このコーナーではフィリピン留学をした方の体験談をご紹介します。
今回のセブ島留学生
・お名前(ペンネーム可):Miyu
・ご年齢:21
・ご職業:大学生
・通われた語学学校:IDEA ACADEMY(現在の学校名:IDEA CEBU)
・留学滞在期間:1ヵ月
1,なぜその学校を選んだのですか?
私がIDEA ACADEMYを選んだ理由は、日本資本の学校、且つ少人数制の学校という事から、初めての留学で不安な事が多い中、手厚いサポートを受ける事で充実した留学生活が送れると思ったからです。
また、殆どの生徒が日本人だったので、まだ英語が思うように話せない私でも、日常生活やルームメイトとのコミュニケーションに困らずに生活できる事、日本食が3食提供されるので、食文化の違いを気にしなくて良い事も大きな決め手の1つでした。
2,フィリピン留学前に準備してきた事は何ですか?
【参考書や勉強】
まずは、各自の英語力のレベルにもよりますが、私の場合は、文法は日本でずっとやっていたので受験等のペーパーテストや知識系には強かったのですが、スピーキングやリスニングといった実践系の物、また単語に弱かったです。
そこで1番の助けになったのが、金のフレーズ(通称:金フレ)でした。金フレはTOEICに特化している為、一見TOEIC受験者用だけの教材と思われがちですが、フィリピン人は英語力が大変高いので、もちろん語学学校の先生は生徒のレベルに合わせた単語を使ってくれますが、日常会話の中で使われる英単語は殆ど金フレから出てきます。
その為、TOEICの受験予定がない方でも、一冊単語教材を準備する場合は金フレにすると、より実践的な単語習得が望めます。
【アイテム】
シャンプーやリンスは日本でよく見かける物が揃っていますが、化粧水や化粧品はローカルの物が多いので拘りの強い方、特に肌が弱い方は日本でいつも使っている物を持って来るのがお勧めです。
また、男性の方で日本ではお肌のお手入れをしない方でも、セブは年中熱く紫外線も強いので、何か1つ肌のお手入れをできるアイテムを用意してくると良いと思います。
3,フィリピン留学してみて、準備が足らなかったものは何ですか?
【参考書や勉強】
実際に私もそうだったのですが、英語力向上を点数化して確認する為の材料として、元々はTOEICに興味がなくても、到着してから興味を持つ方が多く、日本からTOEICの教材を持って来ていると日本語の解説もついており本当に便利です。
また、文法の参考書を持って来ていると、授業で文法を英語で習い、疑問が生まれた際にも、すぐに日本語で確認ができ効率が良いです。
【アイテム】
電圧に違いがあるのでドライヤーやヘアアイロンは現地で買わなければならないのかと思っていましたが、ヘアアイロンは日本の物でも問題ないと聞き、現地だと値段も高いので、日本で使っていた物を持ってくれば良かったと思いました。
危険が伴う不具合があったという事は今まで聞いた事はありませんが、確実に大丈夫だとは言い切れないので心配な方は現地購入がお勧めです。
ドライヤーは日本の物を使用すると高確率で軽い爆発の様なものがおきるので、比較的値段も安いので現地購入をした方が良いです。また、睡眠の質を上げる為に留学中に枕を購入する方が多かったので、スーツケースに余裕がある方は使い慣れた物を持ってくると良いかと思います。
それに加えてセブは暑いですが、学校はエアコンが効いていて少し肌寒く感じ事も多々あるので、ブランケットは必需品です。セブでも購入可能かも知れませんが、私はまだ見かけたことがありません。
4,学校の施設はどうでしたか?
宿泊部屋は、学校の寮だった為、もちろんホテルの様な綺麗さはありませんが、虫も出なかったですし、留学中の宿泊施設としては十分だと言える環境でした。
学校の教室は、他の学校と同じような狭めのマンツーマンルームでしたが、1つ1つの部屋にしっかりとドアがあるので他の部屋のレッスンの内容も聞こえないので集中できました。
サービスに関しても、日本資本なので特に行き届いていない事はなく、定期的に医者が学校に来るので病気になったら通訳付きの診察が受けられますし、薬も処方してもらえました。
5,授業のカリキュラム内容を教えて下さい
人によってコマ数は選択可能ですが、大体の方は4時間マンツーマン+2時間グループのようなスケジュールを組む方が多いと思います。
授業内容もリクエストに柔軟に対応してもらえるので、例えば、マンツーマンレッスンがリスニング、ライティング、発音、文法の4時間でやってみて、発音の授業を無くしてスピーキングを2時間に増やしたいと言えばそうしてもらえます。
あまり必要性を感じない授業があった場合は、時間も勿体ないので、すぐに日本人スタッフに申告して変えてもらいましょう。
リスニングは音声を聞いて解答し、答え合わせをして間違えたところの解説をしてもらったり、ライティングでは与えられたトピックに対して作文し添削してもらいました。
発音は発音記号に気を付けて、間違えたところは随時指摘してもらい、文法は事前に教科書に目を通し疑問があるトピックをピックアップしておき、その中から毎回レッスンの中で説明してもらいました。
グループレッスンは私は、ヨガクラスを取っていました。留学中はずっとイスに座って運動不足にもなるので、ヨガクラスをとる事で英語の勉強に加えてエクササイズもできて、とても良かったです。
6,最もためになった授業と、ためにならなかった授業を教えて下さい。
最もためになった授業はスピーキングクラスでした。リスニングやライティング、文法は日本でも勉強できますが、スピーキングは外国人の相手がいなければできないので、私はスピーキングのレッスンを1時間から2時間に増やしました。
ためにならなかった授業は、グループレッスンのフレーズの授業です。元々グループレッスンは4人くらいの場合が多く、あまり発言する場もないですし、フレーズに関してはネットや教材を利用して自主学習もできるので、人にもよりますが、私はわざわざ語学学校で複数人で勉強する必要はないかなと思ったのですぐに変えました。
7,周りの環境、治安はいかがでしたか?
私が通っていた時はSMシティモールの目の前だったので人通りも多く夜でも安全、現在はパークモールに移動しましたが、共に危ない目に合った事はない場所です。
8,食事内容はいかがでしたか?
日本食3食が毎日提供されました。長くいると同じメニューで飽きる事もあると思いますが、他の学校に比べたら全然良いので、食に関しての心配はありません。
9,インターネットの環境はどうでしたか?
インターネットは学校Wi-Fiがありますがとても遅かったです。しかし、SIMフリーのケータイをお持ちの場合は格安SIMカード(2GB/約200円/1週間)の購入が可能なので、Wi-fiに関してはあまり気にする必要はないかと思います。
10,その学校の最大のメリットと最大のデメリットを教えて下さい。
メリットは日本人仕様に学校、カリキュラムが作られている事と手厚いサポートがあるので生活に不自由なく本来の目的である勉強に打ち込める事です。人によってはデメリットになる可能性がある事は、殆どが日本人な為、レッスン以外での英語力向上が図れない事です。
11,ずばり、この学校での留学を成功させるコツとは?
カリキュラムが自動的に組んでもらえるので最初は楽ですが、1週間くらいして学校に慣れてきたらすぐに自分自身でスケジュールを見直し、今やっているレッスンは本当に英語力向上に繋がっているのか検討すべきです。
人によって発音を伸ばしたい方、スピーキングを伸ばしたい方と目的も違いますので、与えられた事に沿って勉強するだけでなく、自分で積極的にカリキュラムの見直しを行う事で、より留学生活が実りある物になります。
12,何か他に留学エピソードや、今後の留学生のためにお伝えしたいことがあればお願いします
例えば文法だと、授業で知らないことを1から習うと時間が勿体ないので、日本で参考書を使って事前に勉強し、レッスンでは実際に日本で学んだ文法をどういうシチュエーションで使うのかなど、応用した勉強をできるように準備して来ると効率が良いと思います。
後は、文章全てを理解できなくても所々の単語を理解できれば会話は繋がるので、冒頭でご紹介した金フレで、ある程度の単語習得をして来ると、よりスムーズだと思います。
学校では日本食が提供されますが、飽きた時にカップヌードル、お茶漬けを持って来ておくと学校で提供されるお米とお湯で、おかずが口に合わない日をしのぐ事ができます。
全体的にIDEA ACADEMYの先生は日本人に教える事に慣れているので、提示されるトピックの内容も豊富ですし、お勧めの学校です。