いま話題のLearn to Earnの英語学習アプリ「Let Me Speak-英語を学ぼう」は、英語学習に本当に有効なのでしょうか?
実際にLet Me Speakを使ってみた感想をまとめてみました。Let Me Speakって何?またはこれからLet Me Speakを使ってみようと考えている方はぜひ、ご覧ください。
英語学習アプリ「Let Me Speak-英語を学ぼう」とは
ニューヨークの旅を楽しみながら、40種類の文法、旅行や仕事で使える2000単語、100種類以上のミニレッスンを通じて英語学習が可能なアプリで、世界各国で使われています。
こちらのアプリ、なんと英語学習をすることで仮想通貨LSTAR(Learning Star)を稼ぐことができます!また、課金せずに無料で英語学習を行うことも可能となっています。(当ページでは仮想通貨の購入を推奨しているわけではございません。あくまでアプリのレビューになります。)
携帯電話から簡単に利用登録が可能です、大まかな手順は以下のとおりです。
- メールアドレスとパスワードを設定
- キャラクターを選ぶ(無料キャラクターの選択が可能。効率よく稼ぎたい場合は、NFTキャラクターを購入する必要がある)
- 母国語を選択(日本語の選択が可能)
- 旅行や、キャリア、仕事など学習する目的や学習したい内容を選択
- 携帯電話のマイクと音声認識へのアクセス許可
- 新しい単語とフレーズをサウンドまたは振動で受け取る通知の設定
- 単語テストによるレベルチェックと学習プランの設定
レベルチェックは、設問に応じて単語と文法を選択するもので、発音のテストはなく、短時間でできます。
アプリを開くと、左からストーリー、単語、文法のボタンが並んでおり、それぞれ別々に学習することもできます。
まずは、ストーリーをやってみた
ストーリーは、短いエピソードで構成されており、ゲームのように順番にエピソードをクリアしながら進めていきます。各エピソードには、単語、文法のタスクが設定されており、それらをクリアするとエピソードに進めるようになっています。
エピソードを1つクリアするごとにリワードがもらえます。
エピソードでは、空港やホテル、駅などの様々なシチュエーションでの英会話を体験でき、相手の会話の英文を聞き取って英単語を正しく並べるような文法の設問があるほか、会話の自分のターンでは、表示された英文を発音して練習ができる仕様です。
アプリの音声認識でどこまで正しくチェックされているのかは不明ですが、発音すると、その都度「ネイティブなみ」「完璧に言いました」などのコメントで評価され、間違った発音をすると、本来とは違う単語が表示されたり、アプリが聞き取れなかった単語は赤字で表示されるので、ある程度は正しい発音ができているか確認しながら学習を進めることができます。
エピソード学習を終えた後は、自分の発音を聞いて復習することもできるのでとても便利です。
アメリカ出身のネイティブスピーカーによるナレーション音声が使われているため、会話のスピードはゆっくりで初心者でも聞き取りやすくなっているのが特徴です。
RPGゲームのように、エピソードを順番にクリアして場面を進めていくため、ちょっとした達成感を味わうことができて楽しいです。また、エピソードを進めるには関係する単語、文法を学んでからでないと先に進めないので、退屈になりがちな単語と文法学習のモチベーションアップにもなります。
会話の流れを通じて、英単語、英文法、英会話、発音を効率的に学ぶことができるので、自然に英会話が頭に入るのが魅力。1回のエピソードはおよそ3分なので、スキマ時間で学習が可能で忙しい社会人にもぴったりです。
単語を学習する
アプリの概要には、旅行や仕事で使える2000単語が学べると記載されています。単語のページを開くと、旅行や仕事、スポーツ、自宅などの様々な場面を選択して学習ができるようになっており、1つの場面に30-40単語が含まれてます。
ビジネス英語(電子メールやプレゼンテーション、交渉など)、TOEFLやIELTSなどの試験用の単語も学ぶことができるので、幅広く単語を学習することが可能。
例えば、「TOEFL」を選択すると、まず初めに単語がいくつか表示され、「知っている」か「学ぶ」をチェックして、今回学習する単語を選ぶことができるので、既に知っている単語に学習時間を割かれるストレスがなく、自分の知らない単語を重点的に学ぶことができるのが良いですね。
学習レベルは、最初にアプリを登録した際に行ったレベルチェックのレベルに自動設定されているようですが、色の英単語など一部明らかに簡単なものが含まれていたりとレベル設定が怪しいところもあります。
- 色々なパターンで英単語を徹底的に学習
- 場面写真と日本語訳を見て、正しい英単語を選択
- 英単語と発音を聞いて、正しい日本語訳を選択
- 発音のみを聞いて、正しい場面写真と日本語訳を選択
- 場面写真と日本語訳、発音をもとに、アルファベットを正しい順番に並べて英単語を解答
- 場面写真と日本語訳をもとに正しい英単語を発音
発音練習もあるため、通勤中やカフェなどの外出先ではちょっと恥ずかしくてやりにくいかもしれないのがデメリットですね。また、間違えすぎると休憩を促されて、学習の途中でに自動で止められてしまうのは少しやっかいでした。
文法を学ぶ
文法は最初の「ルールを読む」ボタンで、まず基本的な文法ルールを体系的に学ぶことができます。
設問では、日本語訳に合わせて正しい英単語を選択したり、英単語を並び替えて英文を作る。解答中はバイクでお届けものをする映像が流れ、15問中、解答を3回間違えると、「不正解が多すぎます」という表示が出て、また最初からになります。
スピード感をもって解答する練習にもなるため、TOEICなどの試験対策に有効であるように感じました。
レベル別に分かれており、どのレベルも選択可能なので、自分のペースで文法学習を進めることができます。ただし、上級レベルでようやく過去形や現在進行形が出てくるので、自分に合った選択すべきレベル感の選定が難しいのがデメリットです。
実際に稼ぐことができる?
Let Me Speakは英語学習を進めていくと、仮想通貨LSTARを貯めることができます。無料キャラクターでも学習はできますが、効率よく稼ぐには仮想通貨でNFTキャラクターを購入する必要があります。
キャラクターのビザの有効期限内に稼ぐことができ、タレントが高いキャラクターほど稼ぎやすいシステムです。仮想通貨を稼ぐことができる量に影響するリワードや、今後実装されるプレーヤー同士の対戦に影響するスキルやレベルを学習を進めることで強化できます。
今回、試しに1週間ほど1日10分弱の英語学習を無料キャラクターでしてみたところ、たまったLSTARは2.59でした。
現時点でのLSTARの円換算額は約0.16円(2022年9月時点)なので、このペースだと月に数円くらいの稼ぎにしかならないようです。
現時点では無料の範囲で稼ぐことをメインで学習することは難しそうなので、NFTはあくまでおまけ程度、少し稼げてラッキーくらいの気持ちで学習を進めるほうが良いのではないでしょうか。
このあたりは自己責任でお願いします。
使ってみた感想まとめ
ストーリーではエピソードを進めながら英語学習ができるので、飽きることなく英会話の勉強を続けることができそうですね。発音練習もあるため、自宅でのスキマ時間を使った利用がおすすめです!
それほど稼げるわけではないので(むしろ、ここ数ヶ月では仮想通貨は下がり続けている、汗)、稼ぐ目的でやるよりは、あくまで英語の勉強として利用する方が続けられそうです。
どちらかというと英会話を体型的に学ぶような内容となるため、TOEICやビジネス英語対策としては物足りなさは否めません。試験対策には、別のツールでの学習をメインにして、バランス良い英語学習のツールとして、こちらのアプリを併用して利用するのがおすすめだと思います。