英語留学をする際、留学先はどの国にしようかとお悩みの方もいるのではないでしょうか。
かつて留学といえば、アメリカやイギリスなどの欧米にいくのが主流で、最近ではフィリピンなど東南アジアも人気が高まってきていますね。
今回ご紹介するのは「ドバイ留学」。
ドバイ!?意外に思った方もいるのではないでしょうか。
ドバイといえば、高層ビルが立ち並ぶ超近代都市といったイメージがあり、お金持ちしか行けない場所なのではないか…日本人の庶民が行っていい場所なの?と思っている方もいるかも知れませんね(私も実際そうでした)。
しかし、今はドバイへ語学留学するという道も出てきつつあるのです!
欧米やアジアでは得られない留学体験ができるかも…?
今回は、ドバイの基本情報を解説するとともに、ドバイ留学の費用・メリット(デメリット)・留学エージェントなどをご紹介します。
対象国は「オーストラリア、カナダ、フィリピン、マレーシア、アメリカ、ニュージーランド、マルタ、イギリス、アイルランド、ドバイ、南アフリカ」。できるだけ費用を抑えて留学したい方は、今すぐチェック!
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目次
1.ドバイってどんなところ?
まずは、ドバイの基本情報から解説していきます。
ドバイはアラブ首長国連邦にある、連邦国内第二位の都市です。(一位は首都アブダビ)
…そう、ドバイって、国(独立国家)じゃないんですよ。あくまで都市です。
地域としては、いわゆる中東になります。イランやサウジアラビアのあるあたりですね。
それでは各種の基本情報をご紹介していきます。
気候
ドバイは年間を通じて比較的気温が高い国です。
【引用元】https://ja.weatherspark.com/y/105470/
特に夏場(5月~9月)は最高気温が38度を超える日が続きます。もっとも暑いときは44度ほどに達するとのことなので、とても外を気軽に出歩くなんてことはできませんね。
冬場のもっとも寒い時期でも最高気温は24度程度あるため、冬の寒さに震えるようなことはなさそうです。
また、降水量は非常に少なく、特に5月~9月はほとんど雨が降ることはありません。
12月~3月の時期でも、降水日数は多くて1ヶ月に6日程度(平均)ですから、雨で予定が狂うといったことはあまりなさそうですね。
留学オススメ時期は10月~3月くらい
ここで、留学時期の話に触れたいと思います。
ドバイの気温の特徴を踏まえると、留学におすすめの時期はズバリ冬場、おおよそ10月から3月といったところになります。
日本は秋から冬にかけて急激に気温が下がり体調を崩しやすい時期になりますが、年間を通じて平均的に気温が高く安定しているドバイであれば心配はありません。
快適に過ごすことができるでしょう。
ドバイへの留学を検討するならまず時期は冬場にする。これを忘れないでくださいね。
夏場(6月~9月)の留学は暑すぎるので避けましょう
冬場も快適なドバイですが、夏は暑すぎるため渡航はおすすめできません。この時期での留学は避けたほうが良いでしょう。
もちろん語学学習の視点であれば、季節を問わず同等レベルの授業が受けられるとは思います。
しかし、留学はスクールの授業に参加するためだけに行くわけではないことはご存知ですよね。
実際に現地で暮らし、現地で行動することによってその地の特徴や価値観を知り、語学学習のみならずより広い知見を得ることが目的なのです。
それを踏まえると、暑くてなかなか外に出られないような時期を避けるべきなのは言うまでもありません。留学にはなるべく穏やかな気候のタイミングがおすすめ。
というわけで、ドバイ留学するなら夏の暑い時期以外にしましょうね。
人口と民族
ドバイの基本情報の話に戻ります。
ドバイは人口に関して、とても面白い特徴があります。なんと、ドバイに住んでいる人の大半は外国人なのです。
人口の約半分を占めるのがインド人、次いでパキスタン人が16%と多く、UAE国籍の人全体の3番目の順位、15%程度しかいないのです。
インド人51%
パキスタン人16%
アラブ首長国国籍15%
バングラデシュ人9%
フィリピン人3%
その他6%
ある意味では、ドバイは中東にあって中東の都市ではないと言えるかもしれませんね。
◆参考情報:https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/02/8a510d662cfc29f9/1_overview.pdf
言語
上記のように、人口構造に特徴のあるドバイですから、使用される言語もそれに合わせたものとなっています。
一応、形としての国語はアラビア語です。UAEですから当然ですよね。
ただし、多くの外国人はアラビア語を習得していません。インド人であればヒンディー語、パキスタン人であればウルドゥー語を使用します。
同じ民族はある程度同じ民族でコミュニティを作りますので、そこの中で通用する言語が使えさえすればあまり困らないが実態。そのためアラビア語の習得率は低いのです。
各国出身者ともにアラビア語はわからなくても英語は分かる人が多いため、結局ドバイの共通語としては英語がよく使われています。
ドバイ内の共通語は英語、ドバイが語学留学先として選ばれている理由がここなのです。
第二言語として英語を習得している人々ですので、わかりやすい英語を話す上に、人に教えるのが上手なのですね。
◆参考情報:https://ja.wikipedia.org/wiki/ドバイ#言語
通貨と物価
ドバイの通貨はディルハム。日本円に換算するとおおよそ1UAEディルハム=30円といったところになります。これはUAE全体で使われている通貨です。
また、ドバイの物価は、残念ながら全体的に高めです。というのも、ドバイは観光によって収益を上げている国ということもあり、観光客から多くの税金をとっているからなのです。
世界有数の金融都市であることをアピールし、高層ビルが立ち並ぶ姿を見せ、外国人に「一度実際に見てみたい」と思わせる。
そして実際に来た観光客から多くの観光収入をえる、という構造です。
私達も「ドバイ=巨大ビルが立ち並ぶ金融都市、金持ちの住む街」とイメージしているわけですので、ドバイの戦略にはまっていると言えるでしょう(笑)
そんな背景もあって、ドバイはやや物価が高め。特に東南アジア等と比較すると相当高く感じるかもしれませんね。
2.ドバイ留学のメリットデメリット
ドバイの基本情報を一通りご説明したところで、ここからはドバイへ語学留学することのメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。
世間的にもまだ始まったばかりのドバイ留学。
なるべく多くの情報を仕入れて、他の地域へと比較検討してみてくださいね。
ドバイ留学のメリット
まずはドバイ留学のメリットから説明していきたいと思います。すでにご紹介した内容だけでなく、意外な魅力も発見できると思いますので、ぜひご覧ください。
治安が良い
海外渡航にあたってもっとも不安なのは、やはり安全性。よく「日本は安全だが、海外は危険だ」という話を聞きますので、外国に行くときはつい身構えてしまう人も多いと思います。
しかしこのドバイ、治安は極めて良いのです。
世界の各都市のデータを収集しているNUMBEOによると、ドバイの安全性は約330都市中第6位。ちなみに日本の東京は13位ですので、なんとドバイは東京よりも安全であるとのデータが出ているのです。驚きですね。
【引用元】https://www.numbeo.com/crime/rankings.jsp
中東と聞くと、ついテロを起こす国を連想してしまうため、ドバイも危険な場所なのでは?と思ってしまう人もいるかも知れませんが、ドバイに関してそれは当てはまりません。
先述したとおりドバイは都市全体を上げて観光産業に力を入れているため、清潔であることや安全であることに徹底して取り組んでいるのです。
街には多くの警備員が配置されており、常に安全パトロールが行われています。東京より安全というのも頷けますね。
多国籍な民族が集まる
ドバイの人口のところでも触れましたが、ドバイは多民族都市で、しかも外国人のほうがアラブ国籍の人より多いというユニークな場所。留学に行った場合にも、実に様々な国の人たちと出会うことでしょう。
語学留学にあたっては、単一民族の地域に行くとその国の風土や国民性などをより深く知ることができます。それに対して多国籍な地域に行くと、様々な民族ごとに様々な価値観があることを体感することができるのです。
これは留学における価値をどこに感じるかという話ですので、単一民族の地域に行くのと多民族の地域に行くのとで、一概にどちらが優れているという話ではありません。
ただ、より多くの国の人達とコミュニケーションがとれるようになりたいと考えている人にとっては、多国籍な民族が集まるドバイのような場所は適した留学先と言えるでしょう。
アルバイトもできる
ドバイはアルバイトができます。これは意外なメリットかも知れませんね。
留学しながら働くということは想定すらしていないという人も多いかもしれませんが、そもそもほとんどの国では留学生(学生ビザで入国した人)はアルバイトをすることが禁じられています。
しかし、ドバイでは学生ビザでもアルバイトOK(2020年1月時点)。
語学学習にあたって、学校の授業を受けるのはもちろん重要ですが、そこで得た語学力を使って仕事の場でコミュニケーションをとることができれば、英語力がより実践的なものになるでしょう。
そのうえでお金も稼げるのですから嬉しいですよね。
もちろん授業で疲れ果てたところに仕事までするのはキツすぎるという人もいるでしょうから、ドバイ留学するならアルバイトもするべきとまでは言いません。
ただ、アルバイトができる環境にあるということは、ドバイ留学だからこそのメリットと言えるでしょう。
魅力的な観光地
ドバイは言うまでもなく観光地としてもおすすめの場所。見どころはたくさんありますが、やはりもっとも魅力があるのはその発展した都市部でしょう。
世界最高の地上828メートルを誇るビル「ブルジュ・ハリファ」や、これまた世界最大級のショッピングモール「ドバイモール」など、とにかくスケールが大きい商業施設がたくさんあります。
休日など空いた時間はドバイの魅力をたっぷり満喫するといいでしょう。現地で撮った写真とともに「ドバイへ行ってきた」などといえば、日本の友達からも羨望の眼差しを向けられるかも。
アラビア語も学べる
ドバイ留学に行くなら、せっかくならば英語だけでなくアラビア語も身に着けたいところ。
日本人からすれば、アラビア語は馴染みのない言語だと思う人がほとんどだと思いますが、実はアラビア語を使う総人口は約4億人以上で、なんと世界で5番目に使用者の多い言語なのです。
世界的に使う人が多いのに日本で使う人が少ないということは…今後日本が中東圏やイスラム諸国の人々との連携をしていくとなった場合、アラビア語を使える人は非常に重宝されるでしょう。
少なくとも、いろいろな意味で注目度が集まっている中東の言語に触れる機会があるということは、今後社会生活を送っていくにあたって大いに意味のある経験になるはずです。
ドバイ留学のデメリット・注意事項
ここまでドバイの魅力やメリットを解説してきましたが、もちろんデメリットもあります。ドバイならではの注意事項もありますので、事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
物価が高い
先述しましたが、ドバイは物価が高い場所です。例えば外食した場合、おおよその相場は下記の金額になります。
中級レストランでの夕食:~3,000円
中級レストランや食堂での昼食:~1,500円
ファストフード:~800円
この金額だと日本と同じか、ちょっと高いくらいでしょうか。
食事以外にも観光などをしようと思ったら、それはそれでまた高い費用がかかってしまいます。ドバイを満喫しようと思ったら、それなりの出費は覚悟しておいたほうが良いでしょう。
そういった意味でも、ドバイでは留学生でもアルバイトが許可されているというのは救いがあるかもしれませんね。現地で金欠になってしまった場合でも、なんとか凌ぐことができます。
留学に来た外国人が現地でお金を使い、さらに就労までしていくというのも不思議な話ではありますが(笑)
横断歩道以外で道を横断してはいけない
ドバイでは日本にないような細かなルールがあります。代表的なものとしては「横断歩道以外での道路横断禁止」ですね。
驚くべきことに、ドバイでは横断歩道以外で道路を歩いて横断する行為は、法律で禁止されているのです。うっかり横断してしまったのが見つかったら、罰金を払わされることになります。
日本でも原則は横断歩道を渡りますが、ついうっかり車道に出て道を渡ってしまう人もいるはず。同じことはドバイでは許されませんので気をつけましょう。
公共の場でお酒を飲んではいけない
ドバイではお酒にも気をつけなければなりません。
まず、イスラム教は原則として飲酒を禁止しています。そのため、基本的には自由な飲酒はできないと理解してください。例えば道路や公園などでお酒を飲むことは厳禁。逮捕されてしまうこともあります。
そもそもスーパーなどに行ってもお酒は売っていませんので、間違っても買ってしまうことはないためあまり心配はないかもしれませんが…。
お酒が飲めるのは観光客向けのバーやレストランなど、許可されたエリアのみとなります。お酒好きな方は、特に注意しましょう。
ゴミのポイ捨て禁止
ドバイではゴミのポイ捨ても禁止です。もちろんドバイに限らず、どこに行ってもゴミをポイ捨てすべきでないことは言うまでもありません。
ただ、ドバイは観光産業に力を入れている国。外にゴミを捨てるなどという行為は許されないのです。ゴミのポイ捨ては法律違反、罰金を払うことになってしまいますよ。
軽い気持ちで捨ててしまうようなことは万が一にもないようにしてくださいね。
ラマダン(断食)の時期はチェックしておくこと
イスラム教には、ラマダンという約1か月の期間があり、その間は日の出から日没にかけて食事をしてはならない(断食)という決まりがあるのです。
もちろん、イスラム教徒ではない観光客は断食する必要はありませんが(公共の場所での飲食はNGになります)、飲食店も店を閉じる形になりますので楽しみは半減してしまうかもしれませんね。
ラマダンは日本で暮らす日本人には決して体感することのないもの。よりイスラム的な暮らしに触れてみたいと思っている人は、敢えてラマダンの時期を狙っていってみるのもいいかもしれません。
ちなみに次回のラマダンの期間は2020年4月23日~5月23日となります。
3.ドバイ留学の費用
ドバイへの留学費用についてご紹介します。
ざっくり相場は、1ヶ月30万円といったところ。
学校への授業料はもとより、生活費の部分が高くついてしまうのが難点ですね。
期間や留学先によって費用は変わりますので、次にご紹介する各エージェントに問い合わせをしてみることをおすすめしますよ。
4.ドバイ留学おすすめエージェント
ドバイへの留学が気になってきたら、ぜひエージェントに連絡をとってみましょう。
留学に関する各種手続などのサポートが得られることはもちろん、ドバイの生活環境や気候といった生の情報をたくさん教えてもらえますよ。
インターネットの情報だけでは現地のリアルな様子を知ることはできません。実際に何度も現地に足を運び、信頼度の高い情報を仕入れているエージェントを積極的に活用しましょう。
[人気]スマ留
→https://smaryu.com/lp/salon4/
スマ留は料金がリーズナブルなことで有名な留学エージェントで、年間利用者数は5,000人以上です。
語学学校の「空き時間」や「空き場所」を利用したり手数料を抑えることによって、従来の”最大半額”の費用での留学を実現しています。
また国と期間ごとに料金がパッケージ化されているので、追加費用が発生することなく自由に語学学校を選ぶことができます。相談・サポート費も無料です。
日本には東京(新宿)に対面で無料相談できるサロンがあり、もちろんオンラインやLINEでも相談が可能です。海外はJTBグローバルアシスタンスと連携し現地にサポートオフィスを構えているため、ドバイにいながら365日24時間サポートを受けることができるので安心です。
JACC
留学タイムズ
イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社
ウインテック留学センター
5.まとめ
ドバイについての一通りの情報をご紹介しました。
理解を深めることができたでしょうか?
今後も注目度が高まり続けていくことが予想されるドバイ。留学を通じて他の皆より先に現地入りし、新たな価値観に触れるきっかけになればと思います。
ドバイ留学については、今後も新たな情報が入り次第内容を充実させていきたいと考えていますので、ご期待ください。
ドバイ留学の費用、メリット、エージェントに関するQ&A
・多国籍な民族が集まる
・アルバイトもできる
この3つが挙げられます。ドバイは中東に位置しますが、治安も良く安全です。また、多国籍の集まりなので英語を使う機会も増えます。また、他の国にはないのが学生ビザでアルバイトができることです。英語を勉強しながら英語を使った仕事をし、お金までもらえるのはメリットですね!
・ルールが厳しい
・ラマダン(断食)がある
この3つが挙げられます。特にルールに関しては厳しく、横断歩道以外の横断、公共の場での飲酒、ゴミのポイ捨てなどは厳禁です。最悪逮捕される可能性もあります。日本とは違うことをしっかりと意識しておきましょう。
ラマダンに関しては外国人は断食の必要はないものの、飲食店が閉まってしまうので要注意です。