現在、日本人が経営する英語学校はセブを中心にいくつも立ち上がっていますが、実はQQEnglishは、フィリピンで一番初めに本格的に創られた日本人経営の語学学校として知られています。
今回は私がどのような想いからQQEnglishを創立したのかを、紹介させていただきます。
なぜ英語学校をセブで始めたのか?
「日本人がフィリピンで初めて創った英語学校」と聞くと、「きっと社長さんは英語学習に長年関わってきた人なのだろう」と思われることが一般的です。
だから、私が QQEnglish を立ち上げる前は英語学習はおろか教育関連の仕事に携わったことさえないと話すと、多くの人が驚きます。
当時の私は、QQ便というバイク便を東京で経営していました。「QQEnglish」という名称は、この「QQ便」からとったものです。
「バイク便」の経営者が、いきなり海外で「英語学校」を始めたわけです。周囲からはずいぶん無謀だといさめられました。畑違いも甚(はなは)だしいのだから当然です。
では、なぜ私がセブで語学学校を始めたのかといえば、私自身が経験した感動を一人でも多くの人に伝えたいと思ったからです。
実は私は40歳になるまで、英語がまったく話せませんでした。外国人に英語で話しかけられても、ほぼ100%聞き取ることができないのだから、コミュニケーションを取れるはずもありません。
ところが、英語がまったく話せなかった私がセブ島に英語留学し、試行錯誤の末に私なりの英語学習のコツをつかんだことで、短期間のうちに英語でのコミュニケーションがとれるようになったのです。
英語が話せるようになったことで、私の世界は一気に広がりました。東京で商売をしていた私が、世界を相手にビジネスができるようになったのです。
片言も英語を話せなかった私が、40歳を過ぎてから英語学習を始めたにもかかわらず、わずか数ヶ月で英語を話せるようになったのだから、あなたにできないはずがありません。
誰でも英語が流暢に話せるようになるということ、そのことで世界観が開けるという感動、そのことを一人でも多くの人に伝えたいと思い、私の実践してきた英語学習を丸ごと落とし込んだ語学学校を立ち上げました。それが、QQEnglishです。
では、私がどのような英語学習をしてきたのかを、振り返ってみます。
そもそも、どうして英語を話したいと思ったのか?
なにをするにせよ、動機付けは大切です。英語も同様で、ただなんとなく英語を話せるようになりたいという動機だけでは不十分です。
まずは、「○○したいから絶対に英語を話せるようになりたい」という具体的な動機付けを行ってください。その強い思いが、学習を継続する力になります。
私の場合は「大好きなイタリアのバイクメーカーのオーナーとバイクについて熱く語り合いたい」という思いが、英語学習の原動力でした。
当時、私はバイク便の他にイタリアから輸入したバイクを販売する店舗も経営していました。その仕事の上で、イタリアで2番目に大きな老舗のバイクメーカーのオーナーである、マラグーティーさんと出会いました。
私はマラグーティーさんの語るイタリアバイクの話に魅了されました。そのときの私は英語が話せません。熱く語るマラグーティーさんの言葉を、通訳を介してしか理解できないことが悔しくもあり、悲しくもあり、通訳抜きで自分の言葉で思う存分話し合いたいと痛切に思いました。
今から15年前のことです。すでに40歳を超えていましたが、何としてもマラグーティーさんと英語で直接話せるようになりたいという思いに駆られ、英語学習を始めたのです。
できるだけ早く英語を話せることを目的に、様々な学習方法を試しました。ある教材が良いと聞けば買ってみて、このメソッドが良いと聞けば取り寄せました。評判のよい複数の英会話学校にも通ってみました。
しかし、どれも続けることはできませんでした。英語を話せる自分に近づいているという実感を、少しも得られなかったためです。
どうやら日本国内で勉強しても成果が出ないことに気がついた私は、思い切って海外留学に挑むことにしました。
当時は海外留学といえば、欧米の英語学校に留学することが一般的だったため、私も真っ先に欧米留学を検討しました。
欧米留学は断念、そこで見つけたのが・・・
ところが、欧米留学は数ヶ月単位を前提にしているところが多く、その間、仕事がまったくできないとなると困ってしまいます。英語を話せるようにはなりたいけれども、本業をほったらかして英語学習に専念できるほど贅沢な身分ではありません。
欧米留学は現実的でないと判断した私は、日本からもっと近い英語圏の国はないかと探すことにしました。
そもそも飛行機での移動に時間がかからなければ、仕事の空いた数日から数週間を利用して気軽に留学できると考えたからです。
そこで、日本から最も近い英語圏の国として見つけたのがフィリピンです。
セブ島に韓国系の英語学校があることを知った私は、早速詳しく調べてみました。その結果、セブ島留学の特徴として、次の3つをあげられることがわかりました。
1.費用は欧米留学の半額ほど
2.日本から4~5時間で行ける距離にあること
3.グループレッスンではなく、マンツーマンレッスンであること
この3つの特徴は、私にとって好都合でした。ことにセブ島留学であれば、本業を続けながら空いた時間を利用して気軽に行き来できることが、私にとって理想的な環境だったのです。
私はトータルで10ヶ月の間、セブ島留学を続けました。もちろん、その間ずっとセブ島に留まって勉強していたわけではありません。バイク便とバイク屋の仕事があるため、2ヶ月、3ヶ月と長期にわたってセブ島留学することなど、とてもできません。
そこで私は、まとまった空き時間ができるとセブ島に飛び、英語学習することを繰り返しました。1週間か2週間留まることもあれば、少ないときは3~4日という時もありました。
移動時間が短いため、頻繁に行き来できることがセブ島留学のメリットです。小間切れ時間を利用して効率よくマンツーマンで英語を教わることにより、私の英語力は短期間に飛躍的に伸びたのです。
セブ島留学をさらに効果的にした学習法
私にとっての課題は「セブ島留学の狭間に日本に滞在している間、どうやって英語学習を続ければよいか」ということでした。
セブ島留学中は「英語を話せる自分」に近づいていると実感できましたが、日本に帰ってくると、そんな思いもすぐに消し飛んでしまいます。せっかく覚えた英語も、日本で数日過ごしている間にすっかり忘れてしまいました。
そこで思いついたのが、オンラインを利用した英会話学習です。「オンライン英会話」は今でこそ当たり前ですが、当時はそのような発想さえ影も形もない時代です。
ですが私は、セブ島留学でのマンツーマン形式のレッスンを日本にいながら受けたいという一心で、当時習っていた先生にパソコンを買ってプレゼントし、ネットを介したオンライン英会話を実現したのです。
もしかすると、世界で一番初めにオンライン英会話を始めたのは私かもしれません。
こうして私はセブ島留学とオンライン英会話を併せて活用することで、ついに夢を叶えることができました。
イタリアに飛び、マラグーティーさんと夜を徹してイタリアのバイクについて英語で語り合えた感動を、けして忘れることはできません。
なぜ、語学学校を始めようと思ったのか?
マラグーティーさんと英語で話したいという思いから始めた英語学習ですが、実際に英語を話せるようになったことで、私の人生は大きく変わりました。
しがないバイク屋の親父だった私の前に、世界の扉が開いたのです。英語をまったく話せなかった私が英語を話せるようになった40歳を境に、世界は一変しました。
それまでの私は、大好きなバイクに関わる仕事をしたまま人生を終えられれば、それだけで十分に幸せだと思っていました。
ところが、英語という鍵を手に入れたことで世界の扉が開いたとき、今まで感じたこともないワクワクする世界が、目の前に突然、広がって見えてきたのです。
英語が話せるというだけで、人との交流も活動できる空間も、全世界に一気に広がります。
私が体験したこの感動を一人でも多くの人に伝えたいと、切実に思うようになりました。そのためには、セブ島で自ら語学学校を立ち上げるのが最も手っ取り早いという思いに次第に傾いていきました。
当時、セブにあったのは韓国系の語学学校ばかりです。それらの語学学校はどこも特徴に乏しく、アメリカ留学・イギリス留学のコピーを作り、格安で提供しているだけ、といった印象を拭えませんでした。
私は長年会社経営をしてきた経験から、コピー商品が生き残れないことを知っています。たとえば私が携わってきたバイクでいえば、今から20年ほど前、中国からホンダ・ヤマハの安いコピーバイクが大量に日本に入ってきたことがあります。値段が安いため、このコピーバイクは日本中に広がりました。
しかし、今では1台も残っていません。そう、品質の伴わない安いだけのコピー商品は、生き残れないのです。
セブ島留学を身をもって体験した私は、いかにも欧米留学の格安コピーのごとき語学学校がセブにあふれている現状を見て、まもなくセブ島留学は終わってしまうのではないかと危機感を抱きました。
そこで私自身が、欧米留学のコピーではない、本物のセブ島留学を提供できる語学学校を立ち上げようと決意したのです。
QQEnglishの原点
こうしてフィリピン初の日本系語学学校として、QQEnglishがスタートしました。
私が創りたかったのは、私自身の経験に基づき、誰でも短期間で英語が話せるようになる語学学校です。
これまで話してきたように、短期間で驚異的に英語力がアップするその方法とは「セブ島留学」と「オンライン英会話」を合わせた英語学習です。
セブに渡航した際は「セブ島留学」を、日本に帰国した際は「オンライン英会話」を提供することが、まさにQQEnglishの原点です。
セブ島留学では目一杯レッスンを受けても日本に帰ったあと学習しないと、英語はすぐに話せなくなってしまいます。逆にオンライン英会話だけを続けようと思っても、留学することで実際に英語を使ったコミュニケーションを取る楽しさを体験しないと、退屈すぎて長続きしません。
セブ島留学で楽しく学び、帰国してからも同じ先生とオンライン英会話を通してレッスンを受けることで、途切れることなく英語学習を続けることができます。そうしてセブ島留学とオンライン英会話を繰り返すことで、誰でも自然に英語が話せるようになるのです。
その上で、私がもうひとつこだわったことは、先生の質です。
QQEnglishの講師は他校と何が違うのか?
私が考えたのは、当時はまだ誰もやっていない「セブ島留学とオンライン英会話を合わせた英語学習」を提供できる、日本式の高品質の英会話学校を作ることでした。
日本が世界でも名だたる経済大国として発展できたのは、安いだけのコピー商品ではなく、高品質の商品を作ることができたからこそです。
では、なぜ日本が世界を驚かすほど高品質の商品を次々と造り出せたのかといえば、日本には長期的な視点で職人を鍛えるシステムがあったからだと思うのです。
そこで私は、セブ島留学とオンライン英会話を合わせた語学学校に、メイドインジャパンの高品質を導入しようと決意しました。
語学学校の品質において最も重要なのは、「先生の質」です。システムがどれだけ画期的で優れていようとも、現場に立つ先生の質が平凡であれば、効果はさほど上がらないことでしょう。
ですから私は、QQEnglishの先生は「訓練を積んだプロフェッショナル」でなければならない、と考えました。
もちろん、初めからプロフェッショナルだけを採用することには無理があります。そこで、QQEnglishの先生には全員に長期的な目線でトレーニングを施すことにしました。
その結果、TESOLという英語を教える国際的なライセンスを取得できた先生のみを、「教師」として正社員で採用しています。QQEnglishで教師となるためには、先生にも相当な努力が求められます。
教員免許を持っていない大学生でも、一般の人でも、英語がきちんと話せさえすれば語学学校の先生(講師)になれます。
ですが、QQEnglishには、そうした普通の先生は一人もいません。QQEnglishの教師全員が、英語を教える国際的な教員資格をもつプロフェッショナルなのです。
アマチュアとプロフェッショナルの違いは、実際にレッスンを受けていただければ必ずわかります。
QQEnglishの授業料は、なぜフィリピン最安レベルなのか?
QQEnglishがプロフェッショナルな教師ばかりを揃えていると聞くと、高品質であるからには授業料も高いのではないかと思う方もいることでしょう。
実は、QQEnglishのマンツーマンレッスンの授業料は、フィリピン留学のなかでも最安レベルです。
では、立地条件が悪いのかといえば、けしてそんなことはありません。むしろ、QQEnglishの立地環境は、数あるセブ島留学の語学学校のなかでも最高レベルです。ITパーク校はセブのオシャレエリアとして有名なITパーク内にあり、シーフロント校はセブの高級リゾート地の海沿いに建っています。
どちらも一等地に居を構えているだけに、どの語学学校よりも高い家賃を支払っています。
つまり、QQEnglishはどこよりも高い維持費を払い、どこよりも優秀な人材を集めていることになります。
それでいて、授業料は最安値レベルを実現しています。
QQEnglishが今日のように発展できたのは、どこよりも良い品質のレッスンを、どこよりもコストパフォーマンス高く提供できたからこそです。
では、なぜQQEnglishは良いものを安く提供できたのでしょうか?
その秘密は、セブ島留学の語学学校のなかで、QQEnglishが唯一本格的なオンライン英会話レッスンを提供しているからです。
QQEnglishは現在、世界中にいる2万人以上の生徒さんにセブ島からインターネットで良質な授業を提供しています。そのことが、セブ島留学の授業料を引き下げることに大いに役立っています。
具体的にいえば、こういうことです。QQEnglishの先生は朝5時に出社します。そして8時までオンラインでレッスンをした後、8時から14時までセブ島留学の授業を行うのです。また、14時に来た先生は夕方18時まで留学生の授業をした後、18時から夜中までオンラインでレッスンを行います。
さらに、時差を利用することでグレーブヤードの先生が、中東やヨーロッパ、ブラジルなどの生徒に夜中も授業を行っています。
そう、QQEnglishはどの語学学校よりも高い家賃を払っていますが、3交代制を整えることで24時間学校を使うことができるため、十分に採算がとれているのです。
また、人件費の面でもQQEnglishはどの語学学校よりもズバ抜けています。世界7カ国のオフィスに1600名を超えるスタッフが働いているのだから、当然です。
しかも、QQEnglishでは全ての教師を正社員として雇用しています。このような雇用を実現している学校は、フィリピンにはほとんどありません。
なぜなら、セブ島留学にはピークシーズンとローシーズンがあるからです。ピークシーズンにはたくさんの教師が必要になりますが、だからといって正社員として雇用してしまうと、ローシーズンになったときに困ることになります。ローシーズンは需要が一気に減るため、雇用した教師の多くが仕事のない状況に陥るからです。
しかし、QQEnglishにはローシーズンがありません。一般的には夏休みなどの繁忙期を過ぎた秋からローシーズンが始まります。ところが、QQEnglishでは、秋から日本のたくさんの学校(現在300校近く)を対象に英語の正規授業として、セブ島からオンライン英会話の授業を行っています。
そのため、セブ島留学生が少なくなるローシーズンであっても、QQEnglishの先生は大忙しです。すなわちQQEnglishの先生は、どこよりも効率よく教えることができるのです。
最高の立地条件を備え、多くの優秀な人材を揃えていながらも、QQEnglishのマンツーマンレッスンの授業料がフィリピン最安値レベルを保っている理由をわかっていただけたでしょうか?
セブ島留学とオンライン英会話を合わせたビジネスモデルを築いたことこそが、QQEnglishの強みです。このモデルによってセブ島留学の授業料を引き下げるとともに、本当に効率よく英語力を伸ばせる仕組みを作ることに成功したのです。
21世紀の英語学習法とは?
私自身が実証し、そして多くの生徒の方に英語が話せるようになる感動を与えることができた理想的な英語学習こそは、再三紹介しているセブ島留学とオンライン英会話を合わせた学習法です。
私はこれを「21世紀の英語学習法」と呼んでいます。すなわち「21世紀の英語学習法」とは、オンライン学習とセブ島留学をぐるぐる回して英語を習得する方法です。
私の考えはこうです。セブ島留学から帰国後はオンライン英会話で学習を続けます。そして時間ができたなら、またセブ島に飛んで勉強するのです。
セブ島留学が優れているのは、なんといっても日本から近いことです。東京からセブ島までは4~5時間の距離です。直行便が日に3便も飛んでいます。大阪や名古屋からも飛んでいます。セブ島留学は安くて、近いため、リピーターになりやすい環境を備えています。
今は1週間ほどの休暇であれば、有給で取れるようになっています。普段はオンライン英会話で学び、長期休暇が取れたならセブ島留学に来ればよいのです。QQEnglishにリピーターさんが多いのは、この学習法を実践している方が多いためです。1年に3回ほど訪れるリピーターの方もいらっしゃいます。
セブ島でのマンツーマンレッスンも帰国後のオンライン英会話でも、同じ先生から、同じ教材を使って学ぶことができるため、効率よく、そして楽しく続けることができます。
また、QQEnglishであればセブ島留学に来る前に、オンライン英会話を通してセブ島でのマンツーマンレッスンがどのように行われるのか、気軽に試してみることができます。どんな教師がいて、どんなレッスンが実際に行われているのか、オンライン英会話で試せるのです。セブ島留学を初めて検討している人にとって、嬉しいシステムになっています。ぜひ挑戦してみてください。
世界が一気に開ける感動を、ぜひあなたに
QQEnglishを立ち上げて以来、全世界を相手にビジネスできる楽しさを知った私は、それまでの本業だったバイク便とバイク屋の会社を売却し、今ではQQEnglish一本に絞って世界中を忙しく飛び回っています。
おかげさまでQQEnglishは、日本資本最大の語学学校へと成長することができました。
それもこれも、すべてはセブ島留学とオンライン英会話を通して英語を話せるようになった瞬間から、世界が一気に開けたためです。
この感動を、ぜひあなたにも味わっていただきたいと切に思います。
私は今、いろいろな国の人たちと一緒に働き、英語でコミュニケーションを取っています。その上で思うのは、毎日がワクワクしている、ということです。
海外でのビジネスは、バイクで峠道を攻めている時と同じ感覚です。バイクで峠を攻めるときは、直線でアクセルを全開にして、コーナーになると思いっきり減速して曲がります。先が見えないコーナーに突っ込んでいくとき「ここを曲がると何が見えるのだろう」と常にワクワクします。曲がるたびに景色が変わり、次こそは頂上かと思いながら攻めていくのです。
海外でのビジネスは、バイクでコーナーを攻めるときと同じで、常に予想のできない世界が広がっています。ある程度の先を読める日本でのビジネスとは全く違います。
でもね、予想ができないからこそ、何物にも代えがたいワクワク感があるのです。
ですから、あなたにも英語を通して世界への扉を開いていただき、人生をワクワクするものに変えていただきたいのです。QQEnglishは、そういう思いで作りました。
QQEnglish代表:藤岡頼光