上には従わなくてはと思う私は、彼らの自由さと、自分の抜けきれない真面目さに苦しみました。

ブラックベリー

大手ファームでラズベリーの仕事をしていた際に、おまけ程度で舞い込んできたブラックベリーの仕事。専属でピッキングやパッキングをしている人もいたようで、稼げると噂になっていました。

私の場合は主にヘルプ要員として仕事をしていたため、稼ぎについては定かではありませんが、ここでひとつ注意したいことが!

ブラックベリーは種類によってはトゲがあるものがあり、どうしてもその トゲの中をかき分け、ピッキングしなければいけない時があります。トゲは硬く、引っかかると痛いです。

もし、ブラックベリー専門で仕事をしようという人は、アームカバーなどを用意し、怪我をしないように注意してくださいね。

5.成功:田舎のリゾート地での仕事

田舎は良い仕事が見つかりやすいというのはよく聞く情報ですが、実際に西オーストラリアのブルームに到着して1週間も経たずに仕事をゲットすることができました。

今回はそのブルームでのハウスキーパーの仕事についてご紹介します。

仕事内容
・リゾートビラの清掃
・パブリックエリアの清掃

良かった点
・リーガルで高時給

イマイチ・悪かった点
・治安があまりよくない
・アジア人が多く、日本人もちらほら

都会では見つけること、得ることが難しい時給20ドル(約1,940円)台の仕事がたくさんありました。リーガルの仕事で、土・日曜日や祝日はお給料が上がるのも魅力的です。祝日に働いた時は時給50ドル(約4,850円)だったことも。

治安が良くないというのは、窃盗や暴力などの事件をときどき耳にしていたからです。アボリジニの人も多く暮らす地域でした。

もちろん人種や地域に限らず、どこでもそのようなことが起きる可能性があるので、危険な地域には近づかない、貴重品の管理を怠らないなど、自分の自分で守る努力が必要です。

日本人の数はそこまで多くありませんでしたが、アジア人が多いためオーストラリアにいる雰囲気は少し薄いかもしれません。それでも他の国の人と過ごすことを心がければ英語環境にはなります。

また、ボスはたいていオーストラリア人ですし、 レセプションなどの常に英語を使うポジションとして地元の人も多く働いているので、オーストラリアの地元の人と仲良くなれるチャンスもあります。

ブルームよりもっと知名度が低い田舎にいけば、それこそほぼオーストラリア人という望む環境が得られるかもしれません。特に西オーストラリアやノーザーンテリトリーの辺りは、割の良い仕事が多いと聞くので、ブルームだけでなく田舎に行ってみることをおすすめします。

まとめ

ほぼ失敗談になってしまいましたが、実際には失敗と思われるものからも学ぶことが多くありました。稼ぎは良くなくても良い友人を得たり、稼ぎは良くても仕事環境が良くなかったりと、失敗・成功と思われる体験でも、何かしら良い点・イマイチな点があるものです。

また、失敗・成功とひとくくりに書きましたが、人それぞれ「何に重点を置いているか」で全く感じ方が変わるため、私にとっては失敗だった経験でも、人によっては成功体験になり得ます。

ただ、これからオーストラリアのワーホリに向かうみなさんや、もうすでにワーホリ中のみなさんには、少しでも多くの成功体験をしていただきたい!

私の成功談&失敗談やほかの情報を参考にしつつ、ぜひみなさんの足で、みなさんのワーホリを切り開いていただけたらと思います!

オーストラリア留学ついて

オーストラリア留学は、海外渡航経験の少ない方にも自信を持っておすすめできます。 気さくでフレンドリーな人柄が魅力のオーストラリアは、多文化・多民族国家であるゆえ、外から来た人も馴染みやすく、何度も訪れたくなる心地よさがあります。 他の国に比べて留学生に対する制度が充実していて、国を挙げて手厚くサポートする体制が出来上がっているため、不安が多い海外生活も安心して送ることができるでしょう。 期間や渡航スタイルの選択肢が広く、短期留学やワーキングホリデーなど自分に合った形を選ぶことができるのもオーストラリア留学の大きなメリットです。

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