このコーナーではフィリピン留学をした方の体験談をご紹介します。
今回のセブ島留学生
・お名前:Joe Fukudaさん
・ご年齢(留学前):40歳
・ご職業(留学前):会社員
・通われた語学学校:IDEA CEBU(イデア・セブ)
・留学滞在期間:2019年9月(3週間)
1,なぜその学校を選んだのですか?
直前に出発を決めたので、ドミトリーの空いていると学校というのが前提でした。
期間も短いのでしっかり勉強できるスパルタ系を選びました。それらの中で特に重視したのは1日の会話量でした。
2,フィリピン留学前に準備してきた事は何ですか?(勉強やアイテムなど)
【参考書や勉強】
辞書はアプリで対応したかったので、どのアプリを使うべきかリサーチしました。wifiの環境はそこまで悪くないと言う情報もありましたが、オンライン限定の辞書では困るはずなど、いくつかの視点で辞書アプリを選び、最終的にはウィズダム2を選び非常に役に立ちました。
現地で他の日本人留学生にもシェアして教えてあげたくらいです。
その他、事前の準備としてはとにかく単語を増やそうと考えTOEICの単語帳を購入し、そちらで単語を増やす事に専念しました。
3,フィリピン留学してみて、準備が足らなかったものは何ですか?
スマートフォンで事足りると思っていましたが、プレゼン資料を作ると言う授業があり、PCかタブレットなど持っていけば良かったと思いました。
意外に困ったのが洋服で、気温的にはTシャツにハーフパンツなどで十分ではあるものの、だからこそ「毎日同じような服になってしまい飽きる」と言うのを、現地でみんなでよく話していました。
もちろん現地で購入する事もできますが、満足のいくモノが手に入る可能性は低いと思います。品質とデザインの面で。
現地の情報収集で準備が足らなかったな思った事があり、それはほとんどの場所でクレジットカードが使用できないということです。
もちろん空港や高級ホテルなどは当然のようにクレジットカードは使用できますが、私が生活していた周辺ではほぼクレジットカードが使える場所がありませんでした。
カードを使う前提で現金をあまり持っていかなかった上に、海外から出金できる設定にしていかなかったため、後半お財布事情がかなり厳しくなりました。
4,学校の施設はどうでしたか?
フィリピンの他の様々な施設と比較してもキレイで快適だった印象です。私が泊まったのは学校併設のドミトリーで3人部屋でした。
ただし、3人になることはなく最初の1週間だけ他の人がいましたが、後半の2週間については3人部屋を私1人で使うと言う贅沢な状態なりました。
シーツも週に2回代わり、掃除も週に2回しっかり入ってくれるので清潔さは一定担保されていたように思います。
その宿泊部屋に個人用の勉強机も設置されていました。ただし、この机を使って勉強するにはどうやっても自分の頭の影がテキストに落ちてしまい、非常に使いにくい設計でした。
教室は会議室のようなものがいくつかと、残りは小さな仕切りのあるブースのような形でした。
このブースの形について私は特に気になりませんでしたが、後ろや横から見えること、話している声が漏れる事が恥ずかしかったら気になったりと言っている人もいたので、そのような事が気になる方は避けた方がいいかもしれません。
日本人の経営という事もあり、食事も個人的には美味しく楽しめました。朝、昼、晩の三食提供されますが夜は隣接するモールに出かける事も多かったです。
モールが隣接していることは足りないものを買うことはもちろん、生の英語に触れる機会を増やすという意味でも、とてもいい環境だったと思ってます。
5,授業のカリキュラム内容を教えて下さい
朝7時に単語テスト。この単語テストにパスしないとその日は外出禁止しになり、3日連続で不合格な場合は1週間の外出禁止になります。なので、かなり真剣に臨みます。
そのあと50分の1コマとして、午前中に3コマ昼食を挟んで午後に3コマが基本で、私はその後希望者のみで行われる「エクストラレッスン」を2時間行うのがルーティンでした。
基本の6コマのうち3コマはマンツーマンレッスンで、リーディング、スピーキング、発音のレッスンでした。
ただ、それぞれ大まかに目的はあるもののマンツーマンの先生との話の中で「とにかくたくさん会話をしたい」と伝えると、その要望に基づいてレッスンを組み立ててもらえます。
グループレッスンは、プレゼンテーション、ディスカッション、ロールプレイでした。他の人が話しているときにこんな表現もある中など引き出しが増えていく感覚がかなりあり、非常にためになりました。
6,最もためになった授業と、いまいちだった授業を教えて下さい
最もためになったと感じているのは発音の授業で、帰ってきてから英語を話す場面に直面すればするほどその重要さを実感します。
観光地で少し話す程度であればそこまで拘らなくても通じると思いますが、ビジネスの場面である程度洗練した印象を与えたいと考えると、やはり発音は重要だと感じる場面が多いです。
いまひとつかな・・・と思ったのはリーディングです。個人的な目的の問題とは思いますが、やる能力については今回はそこまで重要と考えておらず、その分をスピーキングに当てたいなと考えていました。
7,周りの環境、治安はいかがでしたか?
ドミトリーに隣接する形でショッピングモールがあったので、非常に便利なシチュエーションだったと思います。留学生が多い地域ではありましたが、最低限の生活用品を揃えるなどのためであればそこまで遠くに外出する必要もなく、治安の不安を感じる事もありませんでした。
ただ、タクシーに乗るときには気をつけるように、もし銃を出されたら抵抗しないようになど、知識として教えてもらったときが一番治安の不安を感じました。実際には特に怖いような体験は全くなかったと言えます。
8,食事内容はいかがでしたか?
一部前述の部分と重複しますが、3食提供されました。日本人でも美味しく食べれた印象ですが、中にはフィリピン米が受け付けないという事で米以外の物だけ食べるなどしていた人もいました。
個人的に味は特に問題を感じませんでしたが、野菜やフルーツがほぼなく肉料理が大半だった事から、3週間目から少しストレスと言うか飽きを感じた事は事実です。
9,インターネットの環境はどうでしたか?
スクールの中にもWi-Fiは通っていますが、昼間など多くの人が使う時にはかなり遅くなる印象でした。別途個人的にWi-Fiを契約している人も多く、その人たちの方が快適なネット環境を実現していたように思います。なので、ネット環境を重視する人はこの方法がいいでしょう。
その他観光地でもお店の中などはほとんどWi-Fiを借りる事ができます。が、その外ではネットに繋がらないため道案内をどうするかが、わりと問題になりました。
10,その学校の最大のメリットと教えて下さい
【メリット】
かなり大きめのショッピングモールが隣接していて生活に便利。
【デメリット】
日本人の生徒が多く、授業以外の部分でかなり日本語を話す場面が多くなってしまう。自分で意識しておく必要がある。
11,ずばり、この学校での留学を成功させるコツとは?
先生も陽気な人が多いので、オープンマインドでいろんな相談をしたり考えている事を率直に伝えると、かなり色々な事を融通をきかせて対応してもらえるので、まず色々話してみるといいと思います。
そんな事を通じて生徒やスタッフと仲良くなると、自然と英語で話す場面も多くなり英語を話している自分に違和感がなくなって、単語や表現の幅もどんどん広がっていくと思います。
前提として彼らは賛成なので、もし間違っていたら指摘してほしいと伝えてとおけばしっかり訂正もしてくれるので、実はこれが一番上達に効果的だったようにも感じています。
12,何か他に留学エピソードや、今後の留学生のためにお伝えしたいことがあればお願いします
フィリピンは日本に比べると物価が安いので、お買い物も楽しいかなと思います。ただ、アイランドホッピングなどはそれなりに高くなるので、お財布の紐もしっかり管理する事を注意した方がいいかもしれません。
加えて、カジノがあり、私の1人の友人はすっかりハマってしまい大分お金を損してしまったようです。
特別な体験ができる環境だからこそ、何のためにここにきているのか?を自問自答する事が必要かもしれません。