あこがれの海外留学、しかし実際に現地にいって決して観光ではなく生活するようになると想像もしていなかったいろんなことが起こるものです。
それはもちろん言葉の壁に悩まされるなど言語に関することもありますが、病気など身体的なことで実際に生活してみて初めてわかることもあるのではないでしょうか。
そんなトラブルの一つとしてよくあるケースが「便秘」。やはり住む環境や食生活が変わることで胃腸も敏感に反応してしまうのでしょう。
トイレに行けなくてイライラしたり、腹痛を起こしたりすることってよくあるんですよね。
そこで今回はこんな留学での便秘対策として3つの方法をご紹介したいと思います。あくまでも効果には個人差がありますが、ぜひ参考にしてみてください。
1.日本からカロリーカットのサプリを持ってくる
そもそも便秘の原因は何かを探ってみることから対策も始まるのではないでしょうか。
留学中の便秘特有の特徴として挙げられるのが、食物繊維の不足と言われています。
フィリピンでは基本的に野菜の価格が高く、肉類や穀物、果物に比べて割高になる野菜は学校運営側からすると悩みの種です。そのため、あまり野菜が提供されない学校も中にはあります。
つまり野菜の摂取不足に陥りやすいということですね。食事からだとそれなりの量も必要になりますし、効率よく摂取できるかといえば決してそうではないのも問題です。
難消化性デキストリンで改善
そんなときにぜひ知っておいてもらいたいのが、難消化性デキストリン。これは水に溶けやすい食物繊維の一種です。
厚生労働省からも認可されている食品で、しかも比較的多めに摂取しても特に健康的被害も報告されていない、安全性の高い食品であるとも言われています。(参照:「難消化性デキストリン」とは)
さてそれではこの難消化性デキストリンをどのように効率よく摂取できるかということですが、今話題となっている「トクホ」飲料、この商品にはほぼ含まれているんですよ。
「トクホ」商品は、なんだか健康的でダイエットにはぴったりな商品であるイメージがありますが、これを飲むことで直接的に痩せるというわけではありません。
難消化性デキストリンの効果によって腸内環境が整えられる、血糖値や中性脂肪値を抑えられるなどといったことが期待されてのことなのです。
(*注意して頂きたいのは、難消化性デキストリンは体内への吸収力を弱める働きがあるため、脂っこいものを吸収しにくくするだけではなく、良い栄養も吸収しにくくなると言われています。なので、栄養価の高い食べ物と一緒に摂取するのはもったいないかも。)
とはいえ、トクホ飲料は海外へ持っていくには不便です。
それの代わりになるのがカロリミットやメタバリアなどよく知られるダイエットサプリメント。購入前にパッケージに「難消化性デキストリン」が含まれている事を確認してみてください。ネイチャーメイドのような「食物繊維」と堂々書かれているサプリメントでもOKです。
もしこれらを購入し忘れた場合でも、セブ島現地で「食物繊維のサプリメント(dietary fiber supplement)」を購入すれば代替になります。
難消化性デキストリンは水溶性(水に溶けやすい)ので、堅い便をゆるくしてくれる事に役立つでしょう。
*服用し過ぎると下痢になる方もいますので、あくまで適量で。
2.便秘薬を購入する
医薬品の便秘薬を使うのが確かに一番手っ取り早いかもしれませんね。しかし慣れない地で医薬品に手を出すのはとても勇気のいることかもしれません。
例えば大正製薬のコーラックだったらよく知られた便秘薬、こういったものを日本から持参されることをおすすめしますよ。
このコーラックに含まれる様々な成分には腸の働きを良くするのみならず、便をやわらかくしたり腹痛を抑えたり、便秘に伴う肌荒れまでも改善する効果が期待されています。
また便秘の度合いによって様々な種類がありますので便利でしょう。ちなみにいざというときのために日本から持ってきて常備させておくのがベストですが、もしなければセブ島の日本食料品店でも購入することができるので万が一のときには利用してくださいね。
3.ココナッツジュースを飲む
ちょっとユニークでフィリピンならではの便秘解消法ともいえるのがココナッツジュース。
最近ではココナッツオイルが注目されていますが、ココナッツジュースは低カロリーで栄養満点な特徴から海外セレブたちもダイエットに愛用しているのだとか。
そんなココナッツジュースがどうして便秘によいのか?
ココナッツジュースは南国なイメージがありますが、硬い実を割ると出てくるあの液体こそがココナッツジュースです。
脂質はゼロなうえに、主にミネラル、カリウム、カルシウム、ナトリウム、マグネシウムを豊富に含み、体に吸収されやすいという特徴があるんです。
特に便秘解消という点で注目すべきはカリウム。
利尿作用により老廃物を排出してくれるためデトックス効果が期待できる上に、血行がよくなることでむくみが解消、そのためダイエットに注目されています。こうして腸にも刺激が行き渡り便意をもたらしてくれるというわけなのです。
日本ではココナッツウォーターとして様々なメーカーからドリンクが販売されておりコンビニなどでも簡単に手に入りますが、糖分が多いなど一概に体によいと言えるかどうかはわかりません。
その点フィリピン現地なら天然のココナッツジュースを飲むことができるので、ぜひ自然の力で便秘を解消させてみてください。スーパーの売店(ちょっとしたミニブース、ジューススタンド)で販売しているペットボトルのココナッツジュースもほぼ100%天然のはずです。
まとめ
便秘になったら・・・
1,食物繊維のサプリメントを服用する。難消化性デキストリンが入っているものであれば、比較的便秘改善につながりやすい。
2,コーラックなどに医薬品を服用する。
3,レストランでは常にココナッツジュースをオーダーする!
この3つを意識しましょう。体外に排出されるべきものが蓄積されていくと、やはり腹痛や頭痛、最終的には下痢を繰り返すなどせっかくの学習にも支障が出てきてしまいますよね。
健康あっての海外留学です。
これらを参考に食文化の違いに負けることがないようにしましょう!
参考サイト
http://buzz-plus.com/article/2015/04/09/seni/
http://www.otsuka.co.jp/health_illness/fiber/about_fiber/type/dextrin/
https://ja.wikipedia.org/wiki/デキストリン