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2024年 11月22日 金曜日
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英語力0からのフィリピン留学!初めての海外生活に浮かれまくりの私がつまづいた「学習の壁」

2017年10月から6週間のセブ島留学中の「恋する旅ライターかおり」です。私は、ライターの芸を活かし学費と滞在費が無料で提供される「一芸留学」という制度を使って、語学学校「3D ACADEMY」にて英語を学んでいます。

現在は、3週間が経過し「留学のいろは」がようやく見えてきたというところ。

「俺のセブ島留学」では、私の留学レポートを全7回にわたってお届けする予定です。単なる留学の楽しさやメリットだけじゃなく、私自身の人生ストーリーとともに、リアルな戸惑いや不安も包み隠さずお伝えしたいと意気込んでいます。ぜひ、最後までお付き合いいただけたら幸せです!

TOEIC190点…(笑)最低ランクからの英語学習スタート

留学レポート

グループレッスンの様子
10月2日、私の留学生活が晴れてスタート。第1日目は、英語力のレベルチェックのためのテストを受けます。スピーキングチェック、TOEIC模試、ライティングテストとトータル3時間のフルコース。

Vol.1で綴ったとおり、「予習ゼロ」の状態でセブ島留学という大海原に繰り出した私が、これらの難問をクリアできるはずがありません(偉そうに言うことじゃないですが……)。

スピーキングは笑ってごまかし、TOEICはほぼヤマカン、ライティングにいたってはすでに試験内容を覚えてもいない(←おいw)。そんな私のTOEIC模試の点数はたったの「190点」\(^o^)/。(250点以下は0点と同じってスタッフさんに言われた)それもそのはず。だって質問文がすべて呪文に見えたのだから……。

それにしても最低ランクにもほどがある。こんな私でも堂々と留学にチャレンジしているのだから、これから留学予定の読者のみなさまも、どうか安心してセブ島に来てください。実際、私と変わらないレベルの人も大勢います。

3D ACADEMYでは、以下の6レベルに別れて授業を受けます。おそらく、このあたりの仕組みは他の学校も同じでしょう。

1、Beginner……基礎的な英会話レベル
2、High Beginner……基本的な日常英会話レベル(簡単な単語を使ったコミュニケーションが可能)
3、Low-Intermediate……日常英会話レベル(基礎的な英語力があり、日常的なコミュニケーションが可能)
4、Intermediate……基本的な意思表現レベル(短いセンテンスを使った意思疎通が可能)
5、High-Intermediate……意思表現レベル(意思や意見を適切に表現することが可能)
6、Advance……ビジネスレベル(ビジネスシーンでも自分の意見を的確に表現することが可能)

留学レポート

バッチメイトのみんなと記念撮影

言わずもがな、私のレベルはBeginner(笑)午前中みっちりとテストを受けたあとは、同じ時期に留学にやってきた生徒同士(バッチメイトと言うそう)で自己紹介タイム。一人ずつ前に出て、英語で【名前・出身地・滞在期間・英語を学ぶ理由】を話します。

このとき本名とともに「イングリッシュネーム」も一緒に伝えます。イングリッシュネームとは、英語で付けた自分の呼び名。日本の名前だと外国人が呼びづらいこともありますからね。私は響き重視でcarry(キャリー)をセレクト。カオリ→キャオリ→キャリーみたいな(笑)

ただ、carryは「運ぶ」という意味らしく、先生たちに「なんでcarryなの?」とやたら聞かれます。そこまで考えてなかったよ〜(笑)

自己紹介では、たった4つのトピックでさえスムーズに話すことができず、思わず日本語で「一芸留学」と発してしまう私(笑)

他の生徒たちも、戸惑いが隠せない様子。そう、最初は誰しもが少なからず緊張と不安を抱えているのです。「ドキドキしているのは私だけじゃない、みんな同じなんだ」と安心。とはいえ周囲は20代前半ぐらいの若い人ばかり。仲良くなれるかなぁ……。

その後は、3Dのインターン生であるレミーさんが学校内や周辺施設を案内してくれました。道順に加えて、コピーのとり方、各種イベントのお知らせ、欠席届の出し方など、覚えることが多すぎて初日は混乱するけれど、1週間もすればほとんど覚えられます。

まともな学生生活は18年ぶり&相当な方向音痴の私が言うのだから間違いない(笑)そうして、初日のオリエンテーションは終了。

英語の上達に「予習と復習」は必須。多忙な私はどうすればいい?

留学レポート

オリエンテーションの翌日から、本格的な授業がスタート。「もっと自由に海外を旅するために英語力を身に付けたい」そう願う私は、もっとも基礎的な「実践英語(ESL)コース」をセレクトしました。

語学留学ではさまざまなコースが用意されており、海外でのコミュニケーションに役立つ実践英語に加え、TOEIC試験対策、英語+企業インターン、世界一周・ワーホリ、セミスパルタなど、それぞれの「英語を学びたい目的」によって、授業内容を選ぶことができます。

他の学校では英語+エンジニアなんてコースもあり、選択肢はかなり豊富なので、何度留学に来ても違った収穫がありそう。

授業は1コマ50分で構成されていて、私は少人数のグループレッスンを3コマ、マンツーマンレッスンを4コマ受講することに。1日7時間近くも勉強するなんて、私の体力はもつのだろうか(笑)でも、なんだか青春時代にタイムスリップしたようでワクワクする!

3Dは経営者が日本人ということで、8割ほどの生徒が日本人で日本人スタッフもたくさん。残りの2割の生徒は台湾、香港人などアジア圏が多いようです。

いきなり多国籍のなかに放り込まれるわけではないので、私のような英語初心者にとっては安心感が強いです。もう少し自分を追い込みたい人は、外国人経営者の学校かスパルタコースを選ぶといいかもしれません。

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マンツーマンレッスンの様子

初日の授業を終えた率直な感想はというと……「ものすっごく疲れる」。これまで好きな時間に寝て起きて、自由気ままに旅をしながら執筆活動をしてきたフリーランスの私にとっては、なおさらキツい。ここはガマンですね。

まぁ1週間もすれば、この生活スタイルに身体が慣れてくるので、本当にしんどいのは最初のうちだけだと思います。

フィリピン人の先生は基本的にフレンドリーでやさしくて、とても一生懸命に教えてくれるので、授業自体は和やかな雰囲気で心から楽しめます。

グループレッスンでは他の生徒たちとディスカッションしながらにぎやかに、マンツーマンでは私がとくに伸ばしたいスピーキングやリーディングを中心に教えてもらっています。

私が受けているコースはマンツーマン5コマのみに変更もできるのですが、最初はグループとマンツーマンのどちらも受けて、それぞれの良さを体感してから変更を検討することにしました。

授業のスタイルはさておき、私にとって最初の難関は「英語を英語で説明されても、ちんぷんかんぷん」ということでした。日本語で説明してもらってもわかりづらい文法を英語で説明されるのが、どれほどわかりづらいことか、おわかりいただけるでしょうか?「本当にこんな内容で英語力が上達するの?」と疑ってしまったほど。

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私が日本から持参した参考書

セブ島留学で英語をスキルアップさせるにあたり、中学レベルの簡単な文法は、わかりやすい参考書を使って自主学習しておくのがベストだと思います。もちろん1週間、2週間と勉強を重ねるうちに少しずつ先生の英語が聞きとれるようになり、言い回しも覚えられます。

でも、いざ教科書なしで英会話を試みると英語の文章がつくれないんです。きちんとした文章にならず、カタコトの単語しか出てこない……。これはきっと基礎的な文法が頭に入っていないから。覚えたつもりになっているけど、実は脳に定着していないのかもしれません。

毎日7時間も英語を勉強しているのに、簡単な文章さえスラスラ話せないことにストレスが募る。これは自主学習でしか乗り越えらない壁なんだと思います。

6週間も留学すれば「誰でも日常会話はマスターできる」と思っていたけど、英語学習の現実はそんなに甘くなかった。よくよく考えてみたら日本語ですら未だに表現に悩むことがあるのに、他の言語をそう容易く操れるわけないんですよね。

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3Dの食堂。食事の時間以外はここで勉強もできる

朝8時から授業が始まり16時には7コマすべてが終了。その後はフリータイムになるのですが、実は厄介なのが「Homework(宿題)」。7コマすべて先生が異なるため、最大で7つの宿題が一気に襲いかかってくるわけです(私は留学レポートがあるため宿題を減らしてもらっていますが、他の人はかなり宿題に追われている様子)。

そんなわけで、なかなか自主学習の時間がとれないという現実があります。

どうしよう……このままじゃ6週間経っても英語がしゃべれないままかもしれない」。そんなザワザワした不安が脳裏をよぎる。勉強と遊びと仕事。ワガママな私は、どれも心ゆくまで満喫したい。でも私の身体は1つしかない。この先どのように3点のバランスをとるかが、留学における私の最重要課題になりそうです。

ダンスにゲームに旅行まで!多彩なアクティビティも留学の楽しみ♪

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留学では、授業以外にも無料で受けられるアクティビティが豊富に用意されています。3DだとヨガにHIPHOP、フィリピンで有名なフィットネスダンスであるズンバのレッスン、英語を使ったゲームのほか、週末には近場のビーチや滝などに出かけるスクールトリップまで。

これらは体力に余裕があれば、ぜひ参加してみてほしいところ。いいリフレッシュになるだけじゃなく、セブの魅力を味わいながら友達をつくる絶好のチャンスになるからです。

こちらは、ズンバのレッスンの様子です。なかなかの激しいダンスでウエストくびれそう!私はHIPHOPに参加しましたが、ズンバと同じような激しさで1時間踊りつづけるため、ばっちりカロリーを消費してくれますよ!留学中は3食の食事の提供に加え、勉強つづきで運動不足になりがちなので、こういったアクティビティの提供はありがたいところ。

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ゲームもかなり盛り上がります。こちらは身体を使って、決められた「テーマ」を表すゲーム。これは、確かテーマが「組体操」だったような……(笑)。先生たちをはじめ生徒もみんなノリノリなので、自然とテンションが上がります。

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その後は「Diversity」をテーマに、みんなでpostermakingにチャレンジ。

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各チームとも、個性的な絵が完成。ちなみに、私たちのチームは表彰で3位でした。

週末のスクールトリップでは、ジンベイザメと一緒に泳げるオスロブの日帰りツアーや、大自然と一体になれるボホール島やカモテス島の1泊2日のツアーなど、魅力満載のアクティビティが体験できます。私も早速、カモテス島のツアーに参加してきました。

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カモテス島には野生の牛がたくさん

カモテスは、セブ島とレイテ島の間に位置する、Pacijan(パシハン)島、Poro(ポロ)島、Ponson(ポンソン)島、Tulang(トゥラン)島の4つの島の総称。手付かずの大自然が残る、のどかでホッとする田舎の雰囲気たっぷりの島です。セブ島の中心部からは、車で1時間、高速船で2時間のトータル3時間で到着します。

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後ろに見えるのは高さ15mの飛び込み台

神秘的な洞窟や15mの飛び込み台に、プライベート感のあるビーチに優雅なプールなど、盛りだくさんの内容。数人の生徒は15mの高さから飛び込んでいましたが、泳げない私はリタイアしました。

*15mの飛び込み台は怪我する可能性もありますので、推奨はしません。

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お天気が良ければ、満点の星を眺めることもできるそうですが、この日は曇りであいにく星空が見られず……。これはいつかリベンジしたい!

このスクールトリップのおかげで、ただただ勉強に明け暮れるだけじゃなく、忘れられない思い出ができます。フォトジェニックな写真もいっぱい撮れた!

10月末には、フィリピンの文化・暮らしを体感できる「カオハガン島」のツアーにも参加予定。その様子は次回のレポートでお届けしますので、ぜひお楽しみに♪

やさしさと魅力にあふれた人たちとの出会いで、ますますセブが好きになる

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セブ島留学では学校内だけじゃなく、いろいろな場所で出会いを見つけることもできます。街中で外国人に声をかけるのはちょっと危険ですが、たとえば学校のスタッフさんに紹介してもらう、インターネット経由で探してみるなど。私は学校のスタッフさんに紹介していただき、セブ島の「日本人会」が主催する運動会に行ってみました。

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大玉おくりやリレーなど、日本の運動会でもおなじみの競技がセブの運動場で繰り広げられていました。転びながらも、一生懸命走る子供たちがかわいい!

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ズンバの先生がズンバを教えるコーナーも♪青空の下で思いっきりダンスを踊って、気持ちも晴れやかになりました。なんだか平和でほのぼのするなぁ。

運動会を主催している日本人会会長の櫻井絹恵さんにお話を聞いたところ、「人と人の距離を縮め信頼関係を築くのに運動会がピッタリだから」という理由で運動会をつづけているのだそう。

これだけの規模のイベントを運営するのは簡単なことではないようですが、若い人たちを巻き込みながら継続していきたいと語ってくれました。

そして、この運動会ではセブ島でホテル「Rumah Highlands Hotel(ルマ ハイランズ ホテル)」を経営する松田和人さんにも出会いました。私がライターだと告げると、「ディナーにご招待します」とのありがたいお言葉をいただき、翌日ホテルにおじゃますることに。

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「美と健康」をテーマにしたこちらのホテル。お部屋の内装は落ち着きがあり、洗練された雰囲気です。

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そして、予想をはるかに超える豪華なメニューの数々に心から感動!!まさか、セブ島でこんなにクオリティーの高いお料理が食べられるなんて。ライターになってよかった!(笑)

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日本人シェフが生み出したお料理は日本人の舌に合う上品な味付けで、シェフの愛情を感じました。偶然の出会いに感謝しながら大満足の食事を終えたのでした。

このように、ちょっと行動範囲を広げてみるだけでも、多くの出会いが舞い降りてきます。せっかく異国に長期滞在するならば、好奇心の赴くままに足を運び、勇気を出して声をかけてみてください。きっと新しい発見や幸せな思い出が増えるはず♪

To Be Continued……

〜次回予告〜
上述したとおり、次回は何もなくて豊かな島「カオハガン島ツアー」の体験レポートをお送りします! 東京ドームと同じサイズの島に約600人の島民が暮らしているカオハガン島。

実はこの島のオーナーは日本人で、たくさんの日本人も住んでいます。自然の恵みをたっぷり浴びながら、昔ながらのフィリピンの暮らしを体感できる貴重な機会。カオハガン島のリアルな魅力を存分にお伝えします。ぜひご期待ください!

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ゲストライター
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