皆さんこんにちは、TARGET Global English Academy、Vice Presidentの石原智之と申します。
今回からここ「俺のセブ島留学」でコラムを書かせて頂く事になりました。TARGETに関するお話だけでなく、セブ島留学に関する有益な情報をご提供できればと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いします。
今回は第1回目ということで少し僕自身の事を書かせてもらおうと思います。
英語は大嫌いだった
僕は2006年にワーキングホリデーでオーストラリアのメルボルンに渡り、留学エージェントに就職しました。
当時のメルボルンの写真
そして7年後の2013年にはオーストラリアの永住権を取得し、同じ年に、セブにTARGETの立ち上げを行い、2014年からセブに移住し現在に至ります。
と、紹介するとだいたい「海外ビジネス経験豊富だから英語はもうネイティブレベルですね!」という反応がかえってきます。
「もちろんです!もう英語も日本語と同じ感じで使えますよ。」
と、言いたい所ですが、残念ながら僕の英語力はネイティブレベルからは程遠いレベルです。(苦笑)
「えっ?海外にそれも英語圏に9年も住んでいるのに?しかも英語を使う仕事をしているのに?」
そう思われる方も多いのではないかと思います。日本では、まだ海外に数年住むと自然とネイティブのように英語がペラペラになると思われています。
ですが、現実は違います。
もちろん、一部の語学の才能がある人はネイティブレベルになる方もいますが、大人になってから英語を学ぶ人の9割以上はネイティブレベルには到達できません。そもそも、僕は英語が大の苦手で、中学から大学時代まで出来るだけ英語を避けてきた「生粋の英語嫌い」でもありました。
英語コンプレックスになる
そんな英語嫌いが、大学卒業後紆余曲折ありひょんなことからオーストラリアの留学エージェントに就職したわけですから、さあ大変です。
「場違い」という言葉がありますが、まさにこの場違いという言葉がぴったりでした。
自分以外のスタッフは全員オーストラリアの学校を卒業した人や旦那さんがオーストラリア人で家でも常に英語を使っているような人ばかり。
当然英語力は僕がダントツ低い。
業務上の学校からの連絡は全て英語、学校スタッフとのミーティングも基本英語という状況なので、メールは辞書を調べながら、ミーティングはとりあえずその場は分かったようなふりをして、後で同僚に確認するなどごまかしながらの仕事をこなす日々でした。
最初に最も苦労したのは、学生さんと対面カウンセリング中に学校見学を手配する場面
学生さんの目の前で学校に電話しないといけませんが、英語での手配となります。学生さんは当然カウンセラーは英語が出来ると思っていますから、英語ができないことを悟られるわけにはいきません(汗)
予め覚えた電話で使うフレーズを使い、英語ができるふりをして、担当者につないでもらうのですが、担当者が席を外していたり、何かイレギュラーな事が起こるとその先の会話を聞き取り、処理する英語力はありません。
もし無理やり会話を続ければボロが出て確実に学生さんに「この人は英語ができない」と思われて、会社の信用を落とすことになります。
そこで、そういう場合は相手が何を言おうと一方的に「OK. I will call back later」とお決まりのフレーズを伝えて強制的に電話を切っていました。
そんな状態だったので仕事が遅く、毎日夜遅くまで1人で残業をする日々が続きました。
とんでもない所に来てしまった。。。本当にこの先大丈夫なんだろうかと不安な日々を送り、今更ながら強い英語コンプレックスを感じるようになっていました。
当時は「早く僕もネイティブレベルの英語を話せるようにならなくては」・・・という焦りだけが先走っていたと思います。しかし、日々の業務に追われて英語の勉強は一向に進まず、悶々とした日々が過ぎていきました。
目指すべき英語力とは?
そんなこんな生活を続けていて、自分のあまりの英語力の無さに打ちひしがれ、働きながらでも通える夜間の英語学校に通いだしました。
夜間コースということもあり、クラスメイトは皆仕事をしている人達でした。年齢も20代後半から40代と幅広く、職種も様々でタクシードライバー、パン屋、車の整備工、会計士、会社経営者など様々な人がいました。
「もしかしたら、僕が目指すべき英語力の目標は違うのではないか?」
と、この頃から考えるようになりました。
必要とされる英語力とは?
その頃までは、毎日残業で家と会社の往復しかしておらず、日本人以外の友達らしい友達もいませんでした。
しかし、学校に通い始めてから、徐々に外にも目が向くようになって、ふと感じたのは「オーストラリアでもネイティブレベルの英語力を持つ人ばかりではない」という事実でした。
それまでは、自分は英語ができない。という事からオーストラリアに居るにも関わらず、英語でのコミュニケーションはできるだけ避けてきましたが、、、、
よくよく見ると、カフェの店員さんとちょっとした会話をしてもその店員さんはオーストラリア人に見えてもフランス人だったり、ブラジル人だったりと、非英語ネイティブで英語がそれ程うまい訳でもないという事が多々ありました。
また、銀行や不動産に行っても移民のスタッフは大勢いて流ちょうに英語を話す人ばかりではありませんでした。病院に行けば、移民の医者や看護師は、ネイティブとは程遠い英語力で勤務していることも珍しくありません。
そうなんです。ネイティブレベルの英語力がなくてもローカルのお店でも働けますし、医療にも従事できます。才能があれば市長にもなれてしまうのです!
重要なのは世界で通じる英語力
この頃になると「自分に必要な英語力」というものが理解できるようになりました。
それまでは、漠然とネイティブのような英語力をつけなければならないと思っていましたが、根本的な事として「そもそも何のために英語力が必要なのか」という事を考えました。
僕の場合は下記の2つでした。
① 留学エージェントという仕事の為
② オーストラリアで生活していく為
もちろん、上を見ればきりがありませんから、まずは必要最低限というレベルを目指す事にしました。
仕事で使われる英語は業界によって大体決まってきます。
これは注文をとるフレーズは毎日何度も何度も繰り返しているので、流ちょうに口からでるようになっているからです。料理の説明なども経験を積んでいけば、それもまた流ちょうに話せるようになってきます。
次に、日常生活においても、絶対に必要となる会話のほぼ8割以上は中学生英語で十分に伝える事ができます。
もちろん全て日本語と同じようにとなれば話は違ってきますが、まずは必要最低限の英語さえ身に付ければ、仕事だって、友達作りだってかなり多くの事ができるようになります。
まだまだ日本では英語学習のゴールをネイティブレベルに設定して、自分の英語力はまだまだ、これでは使えないといって、もがいている方が大勢いらっしゃいます。
ですが、今一度自分にとって何のために英語が必要なのかを考えてみてください。
その目的を実現するのに必要な英語力はどの位なのでしょうか。そういう視点で改めて考えてみますと、実はゴールは思っていたより遥か遥か手前にあります。
海外で友人を作る時も仕事をする時も相手がネイティブであるとは限りません。現在では相手がアジア人、南米人ということも珍しくなく、英語利用者の7割は非ネイティブです。彼らの多くは「世界で通じる英語」を使っています。
ネイティブレベルの英語力を身に付けるのは、とてつもない努力と時間の他に、才能にも左右されます。しかし、、、
世界で通じる英語であれば才能は必要ありません。
「何が世界で通じる英語力なのか」と理解し、それを勉強したいという気持ちがあれば誰でも必ず身に付ける事ができます。
この英語嫌いの僕が身に付けたられたくらいですから(笑)
TARGETはその「世界で通じる英語」を最短で身に着ける事ができるようにデザインされています。入学時と卒業時で見える世界は全く違ったものになっているはずです。
是非TARGETでそれを実現してください。
TARGET Global English Academy
石原智之