みなさん初めまして、ライターのスペッキオと申します。
私は2018年11月~2019年2月の4か月間、セブの「English Fella]という学校に留学し、英語を学んでおりました。
その後、ワーキングホリデービザにてニュージーランドで1 年3か月生活していました。
突然ですが、みなさんは「フィリピン留学」に興味はありますか?
お得な費用で、短期間ながら非常に高い英語力の向上が約束されているフィリピンでの語学留学。コスパ面だけで言えば、間違いなく最強の英語上達の道と言えるでしょう。
しかしながら、世間の常識である「そんな甘い話はない」という認識が働き、高コスパで素敵なフィリピン留学にも様々な不安をお持ちだと思います。
中でも、この悩みは大きいんじゃないでしょうか。
「フィリピンのご飯って美味しいの?」
そう、食事は生活する上で非常に大事な要因ですよね。
留学のような長期に渡って滞在する環境での食事の悩みは、大問題と言っても過言ではありません。
日々の生活はもちろん、語学勉強へのクオリティにも大きく関わってきます。悪質な食事では勉強も捗りませんが、逆に質の高い食事を日々取れば間違いなく成長に拍車が掛かります。
「フィリピン留学の食事って基本どうしてるの?」
「お腹壊さない? 食中毒にならない?」
「なんか美味しくなさそう・・・」
上記のようなフィリピン留学の食事に疑問を持つ方に向けて、本記事ではフィリピンで4ヶ月ほどセブ留学した経験を持つ私が、実体験をもとにリアルにお話ししていきます。
フィリピンの学校での基本の食事
早速ですが、留学での学校生活における基本の食事のスタイルを解説していきましょう。
と、その前に。
私がお世話になった学校の紹介を眠くならない程度にざっと説明します。
セブ島にある「English Fella(イングリッシュ フェラ)」という名前の語学学校に、2018年11月〜2019年2月の4ヶ月ほど在籍し、英語の勉強をしていました。
本当に良い学校でしたよ。
カリキュラムや講師、施設のグレードなど、おすすめポイントは枚挙にいとまがありません。
うん、本当に良い学校だった。
しかし、この記事の本筋ではありませんので割愛するとして、食事にフォーカスして話していきましょう。
この学校では、基本的に「バイキングビュッフェ」方式で、朝昼晩3食とも食事を提供してくれます。
費用も入学金に含まれているので、会計の煩わしさはありません。気軽に好きな時にフラっと行ける感じですね。
雰囲気は、こんな感じですね。写真はお昼時の混み合うピーク時ですが、ピーク時以外はだいぶゆったりした空間で食事を楽しめますよ。
何種類ものメニューから各自好きなものを好きな量で取り、食事を楽しむことができます。
もちろんおかわり自由です、バイキングですから。
朝食は基本的に固定のメニューだったように記憶しています。
とはいえかなり豊富なラインナップでした。トーストやフレーク、ご飯などの基本となる炭水化物はもちろん、サラダやフルーツ、スープなど朝からテンションを盛り立ててくれるものばかりです。
昼・夜の食事ですが、生徒たちの飽きが来ないように献立が毎日変わっていきます。
中華をテーマとしたメニューの日もあれば、イタリアンを意識したメニューの日もあり、本当に工夫が凝らされていて、単調になりがちな学校の食事に見事に彩を加えていました。
ランクの高い給食みたいなイメージですかね。写真は、食堂のお姉さんおばちゃん方です、毎食この姿からパワーを貰っていました。
学校の食事のメリット
さて、学校で提供される基本的な食事のイメージは掴んで頂けたと思います。
でも、肝心の気になる点がありますよね。
「美味しいの?」
そう、なんならイチバン大事なところです。
ダラダラと結論を伸ばすのもよくないので、はっきり言います。
「日本人の舌にも合って、美味しい!」
ですね。
個人差があるのでなんとも言えないところですが、筆者の舌にはなかなかに美味しく感じさせる食事でした。
しかし、「いや、あんま美味くねーよ」と愚痴をこぼしていた人たちも一定数いたこともまた事実です。
なるべく客観的に、自分なりのメリットとデメリットをまとめてみました。
【メリット】
・ハズレのない味で、安定感がある
・種類が豊富で、ラインナップに彩がある
・食べたい時に食べたいだけ、食べられる
ざっくりまとめると上記の3つですね。
低価格の海外での食事という視点から見るとかなり高水準で安定感のある食事です。前述した通り種類が多数あり、バイキングの楽しさがあります。
学校の食事のデメリット
さて、今までかなり肯定的な明るい面ばかり記述してきましたが、当然短所となるデメリットも存在します。
【デメリット】
・最初は、お腹が痛くなる
・衛生面に少し不安がある
・やっぱり味が単調で飽きが来る
ひとつずつ見ていきましょう。
お腹が痛くなる
海外あるあるですが、フィリピンも同じでした。私の場合、フィリピンの食事を初めて口にしてから1週間ほどお腹がゆるくなった記憶があります。
とはいえ、たった1週間ほどで体は適応してくれました。酷い腹痛や下痢などではなく、ちょっとお腹がゆるくて違和感を感じる程度でした。
もちろん個人差があるので一概には言えません。
しかし、情けないことに私は神経性の腹痛持ちなんですが、そんな貧弱な胃腸の人間でも1週間で対応できたことを鑑みるに、そこまで大きなデメリットではないでしょう。
もちろん正露丸は必需品です。
衛生面に不安がある
これもお国柄というか環境のことを考慮すれば仕方のないことなのですが、確かに衛生面はそこまでよくありません。
そんな若干衛生面で不安のあるフィリピンですが、あくまで「日本と比べると」です。
清潔な国の代表国である日本と比べると、そりゃどの国も分が悪いって感じですね。それに人間は何事にも慣れる生き物です。潔癖症の私が最終的にストレスフリーで食事を楽しめたことからも、あまり大きなデメリットではないかと思われます。
食事の衛生面が気になる方は日系の語学学校がおすすめです。日本人がオーナーということもあり、日本人留学生が多いため食事の衛生面や味が韓国系よりも担保されている場合が多いです。
味が単調で飽きる
こればっかりは仕方がないところですが、確かに大問題です。いくら学校陣営が工夫を凝らしてくれていても、単調な味付けから「日本の飯の方が全然美味いよ・・・」と感じてしまう人も少なくありません。
ホームシックもこれに拍車をかける一因なのかも知れません。
しかし、もちろん対策はあります!対策というか、楽しみにまで昇華できる方法ですね。
それは「たまの外食を楽しむ」です。
めっちゃシンプルですよね。
でも、こんな当たり前な行為が効果的なんです。
上記のように飽きが来る、という悩みは日本だろうとどこにいても変わらないと考えています。だったら、単純に学校の外に出て、美味しいものを食べに行けば良いんです。
外食を楽しむのがおすすめ!
私の場合、学校の食事に飽きて「あ〜なんか食べる気しないな〜、勉強のやる気もしね〜な〜」なんてブルーな気持ちになった時、迷わず学校外のご飯屋さんで食事を楽しむようにしていました。
学校から少し歩けば、ご飯を食べられるお店はたくさんあったのです。それにタクシーを使えば星の数ほどの選択肢になります。
私はよく近場の韓国料理屋さんに行っていました。
スパイシーなチゲスープとジューシーなサムギョプサルは、正直何度食べたか覚えていません。
本当に美味しかったなぁ。
もちろんフィリピンならではのご当地料理も美味しかったです。
レチョンという肉料理は日本人の口にも合うオススメのフィリピンフードです。ハロハロというスイーツもよく食べましたね。フィリピンではごく一般的な、パロットという食べ物はインパクトが大きかったですね。
卵を使った食べ物なのですが、卵内でひよこが孵化する前のタイミングの卵をそのまま食すと言うフィリピンのソウルフード・・・。
味は記述しませんので、是非ともご自身の舌で確かめて頂きたいです。
他にもさまざまな種類のご飯屋さんが多数点在しています。
日本食専門店もあります。行くところ行けば、牛丼屋の吉野家なんてのもあります。吉野家のチェーン展開力はすごいですよね。
ファストフードも外せません。
フィリピンには大手ハンバーガーチェーンであるマクドナルドがほとんどありません。
何故なら「ジョリビー」という名称のハンバーガー屋さんがフィリピンでは圧倒的に人気で、マクドナルドの侵略を許さないほどの影響力を持つからです。
それだけのポテンシャルを持つジョリビーの味は、言うまでもなく絶品です。とんでもない店舗数を誇っているので、是非気軽に食べて頂きたいです。
外食についてだーっと記述しましたが、学校の食事に飽きてしまった際に気分転換として外食という選択肢を持つことは悪くありません。
金銭面だけ見れば学校に篭ってずっと食事することが正解なのですが、たまの外食によってリフレッシュすることは非常に大切です。
フィリピンという世界を楽しむにはもってこいですし、多くの知見が手に入ります。いつもと異なる場所で海外の仲間と会話を楽しむことで、間違いなく英語力は向上するでしょう。英語のアウトプットとしても非常に優秀な手段であることに、私は強い確信を持っています。
飲料水について
少し食事というテーマから外れますが、飲料水について記述しておきます。
1日8時間喋りっぱなしの場合は、喉がものすごく渇きます。そのため、水分摂取の量は半端じゃありません。逆に飲まないと喉をやられるぐらいです。
私がお世話になっていた「English Fella」では、学校の随所にウォーターサーバーがあり、いつでも誰でも水が飲める環境が整っています。ペットボトルやタンブラー、水筒に水を詰めて四六時中飲める状況にしておくことが常識でした。どの学校でもウォーターサーバーは設置されていますが、これらの水は基本的に安全です。
もし「いや、それでもフィリピンの水は濾過がしっかりしているかわからないから不安・・・」という方は、コンビニで蒸留水のペットボトルを購入できますのでご安心ください。
たいてい学校内の売店で販売されて言います。
まとめ
さて、本記事では「フィリピン留学の食事」をテーマに情報をお届けしました。
「English Fella」というセブの学校にフォーカスした情報を簡単にですが、まとめておきましょう。
・食事は、バイキングビュッフェ方式で提供される
・ラインナップが豊富で、日替わりで内容が変わる
・初めのうちはお腹を壊すことがある(もちろん、お腹を壊さない人も多い)
・衛生面が若干悪い
・飽きやすい
・外食は、多くの選択肢がある
・水分補給はかなり大切
あくまで個人的な情報ばかりなので、食事に関するメリットもデメリットも実際はまだまだ数多く存在することだと思います。
総評すると「フィリピンの食事は、決して悪いものではない」という結論ですね。
自身で多くの判断材料から選択することができる環境であるなら、フィリピンの語学留学における食事は大きな成長を促すファクターとなることでしょう。
もし、食事面で不安からフィリピン留学へ二の足を踏んでいる方がいらっしゃるなら、迷わずフィリピンに飛び出すことを強くオススメします。間違いなく、あなたの世界は広がりますよ。
フィリピン料理を楽しむ目的で訪れることでも、素晴らしい経験になることを確信しています。
以上、ライターのスペッキオでした。
留学中の食事に関してはこちら。
>>フィリピン留学中の食事はどうする?ローカル食堂から日本食レストランまで
フィリピンの食事で注意すべきものは?
>>【決定版】セブ島の食事ガイドライン。注意すべき食べ物・飲み物をランク別でご紹介
フィリピン留学の食事についてのQ&A
食事に重点を置きたい方は、日本食レストランで働いていたシェフを雇っていたり、食事に力を入れているか確認してみましょう。