最近では、日本の学生も留学に寛容になり、また大学側も留学の制度を充実させて、学生にアピールすることも多くなってきました。
特に多いのは、アメリカとオーストラリアの留学です。また最近では、マルタ、フィリピンのセブ、イギリス留学が流行っていて、短期の方から正規の学生までかなり増えてきた印象を受けます。
そこでみんな総じて持っている目標の一つが
「英語を話せるようになりたい。」
そこで今回は、私のイギリス留学の体験談をもとに、どうやって英語力をつけたのか実際にやっていたことをご紹介します。海外に一度も出たことがなかった私でもできたので、きっと皆さんの助けになる内容になってます。
イギリス留学体験談
プロフィール
お名前:旅する留学生たつき
留学時のご年齢:22歳
語学留学or正規留学:正規留学
留学先(学校名含む):イギリス、coventry university
留学期間:3年間3
留学前の英語力:IELTS Overall 5
留学後の英語力:イギリスの大学で成績優良者
主な留学目的:英語を話せるようになるため、世界中のいろんな所に行ってみたかった。
留学しようと思ったきっかけ
当時私は、日本の大学を2年間通っていたのですが中退し、違う学校に進学するために浪人をしていました。
その夏に、知り合いのつてで大手外資系企業のランチと社内見学に招待されて行ってみると、今思えば当たり前ですがみんな英語で話していて、会議やプレゼンテーションもすべて英語でその時に「英語ってかっこいい!」と思ったのがきっかけで、その日の夜に日本の大学を受けることを辞めて、海外留学をすることに決めました。
イギリス留学に決めた理由は、私の親友がまさにイギリス留学に正規学生として行っていて、いろいろイギリス留学について聞いていたのが大きいです。
また、アメリカやオーストラリアに留学をしてしまうと、長期休暇の時に他の国に行きづらいというのも理由のひとつです。実際に一年目で6か国行くことができて、今はヨーロッパを横断しています。
さらに、学費も工夫次第でアメリカ留学より全然安くなるので、そこも大きな要因になっています。後は、なによりヨーロッパの方が好きだったという事です。
なぜそこの大学にしたかというと、まず学費が他の学校に比べて安いですし、立地もよく、大学の学力もそんなに低くなかったからです。
ここの大学より安い所は、私が探した中では2校しかない上に、どちらも都心から離れています。その点、coventry university は、第二の都市であるバーミンガムから電車で15分ぐらいですし、ロンドンも電車で1時間弱で行くことができる好立地です。
また、イギリスの大学では、留学生はファンデーションコース1年、大学3年間の計4年間で大学卒業となります。
そこでここの大学では、インターナショナルイヤーワンという特別なファンデーションコースをとることができ、そのコースを取ると、大学の1年生をスキップできるため、ファンデーション1年、大学2年間の計3年で卒業することができます。ちなみにこのコースを取れるのは、イギリス内で数校だけです。
1年間分の学費と生活費が実質かからないので、他のイギリス留学に来てる方よりかなり安い値段で行くことができるので、この大学に決めました。
学校の授業内容や特徴
学校の雰囲気は、かなりゆったりしている印象です。晴れたら外の芝生に出て勉強したり、読書をする学生が多いです。
大学の授業は2種類あり、大教室で行う大人数のクラスと小さい教室で少ない人数で行うクラスがあります。大教室では、だいたい100人以上は生徒がいて、少人数クラスは、15人から20人前後になります。
大教室の授業は、主にセオリーやストラテジーなど、レポートを書くために必要なことを学び、少人数クラスでは、そのセオリーを用いてケーススタディーをしたり、ディスカッションメインのクラスになります。
学校のプログラムの充実度
学校のプログラムには満足しています。基本的に大学の評価を決めるのは、テストではなくビジネスレポートが主で、その内容もとてもユニークかつ実用的です。なのでかなり実践に近いスキルが学べるため、すぐ仕事に活かせます。
しかも課題のトピックの自由度が高く、自分の好きな企業を選んでその企業について書いたりするので、そこも満足している点の一つです。
例えばこの前の課題では、企業を一つ選びその企業のデジタルマーケティングのビジネスレポートを書くというものでした。その中で、企業の問題点を自分なりに探し、それをどう解決するかを考える内容のものでした。
また平日に1日以上は休みがあるので、その休みを使って人に会ったり、自分のやりたい事ができるので、かなり自由度が高く行動できます。
英語力を伸ばす上で効果があった学習法
私は、よくYouTubeのEnglish with Lucy というチャンネルを見て勉強していました。このチャンネルは、英語の初歩的な部分からイギリスのスラング、アクセントなどを細かく教えてくれて、しかも、イギリス英語を聞けるので英語力を伸ばすうえでかなり参考になりました。
それとHelloTalk という言語交換とSNSが混ざったようなアプリがあり、それを活用していました。実際にそこで知り合った人と会って、友達になったり、ネイティブとチャットができるので、とても英語力向上の助けになりました。
そのアプリの特徴は、ツイッターのように英語で投稿するとそれを見た誰かが、修正してコメントをくれます。この機能のおかげで、自分の文法のどこが間違っているかがわかるため、すごくおススメです。
後は、ジャパニーズソサエティ(日本サークル)に入るとかなり英語学習の助けになります。基本的にどこの大学でもジャパニーズソサエティがあり、そこには沢山の日本好きな学生が入っているので、会話もかなりしやすいです。話題も日本のことなので、英語がつたなくてもみんな興味津々で聞いてくれるため、英語の勉強にかなり有効です。
またこれは私の体験談ですが、日本サークルに入っている人は、優しい人が多いので、英語に困ったらみんな助けてくれます。ちなみにそのサークルの日本人の数は、全体の1.2割程度なので、日本語をそのサークル内で話すことは、ほぼないです。
留学で英会話力を伸ばす過程で一番苦労したこと
1つ目はアクセントの聞き取りです。日本の英語教育では、アメリカ英語を習うので、イギリス英語を聞く機会ってあまりないと思います。これはイギリス留学ならではかもしれませんが、英語のアクセントが違いすぎて、聞き取るのにかなり苦労しました。
初めてイギリス英語を話された時は、「これは、英語なのか?」と思ってしまうぐらいアクセントが違います。
今でも、イギリス人複数の中に入って会話をする時は、かなり集中してないと会話についていけなくなります。
だから常にアメリカ英語を聞くのではなく、イギリス英語を聞いてた方がいいです。例えば映画や音楽です。
また、地域によってなまりが存在し、イギリス英語を聞きなれてきたな!って思ってても、隣の都市に行くと全然聞き取れない事もあるので、そこが英語学習で苦労した点です。
2つ目は私自信の発音の問題です。始めの頃は、私発音があまりよくなかったので、何度も聞き返されることが多くて、その時に「I don’t understand what you say.」ってはっきりいわれるので、結構メンタルにこたえました。
ヨーロッパの人は、特に物事をはっきり言うのでこっちが一生懸命伝えてもこれで帰ってくると、少したじろいでしまいました。
だから日本語英語は通じないこともあるので、発音をヨーロッパの英語に寄せた方が会話がスムーズにいきます。
後は、ヨーロッパの人は、話すのがすごく早いしスラングもよく使うので、理解するのにすごく時間がかかりました。
こんな方にこの学校を勧めたい
イギリス留学をしたくて、学費を抑えたい方と早く卒業して働きたい方におススメです。あと長期休暇がかなり長いので、旅行や旅が好きな方も対象になります。
その理由は、シンプルに学費が他と比べて安いですし、インターナショナルイヤーワンというファンデーションコースも受けれるので、早いかつより安く卒業することができます。
また他の大学に通っている友達に聞くと、夏休みは6月からなのですが、私が通っている大学は4月中旬からでかなり長い長期休暇をもらえます。なので、その間にヨーロッパやイギリス国内を観光できます。そのおかげで私も今ヨーロッパを横断ができています。
まとめ
イギリス留学について少しご理解いただけたでしょうか。また英語力を伸ばす方法もわかってもらえたかと思います。
やはり英語は、言語ですので積極的に使うのが一番の英語力向上の近道です。
なので、もし留学に来たらいろんな所に行き、沢山の人を話してみてください。そしたら気づいたころには、英語力が上がっているはずです。