親子が一緒に英語を学べるとして、徐々に人気が高まりつつある「親子留学」。
お子さんの早期英語教育のために渡航される方はもちろん、海外旅行に替わる思い出作りの一環として選択される方や、将来の教育移住の視察として利用する方も増えています。
しかし、チャレンジしたいという気持ちはあっても、どの国を留学先として選べばいいのか、またどれほどの費用がかかるのかなど、迷うポイントも多くあることでしょう。
そこで今回はさまざまな留学先の比較も交えながら、親子留学を考えるうえで知っておきたい情報をまとめてお伝えします。
親子留学ガイド
1.親子留学とは?
親子留学とは名前の通り、親(保護者)と子どもが一緒に留学することです。親子で就学する場合もあれば、お子さんのみが学校へ通う、または大人だけが通うこともあり、希望によってスタイルはさまざまです。
親子留学に参加するお子さんの年齢の目安はおおむね3歳〜15歳。それ以上の年齢になると、単身で留学する場合が多いようです。
両親とお子さんという家族全員で留学するケースもありますが、一番人気なのはママとお子さんで留学するパターン。最短で1週間から3か月以上の長期まで、一年を通して好きなタイミングで留学できます。
プログラムの受講に特別な資格や高い語学力も必要ないため、誰でも気軽に参加できるのも大きな魅力です。
2.親子留学における3つのメリット
単身で渡航する語学留学と比べて、また違った利点のある親子留学。そのメリットは、大きく3つ挙げられます。
2-1.親子で一緒に渡航するため安心
親子留学の最も大きなメリットは、親子で一緒のため安心感があるということでしょう。「子どもに海外生活を体験させたいけれど、一人で留学させるにはまだ早い」という場合も、保護者と一緒ならば安心できますし、何よりお子さんも安心して伸び伸びと勉強や生活ができるでしょう。
親子留学はセキュリティ面だけでなく、お子さんにとってメンタル面でのメリットもあるのです。
また留学をしたいけれど、日本に子どもを置いていくのは不安、と考えている方もいらっしゃるでしょう。親子留学ならその心配もありません。ご自身の希望も叶えられ、お子さんも海外生活を体験できて一石二鳥です。
2-2.感受性が豊かなうちに、海外生活を体験させられる
近い将来に小学校で英語が必修化されるなどの流れから、お子さんに早い段階から英語に触れさせたいと考える親御さんも多くいらっしゃいます。お子さん単身での留学となると、高校生以上が一般的となりますが、親子留学であれば早くて3歳前後からの参加も可能です。
言語習得能力に優れ、感受性豊かなうちに英語に触れ新たな体験をすることは、今後の人生において英語を好きになる、あるいは海外に目を向けるきっかけになります。
日本の学校で教科として学ぶ英語と、体験の中で学ぶ英語には大きな違いがあります。帰国後も英語をより身近なものと感じられ、英語学習へのモチベーションアップが期待できるでしょう。
ソース:http://benesse.jp/kyouiku/201504/20150416-5.html
そして将来的に海外の大学進学を選択する、英語を生かした国際的な仕事に携わるなど、お子さんの将来の選択肢がぐんと広がる可能性もあります。
2-3.親子の絆が深まる
親子留学を通じて、親子とも友達やホストファミリーなどとの交流を通して、今まで知らなかった異国の文化に触れることになるでしょう。それは楽しいだけの経験ではなく、時には驚きを伴ったり、忍耐力が必要になったりする場合もあるかもしれません。
そのような場合に親子で状況を共有しあい、励ましあいながら乗り越えることで、親子の関係性はいっそう深いものになるでしょう。
また、お子さんにとっても自分の知らない文化圏で生活することによって、日本で当たり前だったことに感謝の気持ちが生まれるなどのメリットもあります。時には親御さんのほうがわが子のたくましさ、新たな一面を発見する機会になるかもしれません。
親子留学には、楽しいだけで終わりがちな海外旅行とも違った魅力があるのです。
3.親子留学で人気の場所8選!
それでは、どの国が親子留学の行き先として人気があるのでしょうか。ここでは近年人気のある国と、そのメリット・デメリットを併せてご紹介します。
①ハワイ
定番の海外旅行先として毎年必ず上位にランクインするハワイ。常夏のリゾート地として、親子留学先としても人気です。
【メリット】
・世界中から観光客、留学生が集まる
世界的に有名なリゾート観光地のため、あらゆる国から観光客や留学生が集まります。ヨーロッパからの留学生も多く、彼らは日本人に比べて英会話能力が高いため、語学学校や日常生活で積極的に交流すれば英会話のスキルアップにもつながります。
・気候が安定して過ごしやすい
年間を通して湿度が低く、常夏のリゾートと呼ばれるにふさわしい、ヤシの木に抜けるような青空を楽しめます。雨期でも雨がじとじと降り続くことはありません。かさ張る冬服が必要ないので、荷物が少なくて済む利点もあります。
【デメリット】
・費用が高くなる
観光地として知られているので、アメリカではニューヨークやサンフランシスコに次いで物価が高いとされています。外食はもちろん、アクティビティなどに思わぬ出費がかさんでしまうことも。
・日本人が多く、お店でも日本語が通じる
日本で人気の観光地のため、時期によっては語学学校のクラスメートの半数近くが日本人だったという話もあります。街にも日本語が通じるお店もたくさんあり、また日本語を理解する現地の人も多くいます。そのため、さほど英語に頼らずとも生活できてしまいます。
【代理店】
▶︎Fun abroad
②イギリス
本場の英語や文化、歴史について学びたいという本格派志向のご家庭に人気のイギリス。英語を教える資格を持つ教師宅にホームステイするプログラムもあり、住居と学校が一体となっている利便性の高さから人気があります。
【メリット】
・イギリス英語を学べる
日本の中学校や高校ではアメリカ式の英語を学ぶことが多いですが、一方でこれからイギリス式英語を話す人と交流がないとは限りません。単語の発音や文章のイントネーションなども大きく違うので、もう一つのオプションとして学ぶメリットはあります。
・歴史や文化に触れることのできる場所が多くある
イギリスはヨーロッパの中でも歴史ある国として知られ、ロンドン塔をはじめ多くの世界遺産もあります。また最近ではハリー・ポッターなど、お子さんが大好きな物語の舞台ともなっており、留学中にお子さんとお子様と巡りたいという声も多くあるようです。
【デメリット】
・生活費が高い
イギリスの生活費は東京と比較しても大差なく、特にロンドンの生活費は高いことで有名です。なかでも居住費は高額となるため、お子さんと一緒の場合はシェアハウスなどが難しいため、大きなネックとなるようです。
・食事が日本人の味覚に合わない
イギリスの食事があまり美味しくないという話は、みなさん一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。国民性としてあまり食事に関心がないとも言われており、ステーキとローストポテト、といったシンプルな食事も多く、日本人の味覚に合わないこともあります。
【代理店】
▶︎ロンドン留学センター
③オーストラリア
シドニーやメルボルンといった発展した都市部がある一方、自然豊かな郊外エリアも随所に存在する、2つの魅力を併せ持つ国。カンガルーやコアラといったお子さんが大好きな動物と触れ合えるアクティビティもあります。
【メリット】
・都市と郊外それぞれに魅力がある
高層ビル群が立ち並ぶオーストラリア随一の大都市で、シドニーであっても少し車を走らせれば豊かな緑や海が広がります。シティの学校に通い、週末は郊外でお子さんと一緒に自然と触れ合うなどフレキシブルな生活ができることも魅力です。
・外国人に寛容な国民性
オーストラリアは長きにわたって移民を受け入れてきた歴史があるため、現在でもいろいろな国籍の人が暮らしています。そのため他国の人を暖かく受け入れてくれる雰囲気があり、困りごとなどがあったら快く助けてくれるため安心です。
【デメリット】
・オーストラリア特有の発音や言い回しが多い
オーストラリア英語にはいくつか独特の発音があります。例えば、A(エイ)を「アイ」と発音するので、Dayは「ダイ」、Nameは「ナイム」という発音になります。学校で勉強する分にはあまり心配はないですが、学校の外で違う発音に戸惑うかもしれません。
・アジア人が多い
移民に寛容である一方、近年では移民の割合が増加しています。なかでもアジア人の割合が増えており、語学学校では日本人や韓国人といったアジア人が多いのが現状です。ヨーロッパのような雰囲気を想像していた人にとっては、ギャップがあるかもしれません。
④ニュージーランド
豊かな自然が魅力のニュージーランド。オークランドやクイーンズタウンなど、場所ごとに違った特徴があります。キーウィと呼ばれる現地の人々はおおらかな国民性をもっているので、海外滞在が初めてというご家族に
もおすすめです。
【メリット】
・治安がよい
2016年に発表された世界平和度指数によれば、ニュージーランドは日本より上位の第4位にランクインしています。日本と同じく銃規制もあるので、銃犯罪に巻き込まれる確率も低いです。お子さんと一緒に渡航することを考えれば、治安のよさは大きなポイントです。
参照:http://ecodb.net/ranking/gpi.html
・ファームステイなど自然を生かしたアクティビティがある
豊かな自然が特徴のニュージーランドでは、農場や牧場に滞在しながら動物の世話をしたり、フルーツ・野菜などの農作物の収穫などをしたりするファームステイのプランも充実しています。日本ではなかなか体験できない農場での暮らしをお子さんと一緒に楽しめます。
【デメリット】
・都市部でも退屈を感じやすい
ニュージーランドの人口は2013年時点で約424万人となっており、羊のほうが多いとも言われている国です。それゆえ、都市部といっても他の都市と比べると小ぢんまりとした印象があり、お店の入れ替わりもあまり激しくありません。それゆえ、都会的な刺激を求める場合は退屈かもしれません。
参照:http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nz/data.html
・おおらかすぎる国民性にギャップを感じることも
キーウィの大らかな性格は嬉しい一方で、時間などをきっちり守ることは苦手です。授業のスタートが5分遅れる、10分延びるといったことは普通にあります。またお店などでレジに列ができていても、スタッフはマイペースで作業をしていることも。
日本のスピード感や生真面目さに慣れていると、ややギャップを感じるかもしれません。
【代理店】
▶︎ニュージーランド留学センター
⑤カナダ
カナダは国際的な経済力も高くまた治安もよいため、将来的にお子さんをカナダで育てたいという方の下見として、短期留学をされる方も多いようです。学校によっては0歳児から参加可能なプランもあり、産休中のスキルアップも可能です。
【メリット】
・標準的な英語が身につく
カナダは自国民だけではなく、移民や留学生への英語教育も世界トップレベルと言われています。アクセントや方言のない標準英語であり、英語を第2言語として学ぶ際にも聞き取りやすく、また身に付けた後も汎用性が高いと言えるでしょう。
・生活水準が高く治安もよい
世界最大のデータベース「Numbeo」の統計によると、カナダは生活水準の高い国ランキングの12位に選ばれています。ロッキー山脈やウィスラー、ナイアガラの滝など世界的に有名なスケールの大きな自然があり、安心して快適な四季を楽しむことができます。
参照:http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/23/
【デメリット】
・冬の気温がマイナス以下になることも
カナダの冬は非常に寒く、比較的暖かいバンクーバーでも1、2月は0度近くまで最低気温が下がります。ケベックなどではマイナス10度を下回る日も珍しくありません。
またバンクーバーは、「レインクーバー」と呼ばれるほど冬に雨が多いことでも知られています。温暖な場所が好きな人には辛いかもしれません。
参照:http://www.travelerscafe.jpn.org/
・留学費用が思ったより高い
自然も多く、アメリカやイギリスなどと比べて牧歌的な雰囲気のあるカナダですが、外食費などは予想以上に高くつきます。節約して安く済ませることも可能ですが、オーストラリアやニュージーランド、またアジア圏と比べると割高感はあるでしょう。
【代理店】
▶︎フロムウエスト
⑥フィジー
リゾート地としてのイメージが強いフィジーですが、英語教育にも力を入れており、英語以外での会話を禁止している幼稚園があるほど。最近では親子留学の受け入れも盛んで、豊富なプランが用意されています。
【メリット】
・フレンドリーな現地の人々と英語でコミュニケーションできる
フィジーの人々は温かな人柄が特徴。大人も子どもも人懐っこく、外国人に対しても温かな気持ちで接してくれます。また現地では英語教育が熱心に行われており、ほとんどの国民が英語を話せるため学校以外の場でも英語を使う機会に恵まれるでしょう。
・常夏の島で自然いっぱいのアクティビティを体験できる
フィジーは年間を通して気温は25度前後と温暖な気候であり、いつでも海に入って遊ぶことができます。広々とした場所が多く、子ども同士で遊べる広々とした場所もたくさんあります。都会とはまた違った環境で、親子そろってリフレッシュできるでしょう。
【デメリット】
・都会的な暮らしは期待できない
フィジーはまだ発展途上の国ですので、他の先進国のような都会的な暮らしは期待できません。自然と触れ合うのが好きというなら大丈夫ですが、コンビニがあってショッピングモールあって…というような環境を期待していると肩透かしをくう可能性が高いです。
・近年ジカ熱が発生している
外務省海外安全ホームページによると、2017年4月現在で「2015年以降初めて又は再び感染事例が報告され、現在も感染伝播が起きている地域」に指定されています。
ジカウイルスは主に蚊によって媒介され、感染しても症状が現れる人はおよそ2割にとどまり症状も軽いと言われていますが、今後妊娠予定のある人は注意が必要です。
参照:https://gyazo.com/6b503a8f448a9fdec4914d4ef6552e67
⑦シンガポール
近年、急成長を遂げているアジアのハブ、シンガポール。清潔な街並みに加えて教育水準の高さはピカイチで、東南アジアの一国でありながら多様な文化に触れられるところも魅力です。
【メリット】
・教育水準が高い
経済協力開発機構(OECD)が2016年に発表した国際学習到達度調査(PISA)で、シンガポールが首位を独占したことからも分かるように、シンガポールは非常に教育水準の高い国として知られています。英語も公用語のひとつとなっており、ほとんどの国民が英語を話すことができます。
参照:https://www.oecd.org/tokyo/newsroom/
・アジアの多国籍文化に触れられる
シンガポールの人口は2016年6月時点で約561万人と小さい国家ではありますが、民族構成は中華系、マレー系、インド系など実に多様です。「チャイナタウン」や「リトル・インディア」など独自の雰囲気を持つ市街も形成されており、オリエンタルな文化に触れることができます。
参照:http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/singapore/
【デメリット】
・物価が高い
東南アジアの経済の中心市というだけあって、シンガポールの物価は今や東京を抜き去ったと言われるほどに高くなっています。語学学校の費用はもちろん、生活費などでの出費も欧米諸国と変わらないと思ってよいでしょう。
・中国文化の浸透率にギャップがあるかも
シンガポールの人口の74%が中華系のため、街の看板に漢字が使われていたり日常会話が中国語でなされていたりするなど、想像した以上に中華系文化の影響があります。なかでも独特の言い回しや発音が特徴的な英語「シングリッシュ」は、聞き取りが難しいかもしれません。
【代理店】
▶︎メグ・シンガポールエンタープライズ
⑧フィリピン
近年、語学留学先として人気上昇中なのがフィリピンです。料金の面でアドバンテージがあるのはもちろんのこと、マンツーマンの英語学習メソッドなども人気の原動力となっています。
【メリット】
・費用が安く済む
フィリピンでの親子留学の費用を欧米と比較すると、半分から3分の1程度となります。ある程度腰を落ち着けて長期で取り組みたい場合はもちろん、まずは短い期間お試しで留学してみたいという場合にも参加しやすくなっています。
・マンツーマンレッスンが一般的
フィリピン留学の最も大きな特徴がマンツーマンで英語を学べるということです。欧米系の語学留学ではグループレッスンがほとんどで、そのため発言の時間が必然的に短くなりがちです。
マンツーマンであれば先生が個人のペースに合わせて教えてくれ、またその場で質問もできるため、限られた期間を最大限に生かして勉強できます。
関連記事:まるわかり!フィリピン留学・セブ島留学【イラスト付き】
【デメリット】
・治安の面で不安がある
フィリピンと聞いて一番に思い浮かぶのが治安の面での不安でしょう。実際に、日本に比べると治安のよくない場所もあります。しかしながら、語学留学を目的に日本人が滞在する場所は、他地域と比べて比較的安定していると言われています。ただ、夜間の行動などは避けたほうが無難です。
・衛生面での不安がある
水道水は飲まない、市内は排気ガスの量が多いのでこまめに手洗いやうがいをする、といったことは必要ですが、どれもさほど特別なことではありません。ただ、屋台の食事などは抵抗力の弱いお子さんは避けたほうが無難です。
関連記事:セブ島の治安ガイドライン。先進国の主要都市と徹底比較!
4.フィリピンのセブ島が親子留学におすすめな5つの理由
現在、人気の高まっているフィリピンの語学留学先として、リゾート地として有名なセブ島に注目が集まっています。ここではセブ島での親子留学についてもう少し詳しくみていきましょう。
4-1.英語漬けの環境&マンツーマンでみっちり確実に学べる!
親子留学の大きな目的は、渡航先でしっかり英語に触れること。セブ島の勉強スタイルはンツーマンが基本なので、内容の濃さが違います。お子さんの成長をいち早く感じられることでしょう。現在、世界的に見てもマンツーマンの語学留学を行っているのはフィリピンのみです。
4-2.費用が安い!
セブ島留学の一番の魅力は内容が濃い学習ができることですが、それと並んでメリットとなるのが、費用の安さです。それではどれだけの差があるのか、他国の費用と比べてみましょう。
渡航先別、1週間から1ヵ月に必要な親子留学の費用
人気のハワイと比べると、マンツーマンレッスンにも関わらず、半額以下の値段で親子留学が可能となっています。大切なお子さんの教育費とはいえ、高いお金をかけたほうがいいかというとそうではありません。
かけたお金の額よりも、費用に見合った効果が得られる場所を選ぶことが大切です。セブ島での留学なら、欧米諸国への留学よりも数段実りある効果が期待できるでしょう。
4-3.日本から距離が近い
セブ島には直行便も就航しており、4~5時間で到着できます。時差も日本より1時間遅いだけなので、日本にいる家族とコミュニケーションもとりやすく、またお子さんの体にかかる負担も少なく済むでしょう。
4-4.講師が初心者に慣れており、明るく楽しい
フィリピンという南国気質だけあって性格の明るい先生が多く、レッスンを受ける側も気負うことなく取り組むことができます。お子さんも先生の陽気さに、すぐに打ち解けて楽しく学べることでしょう。
また近年は語学留学先として知名度も上がっており、いろいろな国からさまざまな英語レベルの人が訪れます。中には全く英語を話せない人もおり、そのような場合でも忍耐強く接してくれます。もし講師と性格が合わないという場合も、チェンジしてもらうことができるので安心です。
4-5.リゾートアクティビティも楽しめる
せっかくの海外留学ですので、勉強以外にもお子さんと一緒にアクティビティを楽しみたいという方も多いと思います。日本ではまだあまり知名度は高くありませんが、セブ島は世界有数のビーチリゾート地として知られており、延々と続く青い海と白い砂浜の美しさは、ハワイやフィジーなど他の場所にも劣りません。
ダイビングはもちろん、ジンベイザメツアーや島を転々と巡るアイランドホッピングツアーやアクティビティも多数用意されており、お子さんとの思い出作りもばっちりです。
5.セブ島留学の心配事(疑問点)
フィリピン語学留学の部分でも少し触れましたが、セブ島での親子留学でも不安な点はあると思います。皆さんからよく寄せられる質問を紹介します。
子どもと一緒に行くのに、セブ島って安全なの?
治安がよくないと言われるフィリピンの中でも、観光地として発展しているセブ島は比較的安定していると言われています。また、親子留学でポピュラーなのは、滞在するホテル内にスクールが一体型となっている「ホテル留学」、もしくは完全に学校敷地内で完結するキャンプスタイルなので、まず問題はありません。心配な方は日系のスクールを選べば、より日本人に合うサービスになるのでおすすめです。
滞在中に子どもが病気になっては困る、衛生面は問題ない?
水道水はホテル内であっても安全とは言えないので、ペットボトルの水やウォーターサーバーのミネラルウォーターを飲むのが一般的です。加えてセブ市内はジプニーと呼ばれる小型のバスや車が日常的に走り回っており、排気ガスの量が多いです。そのためこまめに手洗いやうがいをするなど、日本とは違う環境なのだということは理解しておく必要がありますが、神経質になるほどではありません。なぜなら大抵の場合、タクシーに乗って目的地まで移動するからです。
食事が日本人の口に合うか心配…
フィリピン料理はあまり香辛料は使わず、日本の煮物に近い料理が多いです。(参照:フィリピン名物料理とは?) しかし、親子留学であれば上に述べたようにホテルや寮で食事もついてきますので、日本人に合った味付けに調整されており安心です。ホテル外で食事をする場合も、日系オーナーのレストランも多数ありますので目安にするとよいでしょう。それでも不安な方は日本食材店がセブ市内、マクタン側にもありますので、レトルト食品や調味料、カップ麺など購入できます。
参照:買い忘れしても大丈夫!日本製品が買えるお店6店舗inセブ
6.セブ島でおすすめの語学学校
親子留学は一般の学生や社会人の留学に比べて、衛生や食事、宿泊施設、カリキュラムなどで必要とされるケアが大きく異なります。そのため、一部の学校では受け入れが難しいのが現状です。
また、留学費が安い学校は比較的大型の学校が多いですが、スタッフが一人ひとりが見なければいけない生徒さんの人数が圧倒的に多いです。そういった学校へ留学する親子さんは、他の留学生以上のサービスは期待しないでおきましょう。
親子留学におすすめなのは、多少高額になっても面倒見のよい小規模の学校や、ジュニアキャンプのような子供向けの特別なプログラムがある学校です。以下で実績のある学校をご紹介します。
関連記事:0から分かるセブ島親子留学&ジュニアキャンプ(前半)
7.親子留学に必要な持ち物
それでは最後に、親子留学に必要なものをまとめました。もう親子留学を決めた方もそうでない方も、参考にしてみてください。
・パスポート
・航空券
・クレジットカード
・現金
・海外でも引き落とせる銀行カード
・旅行保険証書
・学校の入学許可証
・洋服類
・日用品類
・常備薬
・電子機器類
・文房具類
・食品(お菓子、調味料)
こちらの記事もご覧ください:【完全網羅】フィリピンセブ島留学・旅行時の持ち物リスト
8.まとめ
親子留学は親御さんにもお子さんにもメリットがある留学です。ハワイやイギリスなど人気の国もいくつかありますが、それぞれにいい点や悪い点があります。せっかくお金をかけるのならば、効果が最大限に得られる場所を検討するのが一番よいでしょう。
大切なのはかけたお金の額ではなく、その額に見合った教育や体験をわが子にさせてあげられたかだと思います。
以上の面からみても、費用対効果が得られるセブ島への親子留学は非常にメリットが大きいといえるでしょう。
しかしいきなり留学は不安、という場合はオンライン英会話などもありますので、実際にフィリピン人講師と話をしてみて雰囲気を味わってみるのもおすすめです。
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