フィリピンでビールといえば何を思い浮かべますか。
ほとんどの人が「サンミゲル」と答えるのではないでしょうか。実際、セブにはサンミゲルの製造工場もありますから皆さんの目に触れることも多いと思います。
レストランに行けば「サンミゲル・ピルセン」に「ライト」はまず置いてありますし、すこしアルコールが強めの「レッドホース」などもお馴染み。その他には日本食レストランで日本のビール銘柄が用意されていたり、お洒落なバーなどで欧米のブランドを目にすることもありますが、基本的にはサンミゲルが圧倒的なシェアを占めています。
「たまには他のビールも飲みたいなぁ」と思ったビール党のあなた!朗報です。
実はフィリピンのローカル・クラフトビールが楽しめるお店があるのです。
その中でも『 Isla Ora Pizza Co. 』と『 Baguio Craft Brewery 』が I.T. パーク内に出店しています。
今回はそんなクラフトビールを扱っているこの2店をご紹介します。
クラフトビールとは
でも、そもそも『クラフトビール』って普通のビールとは何が違うのでしょうか。
「クラフトビール(Craft Beer)」とは、小規模なビール醸造所でビール職人が精魂込めて造っているビールです。ビール職人が造り出す高品質なビールを「手工芸品(Craft)」に例えて、クラフトビールと呼びます。
(『クラフトビール東京』ウェブサイトより引用)
なるほど、職人が丁寧に作っているビールということですね。
ビールというとドイツやベルギーなどのヨーロッパのイメージが強いですが、この南国のフィリピンでもクラフトビールを製造しているというのは驚きです。
店舗の場所
Isla Ora Pizza と Baguio Craft Brewery は、どちらの店も I.T. パーク内のガーデンブロックというエリアにあります。
お互いの店舗は歩いて1分程度の近距離です。
Isla Ora Pizza
Isla Ora Pizza. Co は、名前の通りピザの販売スタンドです。
本店はセブ市内のマボロ地区にあり、そのほかにはマンダウエ市のセブ医科大学(CDU)の前にも出店しています。
今回ご紹介するのは、I.T. パークの屋台村『 Sugbo Mercado 』に出店している店舗です。
Sugbo Mercado は、何度かこのウェブサイトでもご紹介しているセブの『夜市』といった雰囲気の屋台村です。その一角にこじんまりとコンテナを店舗にしたブースがあります。
ここが Isla Ora の店舗です。ただテントを貼った店舗が多い中、コンテナでしっかりとブースを作っているのはここだけなので、すぐに探し出せると思います。
カウンターに早速クラフトビールのボトルが並んでいます。どれも色鮮やかなラベルが貼られ、見た目も楽しいですね。
Isla Ora のクラフトビールの特徴は、その多くがセブ島で作られたクラフトビールということ。折角セブに滞在しているのであれば、ローカルなビールを飲んでみたいですね。
こちらのクラフトビールのお値段は150ペソ。サンミゲルの約2倍ですね・・・
早速、先ほどの写真の左から3番目の『 People Power Pale Ale 』を注文してみました。しかし、変わった名前の銘柄ですね・・・名前からは味が全く想像できない。
実際に味わってみると、とてもフルーティで飲みやすい味わいでした。友人たちと複数のボトルを注文して飲み比べしても良いかもしれませんね。
ちなみに屋台村ということもあり、提供される際はボトルではなく紙コップに注いでもらった状態で手渡されます。そのため、カラフルなボトルのラベルは店舗のカウンターで見本を眺めるだけとなりますのでご了承ください。
こちらの店舗は Sugbo Mercado がオープンする木曜日から日曜日にかけての週末のみ開店しています。そのため月曜日から水曜日の間は閉店していますのでご注意ください。
どうしても月曜から水曜に飲みたい場合は、マボロか CDU の支店に行きましょう。
Baguio Craft Brewery
続いてご紹介するのは、Sugbo Mercado から歩いてすぐ、目の前に位置する Baguio Craft Brewery です。
店名に Craft Brewery とあるように、クラフトビールの専門店です。
こじんまりとした店舗で注文カウンターの他は、屋外の客席でビールを楽しめるようになっています。
お洒落な店舗は最近流行りのインスタグラムの素材としてもいいかもしれません。
ご覧の通り、クラフトビールの銘柄がたくさん並んでいます。
Baguio Craft Brewery はその名の通りバギオ産のクラフトビールを中心に扱っています。
しかし、銘柄が多すぎてどれを注文していいか分かりませんね。
でもご安心ください。こちらのお店では試飲ができます。
小さなワンショットグラスにビールを注いでもらい、気になる銘柄を味見してみましょう。
こちらのお店は本当に種類が豊富。フルーツのフレーバーのクラフトビールもあれば、スタウトなどの黒ビール、エールやラガーも揃えています。
ほとんどのクラフトビールが一杯240ペソで提供されています。サンミゲルの3〜4倍の価格ですね。
なかには『 Message in a bottle 』や『 Englishman in New York 』という、何故か洋楽のタイトルを冠した銘柄もありました。名前からは味が分かりませんね・・・
どれも美味しそうだし、いろいろ試してみたいという方は6種類の銘柄を一度に楽しめるセットがお得です。
この6種類セットの場合は、少し小さめのグラスに6種類のクラフトビールを注いで少しずつ味わえるようになっています。友人など複数人でお店に訪れた際は利用してみるといいでしょう。
でも、6種類のビールが一度に運ばれてきても「どれがどれだかわからない!?」。
でも、ご安心ください。
グラスを持ち上げると、底に各銘柄のプレートが置いてあります。
でも飲み終わるまで気付かなかったらどうするのだろう・・・
手前の3銘柄はフルーツビールです。左からパッションフルーツ、ストロベリー、そしてキウイ。実際に味わってみると、本当にフルーツの甘い香りが口一杯に広がってとても美味しかったです。特に女性にとっては飲みやすいビールだと思います。
まとめ
セブではビールも比較的安く購入できるので、ビール好きの方は夕食時などに気軽に楽しめると思います。
サンミゲルは美味しくて人気ですが、たまには他のビールも味わってみたいと思ったら、フィリピン産のクラフトビールを味わってみましょう。
いろんなテイストが楽しめるので、数ある銘柄の中から自分のお気に入りを見つけることができると思います。
ただ、一般のビールと比べてお値段は高め。ちょっと贅沢を満喫するという意味でクラフトビールを楽しむのもいいかもしれませんね。
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