29.8 C
Cebu City
2024年 4月21日 日曜日
俺のセブ島留学Pro未分類7月5日のセブ島スキューバダイビングによる事故は防げなかった...

7月5日のセブ島スキューバダイビングによる事故は防げなかったのか!?

7月5日の事故から安全ダイビングを考えました

こんにちは、エメラルドグリーンの竹谷です。
先日すごく残念な事故がセブ起きてしまいました。

2015年7月5日に韓国人観光客3名がセブ州マクタン島でのスクーバダイビング中に行方不明となり、7日に2名は救助されましたが、もう一人は8日に遺体で見つかりました。

お亡くなりになられた方に、心よりご冥福をお祈りいたします。

死者を出してしまった今回の事故。。。防げなかったのか。。。と考えずにはいられません。

このような事が起きないよう、少なくなるよう、ダイビングの安全について書いてみたいと思います。

情報は新聞などから得た少ないものなので、多くを検証することはできず、一般的なこととなってしまうかもしれませんが、事故が少しでも少なくなることへの一助となれば幸いです。

どのような事故だったのか?

今回の事故は韓国から来た、お客様のみでのダイビングで起きてしまいました。要は、セブの海を熟知したインストラクター、ダイブマスターが同行していなかったようです。

地元のダイビングインストラクターやダイブマスターをガイドとして付けていればこのような事故は起きなかったかもしれません。

お客様の中に、インストラクターがいたとはいえ、知らない海を潜る時は、地元の、その海を熟知しているガイドをつけるのが一般的です。

PADIなどのダイビング指導団体も、現地のガイドをつけることを推奨しています。私も初めて潜るエリアでは、現地の海を熟知したダイビングガイドに付いてもらいます。

安全の観点からその海を熟知していて、海中の地形、様子はもちろんのこと、どのくらいの強さの流れが、どの方向にあり、どの時間帯がダイビングをするのにベストなのかを理解し、判断できる人と一緒でないと、危険性が増してしまいます。

さらに流れの弱い場所、流れの弱い時間でダイビングを計画し、ガイドして貰えば、楽で快適なダイビングができ、その分、力も温存出来て安全性も向上しますね。

楽しむ上でもどこに珍しくて美しい生物がいたり、水中景観の良い場所に連れて行ってもらえます。地元のガイドがいれば、より安全でより楽しい楽しいダイビングができます。

今回は、台風が近づいていて天候、海況も良くありませんでした。

お客様の技量とポイントの選定も合っていたのかも分かりません。レジャーのダイビングは危険を犯す冒険ではありません。

安全が保障されている上での楽しむためのダイビングです。そのことを忘れずに、海が荒れていて、自分には難しそうな場合は、ダイビングを中止する勇気を持たなくてはいけません。

それを判断するのは、地元の海を熟知したインストラクターと自分自身になります。利益優先でない、安全を重視しているインストラクター、お店を選んでくださいね。

ここまで読み進めると、ダイビングが危なくて怖いものと思ってしまう方が多いと思いますが、決してそんなことはありません!

スキューバダイビングは危険なの?

まずは、いろいろな状況での2014年の死亡者・行方不明者の数を比較してみたいと思います。

自殺者          25,427名 (内閣府資料による)
交通事故          4,113名 (警視庁資料による)
水難事故死者・行方不明者   740名  (厚生労働省資料による)
山岳事故での死者・行方不明者 311名 (警視庁資料による)
ダイビングでの死者・行方不明者 11名 (海上保安庁資料による)

ダイビングの死者・行方不明者は、2014年以外でも、ここ10年間で、少ない年は8名、最大でも21名となっています。

国内での人数ではありますが、ダイビングでの死者・行方不明者の数が多くない事がわかりますね。

さらに、11人の内訳を見てみると、2名は病気が原因(心臓発作、脳卒中など)です。ダイビング事故での数はさらに少なくなります。ちなみに残りの9名の死因は溺水でした。

また、2014年は、ダイビングの事故者の総計は40名となっています。

この中には、11名の死者・行方不明者と、助かった方が含まれています。その中の事故原因を見てみると、なんと。。。

68%が「自己の過失」によるものなんです。。。

残りの32%は「原因が不明」、「不可抗力」によるものなんです。

68%の自己の過失は、自身で注意し工夫すれば減らすことが出来ますね。元々ダイビングでの事故者は多くありませんが、注意をすることで、さらに減らせるんです。

その減らす方法は、自分自身で過失を少なくすることも出来ますが、一番良い方法は、お店選びを適切にすることです。
しっかりとお店選びをすれば、事故を非常に少なくすることが出来ちゃいます。

お店は以前(No4 セブ島のダイビングを楽しむための「正しいダイビングショップの選び方」)お知らせしましたが、下記の項目などを参考に選んでください。

1、ライセンスをしっかりと適切に取得する。
信頼の出来るお店で、しっかりと知識、実技能力を身につける。基準を守っているお店で取得してください。
言葉が通じ、コミュニケーションがしっかりと取れるインストラクターに教えてもらう。

2、ライセンス取得後は、しっかりとしたガイドをつけて潜る。
地元の海を熟知した、資格を持ったインストラクターもしくは、ダイブマスターにガイドをしてもらう。

3、しっかりとしたショップを利用する。
レンタルの器材を利用する場合は、しっかりとメンテナンスの行き届いたものを利用している

4、保険に加入しているお店で潜る。
もしもの事故に関してのことに関しても投資をしている。また、ダイビングは、傷害保険でも、しっかりとカバーされる安全なスポーツです。

要は、他の一般的なスポーツ、例えばゴルフ、テニスなどと同じように安全と考えられています。

実は、傷害保険が適用されない、一般的に危ないとされているスポーツもあるんですよ。山登りでも、ピッケル、ザイル、ハンマーなどの登山用具を使用するものは、保険対象外です。その他、 スカイダイビング、ハンググライダー、ボブスレーも傷害保険の適用外ですね。

他の海と比べてセブ島の海は危険なの?

それと、セブの海が他の海と比べて危ないんじゃないかって思う方もいらっしゃると思います。

いやいや〜、そんな事は全くありません。
むしろ正反対で、他のエリアに比べて、とっても安全な海なんです!!

これは、以前(No2 フィリピンセブ島の海ってすごいっ!スミロン島、バリカサグ島、そして幻の島など)でもお知らせしましたが、セブの海はとても穏やかで、ダイビングに適した海です。

日本の海は「ザッバーン」という音のする波がどこでもすると思いますが、セブの海は、穏やかでそのような海の音はあまりせず、湖のようですね。

海中の流れに関しても、同様で、流れはあまり強くなく、穏やかです。

昨年2014年にバリで2名の方がお亡くなりになるという残念な事故がありました。そこは、素晴らしいポイントではあると思いますが、いつも流れのめちゃくちゃ強いポイントです。

このようにいつも流れの強いようなダイビングスポットはセブにはありません。

私のお店では、マクタン島で潜る際は、陸の直ぐ近くの穏やかなところで潜り、万が一ボートが故障したとしても、岸に簡単に泳いでいけるエリアを選択しています。

ダイビングはレジャーであり、楽しむことが重要ではありますが、その以上に安全が一番大事だと言うことは言うまでもありませんね。

安全であることを前提とし、楽しいダイビングをできるよう、私自身、努めています。

そしてみなさんにも、ダイビングをする際には「せっかくセブに来たのだから」との理由でコンディションが悪い中、無理をして潜ったりしないでください。

値段の安さや、短期間でライセンスを取得できるなどでお店を選ぶ事のないようにしてください。安全を最優先しているインストラクター、お店を探し、安全なダイビングをしていただきたいです。

今回、残念な事故がありましたが、その大切な命が失われたことを忘れずに、でも、多くの方に、安全で楽しいダイビングをしていただきたいです!!

エメラルドグリーン・ダイビングコーポレーション
代表 竹谷 六未

エメラルドグリーン公式サイト

格安【セブ島ダイビング完全ガイド】1日の流れ・ツアー・ポイントマップ付き
ダイビングカテゴリーページへ戻る

フィリピン留学ならスマ留が安い!

スマ留のフィリピン留学詳細はこちら
スマ留は年間1万人以上留学生を海外に送り出している、日本でも実績トップクラスの留学エージェントです。
フィリピン留学は「最低価格保証」に加え、「TOEIC点数保証プラン」、「コンドミニアム滞在プラン」「2ヵ国・ワーホリプラン」もあります。
また、スマ留なら「QQEnglish」のような他の留学エージェントが扱っていない大手語学学校も選べます。
初めてのフィリピン留学はスマ留がなら安心です。詳しくは以下から無料相談を。

blank
blank
blank

自社コンドミニアムは清潔で便利と大人気!日本人スタッフが常駐だから初めての留学でも安心です。

ゲストライター
ゲストライター
当サイトに不定期で寄稿しているゲストライターさんの記事です。

様々な職業や経験を持ち合わせた方から寄稿頂いているので、ぜひチェックしてみてください。

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

こちらの記事もおすすめ

人気記事

おすすめ記事