前回の記事でフィリピンの化粧品と生理用品について書かせていただきましたが、今回は・・・「フィリピンの女子トイレ事情」についてお伝えします♫
「生理用品の次はトイレかい!」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、女子トイレって各国で使い方や後処理(やらしい意味ではありませんよ)方法が違うんですよ。
あらかじめ知っておかないと、シャイな日本人は永遠にショッピングモールのトイレに入れませんよ!!
ということで早速お伝えします。
フィリピンでは便器に便座がない!!
セブ空港や語学学校の寮のトイレは普通の便座付き便器が置かれていることがほとんどなので心配はないのですが(ウォシュレットだなんてハイテクなものはほとんどありませんよ!)、、、、
レストランやショッピングモールの女子トイレにはなぜか「便座」が無いんです。
初めて遭遇したまだピュア(?)だったセブにやってきてまもない頃の私は衝撃すぎました。しかし、当時は英語があまり話せなかったので「なんで便座ないんだよう!!」という質問をフィリピン人の先生にすることができずひとりで悶々と笑いに耐えていました。
こんな感じです。
ザ・便器って感じでしょう?(笑)
これに衝撃を受けたあとに頭に浮かぶ疑問・・・
「どうやって用を足すのか」
座るのかお尻を浮かすのかと迷っていたのですが、よくみると便器のフチ(本来は便座がある位置)に足跡がたくさんついているんです。
そこから想像するに、フィリピーナたちはこの便座の上に俗にいう「う●こ座り」をしているようです。滑りやすい便器の細いふちにビーサンで器用にバランスを取って座って用をたしているのです。
私もやってみたんですけど、背が高い(170cm越えしてます♥)私には無理でした。。。
というわけでそれからはお尻を浮かせ空気椅子状態で用を足すスタイルにしていました。そしてこれが一番安全です。なぜならどんなにきれいに見えるトイレでも日本とは違い衛生状態が悪いのです。
なので仮に便器があるトイレだとしても、他の人は土足で乗ってい汚いものだと思ってください。
でも人間ですもの、いくら我慢してても外出先で大の方をしたくなるときもありますよね?そんなときのため小さい消毒ジェルをバッグに入れておきましょう!
こういう小さなサイズのものがスーパーやワトソンズなどの薬局にたくさん売られてます。お手頃価格なのでぜひ食事前に、トイレのあとになどなどたくさん使用してくださいね。
こちらがワトソンズ
話を戻しますが、そのジェルで便座をティッシュで拭いたあとその上に念のためティッシュをおいてからお尻を付けるようにしてくださいね。
ところで・・・そんなショッピングモールのトイレですが、トイレットペーパーホルダーはあるのにトイレットペーパーは絶対備え付けられてませんのでご注意。
自分でトイレットペーパー持ち歩いてください。小さなゴミ箱があるのでポケットティッシュでも大丈夫ですよ。
たまに水が流れないことがあります。前の人の汚物が残ったままのこともしばしば。しかしこんなことで騒いでいたら東南アジアで生活はできませんよ。そんなときは気にせず自分も用を足し、そのままトイレを離れればいいのです。
日本じゃ次の人に申し訳なくてとか恥ずかしくてと思いますが、フィリピンは大丈夫です。「自分が用を足してスッキリ出来ればいいのよ」という意識でいれば気が楽になりますよ(笑)
異文化を受け入れましょう。
余談
番外編ですが、フィリピン人の先生のご自宅に遊びに行ってトイレを借りた時にまたまた衝撃を受けたトイレネタがありました。
トイレの横に水カメが。そしてトイレは水で流せるようだが流すスイッチがない!と用を足したあとにパニックになるピュアだった日本人美人女子学生(←私ですよ!)。
そろーりとトイレのドアを開けて先生にトイレの流し方とトイレットペーパーの有無を確認したところ、どうやらフィリピン人は貯めてある水カメから少量の水を手で掬ってチャッチャとお下に掛けてきれいにするのだそう。
その後乾燥させるためしばしその姿勢をキープするらしい。衝撃です。異文化すぎる。
カルチャーギャップで「オーマイガー!」が自然に口に出ました。あ、便器の汚物は桶で水を掬って手動で流すそうです。手動の水洗トイレなんだか面白いですね。
順番という概念なし!トイレが空いたらとにかく入るべし!
日本中どこでも見かける女子トイレの長蛇の列。
「もうすぐ電車の発車の時間なんだけど、でもここで行っておかないと・・・」ということで、どんなに急いでいても日本人は列が出来ていればおとなしく並んで待ちますよね?
ところがフィリピン。。。
順番に並ぶという概念がありません。
先にきた人が優先ですので「どうぞ、いえいえいどうぞ」と譲り合うというのは日本独特の文化のようです。
なので日本のように(列を作るつもりで)待っていたら、次々と後ろからフィリピーナが入ってきてどんどん抜かされます。トイレに入ったらとにかく個室のドアの前に立ってノックをしてみましょう。
実はフィリピンのショッピングモールのトイレのドアはそんなに高くないので、背の高い私から見ると中に入っている人の頭が軽く見えることもあります。
ですが普通の背の高さの方だと見えないと思うので、ぜったいノックしてくださいね。
鍵が壊れていてかからないドアも多いですから、勢いよく明けたらおばちゃんがいてセブアノ(セブ地方の言語)で文句を言われてしまいます。
そしてもし自分が鍵がかからない個室にはいってしまったら、先ほど説明した空気椅子状態で用を他しながらどちらかの手でドアを軽く押さえるようにしましょう。じゃないとこれまた「入ってるならなんか言いなさいよ」的なことをセブアノで文句言われますので(笑)
そして一番気をつけたいのが足元。
洗面台の水はけが悪く溢れた水がそこから床に流れてしまっていることが多く、トイレの床は常に濡れています。
床がめちゃめちゃ滑べりますので走らずに!
フィリピン、女子トイレのまとめ
まとめますと、
便座がない便器には直接座らず空気椅子で挑む
ポケットティッシュとポケット消毒ジェルを携帯する
自分が一番先に入る!順番は抜かされないように
トイレのドアの鍵がなければ自分が鍵となる
このようなトイレ事情を聞くと留学前の女性の方々は「え・・・トイレそんなやばいの?」「汚いとこ行きたくない。」と思い躊躇してしまう場合もあるかと思います。
でも、一生に一度でも異文化を経験するってとても大事なことでして、その時は些細なことでも今後の自分の人生や考え方を変えてくれることもあります。
なので、留学=異文化を学びにいくことと考えてこのようなハプニングやカルチャーショックもひとつのいい経験としてもらえれば嬉しいです。
以上 みなさんよりちょっとだけ人生の先輩であるMOKAがお送りしました。